


| 結論 | 生態系を乱し、金魚自身も生きにくいから |
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金魚を川や池に逃がしてはいけないのは、在来の生き物や水辺の環境に影響を与えるおそれがあり、逃がされた金魚自身も安全に生きられるとは限らないからです。かわいそうだから自然に帰してあげたい、という優しい気持ちからの行動でも、結果は金魚にも自然にもつらいものになりがちです。飼いきれないと感じたときに取れる方法もあわせてお伝えします。
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金魚は大きく育つため、最初から余裕のある水槽を用意しておくと、飼いきれなくなる事態を防ぎやすくなります。 価格は1,499円前後です(毎週更新)。
金魚は長い年月をかけて人が観賞用に改良してきた魚で、もともと日本の川にいた魚ではありません。
金魚は中国原産のフナの仲間から作り出された魚です。日本の川や池で暮らしてきた生き物ではないため、そこに放すことは、外から別の生き物を持ち込むことになります。いわゆる外来種を増やす行為につながるので、気軽に流してよいものではありません。
ひれが長く泳ぎの遅い品種や、体の色が目立つ品種は、野外では天敵の鳥や大きな魚に見つかりやすくなります。水温の急な変化や、水質の違い、えさの不足にも弱く、短い間に弱って死んでしまうことも少なくありません。逃がしても自由になれるとは限らず、苦しい思いをさせてしまうことがあるのです。
水槽で飼われていた金魚は、見た目では元気でも、白点病や寄生虫などの原因を体に持っていることがあります。それを川に放すと、野生の魚へうつしてしまう心配があります。飼育環境で起きたことが、思わぬ形で自然に広がってしまうのです。
小さな金魚一匹くらい大丈夫、と思いがちですが、水辺の環境は繊細なバランスで成り立っています。
金魚は雑食で、水草、小さな虫、魚の卵、小さな生き物などを食べます。数が増えると、在来の生き物のえさや隠れ場所をめぐって競争が起き、もともといた生き物が減ってしまう可能性があります。
金魚はフナに近い仲間のため、野外のフナと交雑することがあるといわれています。地域ごとに受け継がれてきた在来の個体群の性質が変わってしまう心配があり、一度広がると元に戻すのは簡単ではありません。
金魚は底の泥をつついてえさを探すため、水が濁りやすくなります。また水草を食べたり抜いたりすることもあり、水中の景色や環境が変わって、ほかの生き物の住みかに影響が出る場合があります。
金魚を放すことには、環境への影響だけでなく、場所ごとのルールの問題もあります。
公園の池や河川、ため池などでは、生き物を放すことを禁じている場所が少なくありません。看板や管理者の決まりがある場合は必ず従いましょう。禁止されている場所で放すと、注意を受けることがあります。
自宅の池に放す場合でも、大雨のときにあふれたり、水路や川につながっていたりすると、結果的に外へ出てしまいます。屋外で飼うときは、流れ出さない造りになっているかを確認してください。
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引っ越しや病気、数が増えすぎたなど、飼い続けるのが難しくなることもあります。そんなときは、川に放す以外の方法を考えましょう。
家族や友人、金魚を飼っている知人に相談してみてください。金魚は長生きする魚で、大きく育つこともあるため、最初に飼育の様子や必要な水槽の大きさを伝えておくと、引き取る側も安心できます。
産卵して稚魚が増えすぎるのが悩みなら、親魚の飼育数を調整することや、稚魚を引き取ってくれる人を前もって探しておくことが大切です。卵が産まれたときに、どう育てるかを早めに決めておくと慌てずにすみます。
購入したお店や近くの観賞魚店が、相談に応じてくれる場合があります。対応はお店によって異なるので、まずは事情を話して聞いてみましょう。
逃がしてしまう悩みの多くは、飼い始めるときの見通しで防げます。
お祭りの金魚すくいで来た小さな金魚でも、きちんと育てば大きくなり、長く生きることがあります。最初は小さな容器で足りても、成長に合わせて水槽を大きくする必要があります。
飼う数が多いと水が汚れやすく、世話の負担も大きくなります。自分が無理なく続けられる数と水槽の大きさから始めるのが、金魚にも飼い主にもやさしい方法です。
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金魚を川に流すことは、在来の生き物や環境への影響があるうえ、金魚自身も生き延びにくい行為です。飼えなくなったときは、引き取ってくれる人やお店に相談するなど、自然に放さない方法を選んでください。最初から無理のない数と水槽で飼い始めることも、いちばんの予防になります。
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