金魚が白い!考えられる2つの病気と症状・治療方法まとめ
金魚の体が白くなる病気には、白点病、白雲病、水カビ病があり、それぞれ異なる原因と症状があります。これらの病気は金魚の生命に深刻な影響を及ぼすため、早期発見と適切な治療が重要です。
病気の予防と治療には、定期的な水換え、適切な水温の維持、必要に応じて塩水浴を行うことが効果的です。これらの対策は金魚の免疫力を高め、健康な環境を維持するのに役立ちます。
金魚の体が白い時の病気
白点病
金魚の白点病は、白点虫(イクチオフチリウス)という寄生虫が原因で発症します。水温の急激な変化や水質の悪化など、金魚のストレスが引き金となりやすいです。健康な金魚でも、これらの条件が揃うと感染のリスクが高まります。
白点病の症状と危険性
金魚の体やひれに米粒のような白い点が現れるのが特徴です。初期段階では見逃されがちですが、放置すると呼吸困難を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。早期発見と迅速な対応が重要です。
白雲病・ミズカビ病
白雲病は、カビの一種であるミズカビ(Saprolegnia)によって引き起こされます。主に傷ついた金魚や免疫力が低下している金魚が感染しやすいです。過密飼育や水質の悪化も発症を促進します。
白雲病の症状と危険性
金魚の体表やひれに綿のような白いカビが生えるのが特徴です。感染が進行すると、金魚の体組織が破壊され、死亡することもあります。早期の治療が必要です。白雲病は回復に向かうと白雲病だった部分が黒くなり、徐々に元の姿に戻ります。そのため、金魚が黒くなった原因には、実は白雲病になっていたこともあげられます。
金魚の体が白くなった時の注意点
水換えをして水質を保つ
金魚の健康を守るためには、定期的な水換えが不可欠です。特に病気の治療中は、水質の悪化を防ぐためにも、こまめな水換えが求められます。清潔な水は、金魚の回復を助ける重要な要素です。
水温を15度〜20度を保つ
金魚は15度〜25度の水温を好みます。この温度範囲を保つことで、金魚の免疫力を維持し、病気に対する抵抗力を高めることができます。低水温や高水温の時はいきなり水温を下げたり、上げたりするのではなく、時間をかけて適正な水温にする必要があります。
塩水浴をする
塩水浴は、金魚の病気治療において効果的な方法の一つです。適切な濃度の塩水に金魚を浸すことで、外部寄生虫を除去し、金魚の体表を保護します。ただし、塩分濃度や浸漬時間には注意が必要です。以下の記事に必要な塩の量や塩水浴の期間、戻し方をまとめているので参考にご覧ください。
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