メダカの水槽に入れてはいけないもの6選とその理由を解説
メダカを飼育する水槽は水草や土管などの隠れ家など様々なものを入れて景観を良くしたり、カスタマイズするのもメダカ飼育を楽しむ醍醐味といえます。
しかし、中にはメダカにとって害になる入れてはいけないものも存在します。メダカの水槽に入れてはいけないものを知らずに入れてしまうと、ある日突然メダカが大量死してしまったり、病気を発症する恐れもあります。本記事ではメダカの水槽に入れてはいけないものを6つ紹介しているのでぜひ参考にご覧ください。
メダカの水槽に入れてはいけないもの
- 肉食魚や攻撃的な魚
- 竹や未処理の流木
- 塗料や接着剤のついたプラスチック製品
- 金属製品
- 化学肥料や強い薬品
- 強い水流のろ過フィルター
肉食魚や攻撃的な魚
メダカは温和な性格を持つため、肉食魚や攻撃的な魚と一緒に飼うと、襲われてしまう危険があります。たとえば、ベタや大型のシクリッドなどは、メダカにとって脅威となります。
これらの魚はメダカを捕食する可能性が高いので、一緒に飼うのは避けた方が良いです。混泳させる場合は、同じく温和でサイズの近い魚を選びましょう。そうすることで、メダカが安心して泳げる環境を保つことができます。
混泳が難しい魚
- ベタ
- シクリッド類
- アピストグラマ、トーマシー、バジスバジスなどは縄張り意識が強い。
- アカヒレ
- グラミー
- バルブ類
- チェリーバルブ、タイガーバルブ、ゴールデンバルブなどは活発で攻撃的な性格が強め
竹や未処理の流木
竹や未処理の流木は、水中で有害な物質を放出する可能性があり、水質を悪化させることがあります。竹は水に浸かると油分が溶け出し、これがメダカにとって有害です。
未処理の流木も同様に、高濃度の塩分や有害物質が溶け出すことがあります。そのため、流木を使用する場合は、必ずアク抜き処理が施されているものを選びましょう。適切な処理がされている流木は、安全に使用できます。
塗料や接着剤のついたプラスチック製品
塗料や接着剤がついているプラスチック製品は、水中で有害物質を溶出する可能性があり、メダカに影響を及ぼします。特に、アクアリウム用として明示されていないプラスチック製品は塗装が剥がれたり、溶け出す可能性があるので水槽に入れるのは避けた方が良いです。アクアリウム用として販売されている製品は、安全性が確認されているため、これらを使用するようにしましょう。
金属製品
金属製品は水中で錆びやすく、その錆が水質を悪化させ、メダカにとって有害になることがあります。鉄製品などは特に避けるべきです。水槽内に入れるオブジェは、プラスチックやセラミック製のものを選ぶようにしましょう。これにより、錆びや塗装が水槽内に蔓延るリスクを避けることができます。
レイアウトによっては金属製品を入れたくなると思うけどその気持ちはグッと抑えよう
化学肥料や強い薬品
メダカと一緒に水草を育てている人で肥料を欲する人も多いのではないでしょうか。
しかし、化学肥料や強い薬品は、メダカに有害な成分を含むことが多いので、入れたタイミングで大量死につながるといった原因になる可能性があります。水草を育てる上で肥料が欲しい場合はアクアリウム用の安全な製品を選び、化学肥料や強力な水質調整剤などは、水槽内での使用を避けるべきです。
家庭菜園用などは安く仕入れやすいけど、メダカへの安全性を考えて使用はなるべく避けましょう
強い水流のろ過フィルター
メダカは水流の弱い環境を好みます。そのため、強力なフィルターを使用すると一生懸命泳ぐ必要があり、常にストレスがかかる状況になります。
ストレスがかかれば体調を崩す原因になります。本来、田んぼや池など、流れの弱い場所に生息するメダカは、穏やかな水流を好みます。水流の調整が可能なフィルターを使用し、メダカが安心して泳げる環境を作りましょう。
どうしても水流が強い場合は水槽に壁に水流が当たるようにしたり、フィルターに濾過材を詰めて弱める工夫をしよう