金魚が死ぬ前兆(暴れる・動かない)8つのパターンを解説
金魚が死ぬ前兆で良く見られるのは、暴れるように泳ぐ、じっとして動かない、元気がないといったことが挙げられます。これらの死ぬ前兆には死のトリガーとなる原因を前もって確認できることが多いです。
金魚の寿命は多くの品種が5年〜10年ほど生きれるのが一般的です。中には生まれつき体が弱いことから2年前後で死んでしまう個体もいますが、「あ、これ放っておくと死ぬ前兆だ!」と理解していれば、急に金魚が死んでしまうといったことを回避して生存率を上げることができるかもしれません。
本記事では金魚が死ぬ前兆を8つのパターンから解説しているので、このまま死んでしまうのか・・回避する方法はないのか探している人は参考にしてみてください。
金魚が死ぬ前兆8パターン
PHショックで暴れる
大量の水換えによる水質や水温の変動は、金魚にとって大きなストレスとなり得ます。一度に多くの水を交換することで、pHショックや水温ショックを引き起こし、これが原因で死に至ることもあります。
死ぬ前兆として暴れる様子を見たことがある人は水換えのしすぎでPHショックを引き起こし、苦しんで死んでしまった姿を見ていた可能性があります。
活動量が減る
金魚が死に近づくと、通常の活動量が著しく低下します。これには泳ぐスピードの低下や、隠れることが多くなる現象なども含まれます。活動性の低下は、老衰によるものや体調不良で見られる姿です。これに加えて病気の様子がなく、餌を以前に食べなくなる様子が見られたら死期が近い可能性があります。
以前より餌を食べなくなる
健康な金魚は通常、食欲旺盛ですが、病気やストレスが原因で食欲がなくなることがあります。また、死期が近く弱った金魚は餌を食べなくなっていきます。餌を与えても食べない場合は、放っておくことはせず、水質を悪化防止の観点から時間が経ったら餌を回収した方が良いです。
水面での呼吸が増える
死期が近い金魚の中には呼吸がうまくできないケースも含まれます。
このケースは寿命によるものでなく、金魚が水面で頻繁に呼吸をする場合は、酸素不足や水質の悪化のサインであることが多いです。エラの動きが早い時は水質悪化によって、死ぬ寸前状態の可能性が高いので水換えをしたり、エアレーションを強めたり、適切な濾過フィルターを使用するといった環境改善が必要です。
底に沈むことが多くなる
活発に泳ぐはずの金魚が水槽の底に留まることが多くなった場合、病気のサインや水温低下による活動量の低下が挙げられます。
水温が金魚にとって適温である状態で、底に沈むことが多くなる場合は消化不良や内臓系疾患による衰弱の可能性も捨てきれません。餌を与えすぎていないかを確認し、多ければ量を減らしたり、一定期間断食をして回復を見守るといった方法も必要です。
水温や餌の与える量に共に問題なく、金魚の飼育年数が5年以上経過している場合は老衰によるものの可能性があります。
体色が褪色や変色する
金魚の色が薄くなったり、異常な色へと変わることは、病気やストレスの兆候が顕著に出ているといっても良いでしょう。特に白い斑点やぼやけた目は、白点病や白雲病、ミズカビ病の可能性があります。
また、単に発色が悪い状態の時はストレスを極度に感じている可能性があります。環境が変わらないのに薄くなった時は水質が悪化している可能性があるので、水質検査をしつつ必要に応じて水換えが必要です。
金魚の体が黒く変色している場合は、白雲病などの病気の治りかけの可能性があります。水温を上げてストレスがかからない環境にすることで色を戻すことができます。
目が突出してくる
目の突出は通常、水質悪化によって免疫が落ち、エロモナス菌に感染などのストレスにより内部の圧力の増加によって引き起こされる病気です。これは「ポップアイ」と呼ばれる病状で、これといって確立した治療がないのが特徴です。
グリーンFゴールド顆粒や観パラDによって薬浴をすることで改善することもありますが、ポップアイまで進行した金魚はそのまま死んでしまうことも多々あります。死んでしまう原因の多くは水質悪化によるダメージを受けすぎていたり、そこから環境改善することに失敗してしまうことが挙げられます。
ひれの状態の変化
ひれの状態が悪くなる原因には金魚同士の喧嘩やいじめ、水質悪化による尾ぐされ病の発症が挙げられます。喧嘩やいじめはエスカレートするとストレスによって死んでしまう可能性があります。
また、尾ぐされ病は軽度な病気と言われがちですが、放っておくとエラに感染した場合、呼吸困難に陥って死んでしまう恐れがあるので油断できません。
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