金魚に「こぶ」ができた!考えられる病気の原因と治療方法まとめ
金魚に「こぶ」が現れる原因は大きく2つが考えられます。1つ目は寄生虫の感染、2つ目は低水温や水質が悪いことで発症することが知られています。適切な水質管理、栄養バランスの取れた餌やり、ストレスを最小限に抑えることが、金魚のこぶ対策になります。
もし、こぶが発生した際には、水質改善や薬浴などの治療が必要になります。本記事では金魚に「こぶ」ができた時に考えられる病気とそれぞれの治療方法、予防策をまとめています。
金魚に「こぶ」ができる病気とは?
寄生虫「イカリムシ病」
金魚の体やひれに小さなこぶが現れるイカリムシ病は、寄生虫が原因で起こります。この病気は、水質の悪化やストレスが原因で免疫力が低下した金魚に発生しやすいとされています。
イカリムシ病に感染すると、金魚は食欲不振になったり活動量が減って動かなくなったりします。早期発見と適切な治療を行わないと死に至ります。
ポックス病
ポックス病は、金魚の皮膚に白いこぶや斑点が現れる病気です。
低水温での発生が多く、特に冬場に見られることが多いです。この病気は直接的な治療法がなく、環境を改善することで自然治癒を促す必要があります。ポックス病は他の金魚には感染しにくいとされていますが、感染した金魚が回復するには快適な水温や水質を用意してあげる必要があります。
金魚にこぶができる原因
環境が原因「水質が悪い・水温が低い」
金魚の飼育環境が不適切な場合、こぶができる原因となります。特に水質の悪化や水温の低下は、金魚の免疫力を下げ、病気にかかりやすくします。定期的な水換えや適切な水温の維持が、健康を保つためには必要です。
栄養不足による免疫力の低下
栄養不足も金魚の免疫力を低下させる一因です。バランスの取れた餌を与えることで、免疫力を維持し、病気のリスクを減らすことができます。
過剰な餌やりによる影響
逆に、過剰な餌やりは水質を悪化させ、金魚にストレスを与える原因となります。適量の餌やりを心がけ、水質管理に努めることが重要です。
水質やいじめなどのストレス
水質の悪化や他の魚によるいじめも、金魚にとって大きなストレスとなります。ストレスは免疫力を低下させ、病気を引き起こす可能性があります。適切な飼育環境の提供が、健康維持には不可欠です。
金魚にこぶができた時の治療方法
水換えをして水質改善する
こぶができた場合、まずは水質の改善から始めましょう。定期的な水換えは、病気の治療と予防に効果的です。清潔な水は、金魚が健康を取り戻すための基本条件です。
栄養バランスの良い餌に変える
栄養バランスの良い餌への変更も、治療において重要です。免疫力を高め、病気に対する抵抗力をつけるためには、質の高い餌を選ぶことが大切です。
寄生虫なら薬浴で除去する
寄生虫が原因でこぶができた場合は、薬浴が効果的です。イカリムシ(寄生虫)が目に見える場合は、ピンセットで取り除く必要があります。池などの大きい環境で育てている場合は、トロピカルNやレスバーミンを使用して全体を薬浴の対象とします。
トロピカルNやレスバーミンは成虫には効果がないため、特定の金魚は寄生虫を取り除いた後はエルバージュエースや観パラDを使用して回復を目指します。
塩水浴でストレス軽減と外傷の回復
塩水浴は、金魚のストレス軽減や外傷の回復に役立ちます。1Lに対して0.5%の塩分濃度になる塩を用意し、塩水を作ります。塩水浴を3日〜7日間することで、免疫力の回復や傷口の回復が見込めます。
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