


| 結論 | 原因は浮き袋の不調で、塩浴と加温と絶食で対処します |
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金魚がひっくり返る主な原因は、消化不良による便秘などで浮き袋の働きが乱れることで、これが長引くと転覆病と呼ばれる状態になります。気づいたらすぐに別容器で塩浴を始め、水温を24度前後に保って餌を止めることが、回復を狙ういちばん確実な対処です。放っておくと浮いたままの姿勢が戻らなくなることもあるので、初期のうちに動きましょう。
ひっくり返った金魚を別容器で塩浴するために、食塩無添加の塩が必要です。
金魚がひっくり返る原因は、大きく分けて浮き袋の一時的な不調と、それが慢性化した転覆病の2つです。どちらにも、消化不良や水温の低さ、水質の悪化が深く関わっています。
浮き袋は、金魚が浮いたり沈んだりする力を調節するための器官です。ここがうまく働かないと、まっすぐ泳げなくなり、斜めになったりひっくり返ったりします。きっかけになりやすいのは、餌の食べ過ぎによる消化不良や便秘、水質の悪化、水温の低さ、ストレスなどです。生まれつきの障害でなければ、餌の量を見直し、塩浴や加温をすることで、元の姿に戻るケースがあります。

転覆病は、浮き袋の不調が長引いて、バランスを崩した状態が続く状態を指して使われることが多い言葉です。原因の仕組みは浮き袋の不調と同じですが、なかなか治らない場合にこう呼ばれる傾向があります。悪化すると、ひっくり返ったまま沈んで動かない、体が横になったまま浮いている、泳ぐ元気がなくなり餌も食べなくなる、といった様子が見られます。直接死につながる病気とは限りませんが、体力を消耗したり、ほかの病気にかかったりして弱ってしまうことがあるので、早めの対処が大切です。

体をくねらせるように泳ぐことが増える、底に体をつけて沈んでいることが多い、水面で口をぱくぱくさせる回数が増える、体がふわっと浮き上がってしまう、といった様子は浮き袋の不調のサインです。ひっくり返っていても、つつくと泳いで戻る場合もありますが、何かしらの不調が出ているので様子見だけで済ませないようにしましょう。
治し方の基本は、ストレスを減らす塩浴、代謝を助ける加温、消化管を休ませる絶食の3つを組み合わせることです。
ひっくり返った金魚は、ほかの金魚に追われたりつつかれたりしやすいので、別の容器に移して塩浴をします。塩浴は、水の塩分を金魚の体液に近づけて、浸透圧による体の負担を軽くする方法です。一般的な目安は、水1リットルに対して食塩を5g程度です。小さじすりきり1杯が約6gなので、少し控えめにすくうとよいでしょう。塩は水に溶かしてから入れ、使う塩は食塩無添加のものを選んでください。期間は1〜2週間が目安です。

水温が低いと消化の働きが落ちるため、消化不良が疑われるときは、ヒーターで24度前後まで上げます。代謝が上がることで、消化が進み、回復しやすくなります。水温は急に上げず、1日に1〜2度ずつ、ゆっくり調整してください。夏場は逆に高くなりすぎないようにファンや水槽用クーラーを使い、水温が高いと水中の酸素が減りやすいので、エアレーションも欠かさないようにします。

ひっくり返っているのに、いつも通りに餌を与え続けると、症状がなかなか改善しないことがあります。健康な金魚なら、1週間ほど餌を食べなくてもすぐに餓死することはありません。塩浴と合わせて、まずは数日から1週間ほど餌を止めて、様子を見ましょう。回復してきたら、ごく少量から再開し、少しずつ元の量に戻します。ただし、痩せている子や小さな子は、長く絶食させず、状態をよく観察してください。
食べ過ぎや冷えが原因の場合は、塩浴・加温・絶食で改善することが多く、薬は必須ではありません。ほかの病気が重なっていそうなときだけ、観賞魚用の薬を検討し、用法や用量は製品の説明書に従ってください。
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ほかの金魚につつかれないように、別容器で塩浴や治療をするために使います。 価格は1,300円前後です(毎週更新)。
ひっくり返る原因でもっとも多いのは消化不良なので、フンの様子を見るのが早期発見のコツです。
普段と色が違う、薄い色や透明に近いフンをしている、白っぽいフンが混ざっている、長いフンをぶら下げている、といった様子は消化がうまくいっていないサインです。こうした変化が見られたら、ひっくり返る前でも餌を控えめにしましょう。
餌の量は、数分で食べ切れる量が目安と言われることがありますが、不調のときや心配なときは、もっと少なく、1分程度で食べ切れる量よりさらに控えめにしましょう。浮上性の餌は空気を一緒に飲み込みやすいので、事前に水でふやかしてから与える方法もあります。

1日に何度も与えているなら、1日1回にするなど回数を減らします。与える時間は、金魚の動きが活発な日中がおすすめです。ライトを使っているなら、消灯の3時間ほど前までに済ませると、消化が進みやすくなります。

ひっくり返る状態は、治ってもまた繰り返す場合があるので、飼育環境を見直しておくことが大切です。
屋外では天気によって水温が大きく変わりますが、室内ならヒーターや水槽用クーラー、ファンを使って安定させることができます。金魚は無加温でも飼えますが、水温の変動が大きいと、転覆病だけでなく白点病や尾ぐされ病にもなりやすくなります。目安としては20〜26度ほどに保つと、活発に過ごしやすくなります。

26度前後になると活動が盛んになる一方で、水質が悪くなりやすく、エロモナス菌やカラムナリス菌などによる病気も出やすくなります。水換えの頻度、ろ過フィルターの大きさ、飼育数を見直してください。
水質が悪くなると、消化器官にも負担がかかり、消化不良からひっくり返ることがあります。水換えは1週間に1回ほどを目安に、汚れが早いときは回数を増やします。ろ過フィルターに余裕を持たせ、水槽が小さすぎる場合は、大きなものに替えたり、飼育数を減らしたりしましょう。水換えのときは、水温を合わせ、カルキを抜いた水を使います。
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加温や予防のため、水温を毎日確認するために必要です。 価格は320円前後です(毎週更新)。
飼い主さんから多い2つの疑問にお答えします。
様子見だけにはしないでください。金魚がひっくり返る原因の多くは、消化不良、浮き袋の不調、転覆病です。つつくと泳いで戻る場合でも、何らかの不調が出ている可能性があるので、餌の量を減らし、塩浴をするなど、早めに対処しましょう。
ありません。魚の種類によっては、横になって休む姿が見られますが、金魚がひっくり返るのは、浮き袋などの不調が考えられます。気づいたら、塩浴や餌の見直しを始めてください。
金魚がひっくり返ったら、別容器での塩浴、24度前後への加温、数日から1週間ほどの絶食で回復を狙います。原因の多くは消化不良なので、回復後も餌の量と回数、水温、水質を見直して、繰り返さない環境をつくりましょう。
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