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水槽のライトをつけっぱなしにすると電気代がかかる、眩しくて生活に支障が出る、水槽にコケ(藻)が発生する、魚が休む暇がなくなるといった様々なデメリットが生じます。
とはいえ、水槽ライトを毎日、手動でオンオフにするとつけ忘れや消し忘れをしてしまいがちです。そこでおすすめなのがタイマー付き水槽LEDライトです。
タイマー付き水槽LEDライトなら毎日、自動でライトのオンオフができるだけでなく、ライトの出力調整をして日の出や日の入りを再現することもできます。
この記事ではタイマー付き水槽LEDライトを性能を重視してコスパの良い順にランキング化しているので参考にご覧ください。
水槽LEDライトは水槽内を照らすという最低であり最大の目的があります。
ライトの設置の仕方を工夫すれば水槽内はいくらでも明るく照らすことができますが、魚鑑賞のみや余った水草をストックしておくだけが目的であれば、そこまで高い光量を求めなくても良いとも言えます。
一方でレイアウト作品を作り込みたい場合は、水草の品質も保つためにより明るく照らすことができる水槽ライトが必要になってきます。
目的に応じて必要なライトのスペックや数が変わるので、必要な予算も変わります。以下の表は目的別の必要な光量目安ですので参考にご覧ください。
目的 | 必要な光量目安 |
---|---|
魚の鑑賞のみ | 1,500lm~3,000lm |
水草育成(ストック) | 1500lm~3000lm |
レイアウト水槽 | 3600lm~ |
数値が高いほど全体が明るく見えます。弱すぎると前景水草の成長障害に繋がることもあります。
光量は高ければ良いと思いがちですが、光量が強すぎることでコケが発生しやすくなったり、葉焼けする品種も出てくるので育てる品種やレイアウトとのバランスが重要になります。
数値が高いほど光の白みが増していきます。自然光はだいたい8000ケルビン(K)と言われおり、水草水槽向けも7000〜8000ケルビン(K)となっている場合がほとんどです。10,000ケルビン以上は自然光でいうと雲一つない晴天時を示します。
水槽ライトには白チップだけで作られたライトと赤、緑、青のそれぞれの光の明るさの調整ができるRGBライトがあります。
RGBライトは水草や熱帯魚がより鮮明に見ることができ、普通のLEDライトと照らし比べると色合いが全く違うことが分かります。
上記の写真はレッドカボンバですが、色合いが全く違うことが分かります。もちろん上記の写真は育成環境が違いますが、与える栄養素に差はありません。
白チップで形成されたLEDライトでも綺麗に育てることができますが、色味を強調したい場合はRGBライトを採用した方が美しいレイアウトを完成させることができます。
ライトの種類 | ライトの価格目安 |
---|---|
LEDライト | 1万円〜4万円 |
RGBライト | 2.8万円〜4万円 |
日本メーカーで販売される最安基準値は1万円程度です。セール品や性能が劣るLEDライトは1万円を切ることがあります。魚鑑賞だけを目的とする場合は安いLEDライトでも十分な場合があります。
当サイトの90cm水槽ライトおすすめランキングは光量とコストが見合っているかを数値化して決定しています。コスパの良い製品順に紹介しますが、予算にマッチした製品を選択することも間違いではありません。
光量÷費用×共通指数-RGBpt=CP値を算出
これにより性能差のないコストパフォーマンスを出すことができます。当ランキングは水草が育つことは大前提として選出した機材の中からコスパ最強を決定しています。
RGBライトでない時はのRGBptは0点になります。
CP値は低いものほど費用対効果が高い商品になります。
Chihiros LED WRGB2 60の性能 | |||
---|---|---|---|
ルーメン | ケルビン | ||
30cm | 2,300lm | 8,000K | |
45cm | 3,600lm | ||
60cm | 4,500lm | ||
90cm | 6,200lm | ||
LEDの参考価格 | |||
30cm向け | 19,400円 | ||
45cm向け | 22,200円 | ||
60cm向け | 26,100円 | ||
90cm向け | 35,760円 | ||
コスパ値(CP値) | |||
9.3 |
タイマー付きLEDライトの中でも高出力かつ、時間に応じて柔らかみのある自然な調光設定ができるLEDライトです。RGBライト採用なので通常のLEDライトよりも魚や水草の色が色濃く鮮明に見えるようになります。
タイマー設定はスマホアプリからおこなうことで日の出、日の入りを再現することができます。コンセントタイマーに繋げても時間指定することができますが、コンセントタイマーに繋ぐと緩やかなオンオフができなくなる点に注意が必要です。
Chirosシリーズには奥行きが狭いSRIM、吊り下げタイプのVIVID2があります。WRGB2は奥行き30cm以上の水槽でも隅々まで照らすことができるバランスの取れたLEDライトなので購入して後悔することはありません。
Chihiros LED VIVID2の性能 | |||
---|---|---|---|
ルーメン | 5,500lm | ケルビン | 8000K |
LEDの参考価格 | |||
60cm~90cm 向け | 39,800円 | ||
コスパ値(CP値) | |||
9.7 |
タイマー付きLEDライトの中でも高出力かつ、時間に応じて柔らかみのある自然な調光設定ができるLEDライトです。RGBライト採用なので通常のLEDライトよりも魚や水草の色が色濃く鮮明に見えるようになります。
1位のWRGB2と比べて1000lmほど明るさが強めで60cm〜90cmの幅で使用することができるのが特徴です。それでいて、コスパ値ではほぼ差がありません。つまり、60cm以上の水槽を持っている人で、吊り下げ式かフレームに設置するかでWRGB2かVIVI2の購入を決めるのがベストということになります。
タイマー設定はスマホアプリからおこなうことで日の出、日の入りを再現することができます。コンセントタイマーに繋げても時間指定することができますが、コンセントタイマーに繋ぐと緩やかなオンオフができなくなる点に注意が必要です。
WIKRON 水槽ライトの性能 | |||
---|---|---|---|
ルーメン | ケルビン | ||
30cm | 1000lm | 7500K | |
45cm | 1600lm | ||
60cm | 2100lm | ||
90cm | 3,100lm | ||
LEDの参考価格 | |||
30cm向け | 39,800円 | ||
45cm向け | 39,800円 | ||
60cm向け | 39,800円 | ||
90cm向け | 39,800円 | ||
コスパ値(CP値) | |||
23.9 |
WIKRON水槽ライトはAmazonを中心に販売する中華製ライトです。中華製ライトと聞くと怪しい印象を持つ人も多いですが、水槽ライトとしての機能は優秀です。
タイマーはリモコンで設定し、10段階の明るさ調整で徐々に明るくすることができます。各水槽サイズの最大光量も高いため、タイマー付き水槽ライトとしてコスパの高い商品です。
Chihirosライトと比べて熱帯魚や水草の色味に深みを与えられないのは残念ですが、水槽ライトの初期投資が圧倒的に低いため、質を重視しなければアクアリウム初心者に第一におすすめしたいライトです。
Chihiros LED WRGB2 60の性能 | |||
---|---|---|---|
ルーメン | ケルビン | ||
30cm | 1,200lm | 7500K | |
45cm | 1,800lm | ||
60cm | 2,400lm | ||
90cm | 3,600lm | ||
LEDの参考価格 | |||
30cm向け | 11,800円 | ||
45cm向け | 13,200円 | ||
60cm向け | 17,230円 | ||
90cm向け | 27,150円 | ||
コスパ値(CP値) | |||
34.9 |
Chihiros LED WRGB2 SLIMは、同メーカーのノーマルやVIVID2よりもRGBチップ数が少なく、照射範囲の狭いRGBライトです。RGBライトなので魚の色味や水草の色味が別物のように濃く見えるのは一緒です。
しかし、WRGBやVIVID2よりもコスパが倍以上悪いため、値段が安くて入手しやすいChihirosライトだからと言って購入すると実質損をすると言っても過言ではありません。
とはいえ、奥行き30cmの水槽ならSLIMでも十分に全体を照らすことができるので水槽のサイズによってSLIMを購入するか検討した方が良いです。
コトブキ工芸 レイマックスの性能 | |||
---|---|---|---|
ルーメン | ケルビン | ||
60cm | 1,880lm | 9300K | |
90cm | 2780lm | ||
120cm | 3535lm | ||
LEDの参考価格 | |||
60cm向け | 12,828円 | ||
90cm向け | 18,990円 | ||
120cm向け | 22,400円 | ||
コスパ値(CP値) | |||
40.4 |
コトブキ工芸レイマックスは60cm以上の幅で展開する水槽ライトです。45cm以下のサイズはない点に注意が必要です。
24時間の自動調光や色設定ができるという説明がありますが、実際にタイマー設定をしようとすると3時間おきにしかタイマーを設定することができません。
日の出、日の入りを再現しながら徐々に明るくしたり、暗くしたりすることができます。また、天候モードがあり、一定時間になると雷を演出してチカっと光らせることもできます。
ちなみにこの商品はコンセントタイマーと繋げての使用ができません
水作ライトアップの性能 | |||
---|---|---|---|
ルーメン | ケルビン | ||
15cm | 220lm | 8000K | |
30cm | 558lm | ||
40cm | 721lm | ||
60cm | 936lm | ||
90cm | 1,500lm | ||
LEDの参考価格 | |||
15cm向け | 4,050円 | ||
30cm向け | 4,300円 | ||
45cm向け | 5,300円 | ||
60cm向け | 5,880円 | ||
90cm向け | 11,400円 | ||
コスパ値(CP値) | |||
100.7 |
水作ライトアップは低価格で購入できる水槽用LEDライトで15cm〜90cmまでの大きさで展開しています。高品質LEDライトと比べれば熱帯魚や水草の色映えはしないものの、育成においては十分な光量を発揮できるのが特徴です。
水作ライトアップだけではタイマー機能はついていませんが、専用のスマートタイマーを取り付けることで日の出〜日の入りまで、10段階の明るさに調整することができます。
品質面で見れば上位のLEDライトと比べてコスパが悪いという評価になりますが、単純に光の質は問わず、低価格で備品を揃えたい人にとっては良質な水槽ライトと言えます。
Hygger 水槽ライトの性能 | |||
---|---|---|---|
ルーメン | ケルビン | ||
30cm | 820lm | 6,500K | |
45cm | 1,120lm | ||
60cm | 1,480lm | ||
90cm | 1,980lm | ||
LEDの参考価格 | |||
30cm向け | 2,999円 | ||
45cm向け | 3,599円 | ||
60cm向け | 4,299円 | ||
90cm向け | 4,999円 | ||
コスパ値(CP値) | |||
100.8 |
Hygger水槽ライトは途中で登場したWIKRON水槽ライトと同じく、Amazonを中心に販売展開している中華製のライトになります。
タイマーは6時間、10時間、12時間の設定ができ、オンにしてから5段階の出力に分けて全灯する仕組みです。つまり、毎日同じ時間にライトを点灯させるには、一度リアルタイムでスイッチを入れる作業をする必要があります。
タイマー指定以外は長押しでライトのオンオフをする仕組みなので、タイマーコンセントと連動することができない点に注意です。
水槽サイズによって必要なルーメン値は変わります。それぞれの水槽サイズに合わせたルーメン値早見表は以下をご確認ください。
水槽規格 | まぁまぁ育つ | 十分育つ |
---|---|---|
30cm | 300~500lm | 588~1,176lm |
45cm | 750~1,000lm | 1,500~2,000lm |
60cm | 1,000~2,000lm | 2,550~3,000lm |
90cm | 1500~3000lm | 3600lm~ |
水草を健康的に育てるには最低でも8時間の点灯が必要です。ただし、赤い水草や成長が緩やかな水草は10時間の点灯が必要となるケースもあります。
長く点灯すれば良いと思って長時間つけっぱなしにするとコケがたくさん生えて水草がコケに覆われて景観を損ねたり、トリミングして除去せざるを得ない状況になったりします。最低8時間をベースに必要に応じて時間を伸ばすといった調整が必要です。