カワコザラガイは「水草その前に」で駆除可能?駆除対策と食べる生態まとめ
ある日突然、水槽のガラスや水草についている姿をみて驚愕するであろうスネール。スネールにもいくつか種類がありますが、今回は主に「平べったく白いスネール、カワコザラガイ」について解説していきます。カワコザラガイはどこから発生したのか?害はあるのか?駆除する方法は?誰もが思う疑問を解説していきます。
カワコザラガイ(スネール)はどんな特徴?
白く小さく平べったく取りづらい
カワコザラガイは白く小さく、平べったくそれでいて手やメラニンスポンジなどで取りづらい厄介なスネールです。増殖力が非常に強く、見つけた時点で水槽内に多く分布している可能性があります。
カワコザラガイ(スネール)に害はない
カワコザラガイを始めとする水槽内に発生するスネールに害はありません。水質に大きな影響を与えたり、生体が病気になるようなこともありません。(あまりふ増え過ぎた場合、硬質に偏る場合も?そこまでの影響を感じたことは無いですが)
カワコザラガイは苔を食べる?
あまりに小さい貝であるため、苔の除去能力はあまりありませんが、食べるには食べます。増殖したあとはカワコザラガイの進んだ道が見える程度に跡が着いている場合があります。
水草の葉についた苔を除去してくれるかもしれませんが、沢山着いている方が目立つため駆除対象になってしまいがちです。
カワコザラガイは何で駆除されるの?
カワコザラガイの最大の駆除目的は景観を損ねてしまうにある場合がほとんどです。水草レイアウト水槽にはカワコザラガイが非常に目立ちます。水槽内にいてメリットはほぼ無いので駆除される対象になるという訳です。
また、放置したままにしておくと水槽をメラニンスポンジなどで掃除する際に、誤って貝でガラスを傷つける要因になったりもします。
カワコザラガイの駆除方法
カワコザラガイを食べる生体を入れる
アベニーパファーやバジスバジス、チェリーバルブはスネールを食べるとして有名です。ただ、生体の追加は障害飼育する必要な要素が加わるということ。魚の種類によっては混浴やレイアウトに制限が掛かるので絶対におすすめとは言いきれません。ただし、一番効果が臨めます。
オトシンクルスが食べる場合も
オトシンクルスやネグロ、ブッシープレコが稀に食べることがあるようです。(ほとんど見た事ありませんが)除去方法としては全くおすすめしません。
PHを下げて死滅させる
カワコザラガイなど貝類は弱酸性に傾くと貝が溶けて弱体化します。PHが5以下になるとかなり有効打になりますが、生体への不可もあるので気をつけましょう。
カワコザラガイの活かす方法(メリット)
餌として
アベニーパファーやバジスバジス、チェリーバルブ、トーマシーなどを飼育している場合は、餌を与えなくてもカワコザラガイを主食として成長してくれます。水槽内に1匹や2匹レベルであれば、こちらから餌を与えることなく大きくなってくれます。(カワコザラガイが全滅したら餌やりは必須)これくらいしかメリットはありません。
カワコザラガイは混入させないが大事
水草その前にを使ってトリートメント
カワコザラガイは無から生まれません。大体は水草に卵が付着してたり、小さいカワコザラガイが混ざっていたりが原因です。「水草その前に」を使用したり、カルキの入った水道水で洗うなどの対策が必要です。(洗っても混入してしまう場合はあります。)
「水草その前に」の使い方
2Lペットボトルに水を入れてからバケツに移しかえると量を正確に図る事ができます。水の中に「水草その前に」を投入ししっかり混ぜましょう。粉末なので完全に溶けるまで少し時間がかかります。溶けたら水草を入れて10分待ち、その後しっかり洗い流せばOKです。
水槽器材の洗浄も必要
昔使っていたフィルターやクーラーの内部にカワコザラガイが潜んでいる場合もあります。立ち上げからしばらくしてから水槽内に発生することも珍しくありません。新規で水槽を立ち上げる場合は器材の中も気を配りましょう。
炭酸水での除去は難しい
水槽用品を炭酸水に漬け込み、窒息死させるという方を多々見かけますが、実際にやってみて完全に死滅することは難しいように感じます。それよりもハイターなどの塩素剤を使用した方が確実です。
カワコザラガイを放置するのはあり?なし?
景観を気にしなきゃ放置でも良い
カワコザラガイに罪はありません。ただ見栄えが悪いだけで駆除されてしまうのも可哀想な話ですね。カワコザラガイの存在自体は無害ですので放置でも問題ありません。レイアウトによっては目立たない場合もあるので過敏になる必要も無いのです。