金魚とメダカは混泳しない方が良い6つの理由!メダカを食べるリスクなど
金魚とメダカは日本で最も人気のある魚の品種です。どちらも飼育環境が似ていることもあり、一緒に飼育できるのでは?と考える人も多いのではないでしょうか。
例えば、祭りで迎えた金魚水槽に新たにメダカを入れたいと思ったり、メダカを買っている環境に祭りで迎えた金魚を入れたいと考えたりきっかけは様々でしょう。しかし、飼育環境が似ているとはいえ、体格が大きく違ったり、水を汚すスピードや水換え頻度に適応できるかという視点では、金魚とメダカは全く相反する生き物と言えます。このことから、一緒の水槽での飼育は危険と考えるのが賢明です。
本記事では金魚とメダカを混泳することが危険な理由やどうしても混泳させる手段について解説しているので参考にご覧ください。
金魚とメダカは混泳させて良いのか
金魚とメダカは水質に対する要求が似ており、適応できる水温も大きく異なりません。しかし、金魚は比較的大きな魚で、より多くの食事を必要とし、その結果として水質が汚れやすくなる傾向にあります。一方でメダカは小さく、飼育が容易で水を汚しにくいのが特徴です。
特性 | 金魚 | メダカ |
---|---|---|
サイズ | 15cm以上に成長 | 3cm~5cm |
水質への影響 | 水を汚しやすい | 水を汚しにくい |
飼育のしやすさ | 頻繁な水替えが必要 | 水質管理が楽 |
水温 | 広範囲に適応 | 広範囲に適応 |
社交性 | 群れを作るのが好き | 単独での飼育も可能 |
上記の早見表を見てわかるように、成長サイズの大きさによって食べられるリスクがあり、金魚は食べる量や排泄量が多いことから水質悪化を起こしやすいことを踏まえると金魚とメダカは混泳させない方が良いと言えます。
どうしても混泳させたい場合のTIPS
金魚とメダカを同じ水槽で飼育する場合、いくつか注意が必要です。大きさの差により、メダカが金魚に食べられてしまうリスクがあるため、混泳させるなら金魚が小さい時期に限定するか、セパレートを使って確立することが求められます。また、水質管理には特に注意し、水を汚しやすい金魚に合わせた頻繁な水換えが必要となります。
結論、一緒の水槽で飼育するのは大変だからおすすめはしません
金魚とメダカは混泳しない方が良い6つの理由
- 金魚がメダカをいじめる可能性がある
- 金魚がメダカを食べてしまう恐れがある
- 水が汚れるスピードが早くメダカが適用できない
- 水質悪化で病気になる恐れがある
- 掃除頻度が増える
- 餌の取り合いでどちらかが負ける恐れがある
金魚がメダカをいじめる可能性がある
金魚はその性格や行動パターンによっては、メダカをいじめる可能性があります。特に活動的であり、狭い空間ではメダカに対して攻撃的になることがあるため、メダカがストレスを感じやすくなります。
金魚がメダカを食べてしまう恐れがある
金魚は大きくなるにつれて、その口のサイズも大きくなります。そのため、自分よりサイズの小さいメダカを食べてしまう可能性があります。特に金魚が飢餓状態の時は、何でも食べようとする傾向にあるため、飼育者の知らず知らずのうちにメダカを捕食して、気づけばメダカがいないということにもなりかねません。
水が汚れるスピードが早くメダカが適用できない
金魚は比較的多くの排泄物を出します。そのため、金魚とメダカを同じ水槽で飼育すると、水が早く汚れるため、きれい水質を求めるメダカにとっては住みにくい環境になってしまうことがあります。
水質悪化で病気になる恐れがある
水質が悪化すると、病気のリスクが高まります。特にメダカはデリケートな魚であるため、水質の悪化により病気になりやすくなります。特にメダカは水質が悪くなるとヒレが閉じて動けなくなってしまうハリ病になってしまうことが多いです。ハリ病は早期の治療で治ることもありますが、進行が早いため、すぐに死んでしまうことも珍しくありません。
掃除頻度が増える
金魚の飼育には頻繁な水替えが必要ですが、水質に敏感なメダカは頻繁な水替えに弱いです。そのため、混泳させる場合は水替えのバランスを取ることが難しく、管理が大変になります。
餌の取り合いでどちらかが負ける恐れがある
金魚とメダカでは必要な餌の量や粒の大きさが異なります。同じ水槽で飼育する場合、どちらかが十分に餌を摂取できないことがあり、栄養不足に陥る可能性があります。
泳力のあるコメットや和金などの品種はメダカよりも多くの餌を食べようとしますが、逆に視力が弱いデメキンや動きの鈍いスイホウガンなどはメダカの機動力に劣って餌を十分に食べられないことになりかねません。
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