


| 結論 | CO2なしでも育つ、丈夫な前景〜中景向きの水草です |
|---|---|
| 難易度 | やさしい |
| 光量 | 弱い光〜中程度の光 |
| CO2 | なくても育つ |
| 水温 | 22〜28℃ |
| 価格 | 1,000円〜 |
クリプトコリネ ベケッチーは、クリプトコリネの仲間のなかでも丈夫で育てやすい陰性水草です。強い光は必要なく、CO2を添加しなくても時間をかけて育ちます。初めて水草を植える水槽にも向いていて、根を張ってしまえば長く楽しめます。
クリプトコリネ ベケッチーは、細長い楕円形の葉が根元から広がる陰性水草です。葉の表は落ち着いたオリーブ色から茶緑色で、裏側が赤みを帯びることがあり、水槽に自然な深みを出してくれます。葉の縁にゆるやかな波打ちが出るのも特徴で、環境になじむと株がこんもりとまとまります。
| 分類 | サトイモ科クリプトコリネ属 |
|---|---|
| 学名 | Cryptocoryne beckettii |
| 似た水草 | クリプトコリネ ウェンティ、クリプトコリネ ペッチー |
| 別名 | ベケッティ |
| 葉のサイズ | 草丈10〜20cmほど |
| 難易度 | やさしい |
| 成長速度 | 遅い |
| 配置 | 前景〜中景 |
| 水温 | 22〜28℃ |
| pH | 6.0〜7.5 |
| 硬度 | 軟水〜中硬水 |
| CO2 | なくても育つ |
| 光量 | 弱い光〜中程度の光 |
| 増やし方 | ランナーによる株分け |
ネットでの販売価格は1,000円〜です(楽天市場・Yahoo!ショッピングの在庫がある出品の最安値。毎週更新)。
ベケッチーは、ポットに入った組織培養の株として売られていることが多く、1ポット分や3ポット分など量を選べます。広い範囲に植えたいときは、最初から複数ポットを買っておくと、成長が遅い水草でも早く形になります。
![]()
葉の色が地味なぶん、明るい緑の水草と並べると、落ち着いた色が引き立ちます。流木や石の足元に植えると、自然な影のような役割をして、レイアウト全体が引き締まります。
水温は22〜28℃ほど、pHは弱酸性から中性あたりで安定して育ちます。極端な硬水でなければ大きな問題はなく、一般的な水道水をカルキ抜きした水でも育てやすいです。水質の急な変化は葉が溶ける原因になるので、水換えは少しずつ行うのがコツです。植えたばかりの時期は特に、一度に大量の水を替えないようにしてください。
弱い光から中程度の光で育ち、強すぎる光はかえって苔の原因になります。照明は1日8時間前後を目安にし、色温度は5000〜7000K程度の一般的な水草用ライトで十分です。

| 水槽 | 必要な明るさの目安 |
|---|---|
| 30cm水槽 | 260lm〜 |
| 45cm水槽 | 900lm〜 |
| 60cm水槽 | 1,150lm〜 |
| 90cm水槽 | 1,350lm〜 |
明るさは、ライトの箱や商品ページに書かれているルーメン(lm)の数字で比べられます。水槽のサイズに合う明るさのライトは、ライト事典のランキングから探せます。
環境が合うと、根元から地下茎のランナーを伸ばして新しい株が出てきます。子株がある程度の大きさになったら、親株との間を切り離して植え替えることもできますが、根を傷めやすいので、無理に分けずそのまま広がるのを待つのが安全です。
増えすぎた株を分けるときは、底床を軽く掘って根ごと取り出し、ランナーの根元をハサミで切ります。根をできるだけ残して植え直すと、溶けにくく、早く落ち着きます。
ベケッチーはCO2を添加しなくても枯れることなく育ち、成長はゆっくりです。CO2を添加すると葉の展開が早くなり、株の増え方もはっきり変わります。ただし、CO2の添加をはじめた直後は環境の変化で葉が溶けることがあるので、少量から始めてください。
クリプトコリネは根から養分を吸うため、根元に埋める固形肥料や栄養分のある底床があると、株の育ちがよくなります。液肥は少なめに与え、葉の色が薄くなってきたときに足す程度で十分です。
水草用の液体肥料
![]()
クリプトコリネは環境が変わると、古い葉が溶けるクリプトメルトを起こしやすい水草です。多くの場合、根が張って新しい葉が出れば回復するので、溶けた葉を取り除いて、そのまま様子を見てください。
成長がゆっくりなので、光が強すぎたり点灯時間が長すぎたりすると、葉の表面に苔が付きやすくなります。照明時間を短くして、苔を食べるエビや貝を入れると、負担を減らせます。
植え込みが浅いと、魚やエビに掘り返されて浮いてきます。根をしっかり底床に埋め、葉の付け根の部分は埋めないように植えると安定します。
草丈が低くまとまるため、30cmから60cmまでの水槽の前景〜中景に向いています。ミクロソリウムやアヌビアスなどの陰性水草と組み合わせると、光が弱めの水槽でもまとまりのあるレイアウトになります。

みんなの意見