

バジスバジスはカメレオンフィッシュと呼ばれており、水質や周りの環境に応じて色を買える熱帯魚です。主に深く黒い身体と青いヒレをした姿を見ることができます。スネールを食べる食性があるため、スネールキラーとしてメンテナンスフィッシュの役割も持っています。
バジスバジスの情報 | |
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分類 | スズキ目 バディダエ |
学名 | Badis badis |
生息 | インド |
別名 | カメレオンフィッシュ |
大きさ | 4〜6cm |
寿命 | 2年〜4年 |
育成難易度 | |
温度 | 15度〜27度 |
水質 | PH6.0〜8.0 |
硬度 | 1〜8 |
繁殖 | 産卵床への産みつけ |
参考価格 | 350円〜 |
バジスバジスは割と丈夫な熱帯魚で初心者でも育てやすい部類です。ベタのように飼育者の顔を覚える賢さもあるため、愛らしい一面も見せてくれます。買ってきたばかりなど、導入時は隠れて出てこなったり、餌を一切食べないこともあるので、慣れるまでの1〜2週間は構いすぎないようにしましょう。
バジスバジスのオスメス判断は成熟してない段階での見極めは難しいです。若干色味がで始めた頃合であれば鮮やかな方がオスという判断のもと選別ができるかもしれません。ショップではオスとメスが間違われることもあるのであまり過信し過ぎないようにしましょう。
バジスバジスは面白いことに個体の性格が大きく異なります。稚エビすら一切攻撃せず食べることもせず混泳できる個体もいれば、見つけ次第食いかかる個体もおり様々。共通して言えることは飼い主の顔を確実に覚えてくれるため、長く飼育すると世話をしてくれる人の前にだけ現れるという場合もあります。
バジス・バジスはスネールを食べるため、スネールキラーとしても活躍します。60cm水槽に2匹もいればほぼ全滅させる事ができます。導入時は餌を与えなくても貝を主食として1ヶ月近く何も受け付けない場合も。カワコザラガイやヒラマキガイ、モノアラガイを好んでよく食べます。
スネールが大繁殖している水槽では餌付けをしなくてもスネールだけで生き続ける個体もいるほどです。
1匹あたり350円〜600円と幅が広い価格で取引されています。代用としてスカーレットジェムやタイガーバジスが売られているケースが多く、バジスバジス自体取り扱っていないアクアショップもザラにあります。また、ネット販売大手のチャームですら、欠品状態になっているケースも珍しくありません。
意外にも入手難度が高い熱帯魚です。さらに、アクアショップでさえ狙って雄雌を選んで購入できないケースもあります。
バジスバジスは縄張り意識があまり強くない魚なので、相手が攻撃してこない限りはバジスバジス側からもあまり攻撃をしかけません。ベタやアピストなど少し気性の荒さが目立つ魚と混泳させるとバジスバジスが先に攻撃を受ける場合が多いです。ただし、反撃するバジスバジスの方が機動力が高いのか、結果的に弱るのは相手の方という場合がほとんど。
様々なバジスバジスを育成してきましたが、アカムシとスネール以外は食べない子もいれば、ヤマトヌマエビの卵さえ食べるヤバい奴もいるなど差は大きいです。相対的にはヤマトヌマエビほど大きいエビでなければ捕食対象になりやすいので混泳はおすすめできません。
バジスバジスはマイペースな性格で3cm以上の平和的な熱帯魚にはほとんど干渉しません。スネール対策のメンテナンスフィッシュとして入れても無問題です。シュリンプ水槽でなければ必ず入れたいところ。
ボララスブリジッタエやボボラスマキュラータ、アクセルロディブルーといった極小熱帯魚は、3cmを超えてくるバジスバジスの捕食対象となりやすいです。上記の写真は実際に丸呑みされてしまったブリジッタエの様子。こうなって仕舞えば救う余地はありません。2cm以下の熱帯魚との混泳は避けたほうが良いでしょう。
バジスバジスがベタを襲うことはあまりないですが、バジスバジスがベタに襲われる可能性はあります。特にプラカットとの相性は悪く、高確率で襲われます。バジスバジスの方が俊敏なので、すぐに逃げられますが、混泳はできるだけ避けた方が良いでしょう。もし、混泳される場合は、隠れることができるスペースが必要になります。
バジスバジスを購入した場合、ショップからの持ち帰りでも通販でも、まずは水合わせが必要です。水合わせとは飼育環境とショップなどでの管理環境における水質をできるだけ合わせることを指します。
上記は水合わせの簡易的な一例になります。PHをより正確に慎重に合わせストレスを軽減させたい場合は点滴法とってエアチューブを使って飼育水槽から購入した袋へ一滴ずつ水を送り込んで調和せる方法がおすすめです。
バジスバジスはアカムシやエビなど肉質のあるものを好みます。乾燥アカムシは個体によっては食べません。フレークもほぼ食べることがなく食べたらラッキー程度に思いましょう。
通常の餌以外にはチェリーシュリンプやヤマトヌマエビなどが抱える卵を狙って食べることがあります。(混泳には個体差もあるが要注意)スネールも好物なので、放っておけば60cm水槽でも1匹で全滅させることが可能です。
食性は肉食のためアカムシとスネールしか基本的に食べません。フレークを口に含むことはありますが、吐き出してしまいます。筆者は数年に渡り多くのバジス・バジスを扱ってきましたが、食べたところを見たことがありません。頭の良い子だとフレークを見ただけで自分の餌ではないと判断して無視して泳ぎます。
慣れるまでの警戒心が強く、導入時は餌を食べなかったり隠れたりする個体が多いです。あらかじめ隠れることができる環境を用意してあげましょう。また、警戒心が強いがために何かに驚いて飛び跳ねる事があります。わずかな蓋の隙間からも飛び出して死んでしまう事もあります。
ただ、環境に慣れると網から逃げることもしないくらい油断します。
導入時は環境に馴染むまで食欲が大幅減退する事が多々あります。慣れてくれば自分からエサをもらいに来るまでになりますが、それまではこちらから目の前にエサを落とすなどの工夫をしましょう。もちろん、警戒して食べない日もあります。
2週間を目安に餌付けを行いましょう。また、食べるまでの動作がノロイため、他の魚にエサを先に食べられないようにピンセットで直接あげるのがベストです。
スネールを入れるはリスキーな感じがしますが、隠れている間はスネールを勝手に見つけて食べています。食べ尽くした後に環境になれ、こちらの餌を食べてくれるといった流れが多いです。理想としてはスネールがある場合にバジスバジスを入れるのがベストです。
バジスバジスは成熟するとオスのヒレがより青色に染まっていき、メスはずっしりとした見た目になってきます。メスはオスのようにヒレが青く染まらず地味な色合いになる事がほとんど。オスがメスを追いかけ回す様子が確認できたら水槽を移すかそのまま繁殖行動を見守りましょう。
一般的な熱帯魚の飼育方法と変わりなく、ウィローモスといった細かな水草を入れることで粘着性のある卵を産み付けてくれます。エアーもしっかり添加してあげることで孵化率をあげることができます。5日ほどあれば稚魚が生まれます。
石や流木そして水草等に卵を付着させ、3日程で孵化します。繁殖を促す意味でも隠れ家となるシェルターは必要です。繁殖は比較的容易ですが、確実に繁殖させたいなら、別水槽にして環境を整えるのが無難です。
稚魚は小さすぎるためブラインシュリンプを与えるようにしましょう。ブラインシュリンプは稚魚向けの餌用プランクトン。与えるにはブラインシュリンプを孵化させる段取りがあります。
バジスバジスは飛びかかるように前進して餌を食べることが多く、餌か何かと思って飛び出すことも珍しくありません。その他にも明かり、音、他の魚に追いかけられるなどの原因から飛び出すこともあります。蓋はできるだけ密閉した状態でいる方が望ましいです。
バジスバジスとフォルムが似ており、スネールキラーとして同じくらい有名な熱帯魚。バジスバジスと比べるとスカーレットジェムの方が圧倒的流通量です。また、赤い宝石とも呼ばれておりスネールキラーとしてでなく、水槽のアクセントとして入れるのもあり。
こちらもスネールキラーとして有名な熱帯魚。温厚でどの種との混泳もしやすいのがポイント。オスはとても赤く発色するので水景のアクセントとしてもオススメ。バジスバジスよりも存在感があるので他の魚やエビ類との混泳が難しいかもしれません。
淡水かつ超小型フグとして人気が高いアベニーパファー。小さいくせに割と獰猛でエビが餌食になるケースがあるのが難点です。アベニーパファーを飼育する場合、アベニーパファーがメインとなる水槽作りでないと飼育は難しいです。
ただし、スネールを好んで食べるため、スネール駆除の生体としては優秀です。
歯が伸びるため、スネールを与えて歯を削らせるという役割もあったり
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