メダカ水槽をやる人が100均セリアで絶対買うべきグッズ8選
メダカ水槽は飼育だけでなく、繁殖や撮影をするのも楽しみの一つです。
繁殖グッズや撮影に適した道具があればもっとメダカ水槽が楽しくなりますが、これらのメダカ用品をアクアショップで購入すると高くなります。しかし、100均のセリアなら繁殖グッズや撮影に適したグッズを100円で購入することができます。
メダカ水槽を楽しむために必要な100均セリア用品をあらかじめ知っておけば商品を探すのが楽になりますし、そもそも知らない人は新たな発見につながります。
この記事では実際にセリアの商品を購入して、どんな商品なのかを1つ1つ解説しているのでぜひ参考にご覧ください。
メダカ用品を買うなら100均のセリアがおすすめな理由
ブリード(繁殖)に適したグッズが豊富
メダカを楽しむ上で欠かせないのがブリード(繁殖)や撮影グッズです。アクアリウムショップでもメダカの繁殖や綺麗に見せるためのグッズは販売していますが、小物グッズを揃えていくとあっという間に3000円〜5000円になってしまうことも珍しくありません。
しかし、100均のセリアでは2020年ごろからメダカ繁殖にや綺麗に撮影できるグッズが店頭に並びはじめ、2023年時点ではメダカに特化したグッズが多く販売されるようになりました。
100均のセリアがない地域もあるため、セリア用品がメルカリで数千円で取引されることもあるくらい人気の高い商品が登場しています。中でもメダカを綺麗に見せたり、仕分けの時に活躍する黒ボウルや撮影用ケースの人気が高いです。
ダイソーやCandoには商品が少ない
100均として有名なダイソーやCandoにもアクアリウム用品として網などが販売されていますが、メダカに関するグッズは品揃えが良いとは言えません。セリアにないからダイソーで代用するといったことができない商品もあります。
ダイソーやCaondoなどに置かれているアクアリウム用品については「100均で揃うアクアリウムグッズ」をご覧ください。
アクアメーカーよりもコスパ最強
GEXやコトブキ、Tetraなどのアクアリウムメーカーもメダカの繁殖に欠かせない産卵床や稚魚の育成に使う育成ネットを販売しています。
これらの商品も250円〜500円程度で購入ができますが、セリアなら100円で購入が可能です。耐久性や利便性を考えてもほとんど変わらないため、アクアリウムメーカーのものを購入する必要は正直ないと言っても過言ではありません。
また、外飼育でアクアリウムグッズを使用すると雨風によって劣化が進むため、ワンシーズンで捨てざるを得ないということも珍しくありません。同じ使い捨てで見れば、セリアのメダカグッズの方がコスパに優れています。
100均に売っていないメダカ用品グッズ
ここではセリアをはじめとする100均で売られていないグッズを解説しています。
ちゃんとした水槽
セリアをはじめとする100均にはちゃんとした水槽は売っていません。
金魚鉢が販売されてますが、あまり水量が少なく飼育器具を入れることができないため、飼育はできません。水量を確保できない水槽で飼育すると半日程度で水面い油膜が貼り、水中内が汚れます。
水の汚れるスピードが速いので、金魚鉢で飼育すると魚はすぐに死んでしまいます。
もし、100均で飼育できる容器を探す場合は、シューズボックスや大きいタッパなど6L以上の水を入れられる容器を選ぶようにしましょう。
例えば以下の水槽レイアウトは100均のシューズボックスを使って作られたものです。水量さえ確保できれば、メダカ飼育だけでなく、水草水槽レイアウトも楽しむことができます。
詳しくしは100均水槽レイアウトの作り方をご覧ください。
エアーポンプ(ブクブク)
エアーポンプ(ブクブク)に使うストーンは販売されていますが、本体の機材は100均には販売されていません。
メダカはエアーポンプ(ブクブク)なしでも飼育できますが、野外で飼育するときはエアーポンプは必須です。というのも、夏場は気温上昇によってビオトープや水槽の水温が上がるため、酸欠になってしまうからです。
エアーポンプなしでいるとメダカが酸欠になって死んでしまうか、水中のバクテリアが酸欠になり死ぬことで水質悪化してメダカが死んでしまうという2つのパターンがあるのでエアーポンプはあった方が良いです。
メダカ水槽をやる人が100均セリアで絶対買うべきグッズ8選
メダカの隔離ネット
メダカ水槽を増やすことができない人におすすめの隔離ネットです。メダカの稚魚や卵が親魚に食べられないように隔離するネットで、広げると浮遊します。このネットを使えば同じ水槽内で稚魚やメダカの育成ができます。
広げると高さはcm、奥行きcmの大きさになります。
上部には発泡スチロールが入っていて浮遊します。これにより水槽に入れるだけで簡単にサテライト水槽のように隔離してメダカの稚魚や卵の育成ができます。
メダカのうきわ
メダカがつける浮き輪ではなく、産卵するための産卵床を作る時に使ううきわです。
もともとは子供の遊び道具として販売されていたスポンジポールをメダカ愛好家が目をつけて切り刻んで産卵床の浮き輪として使っていたことが由来しています。
浮遊するのに十分なサイズ感なので使い勝手に優れています。また、もとよりスポンジポールを切る作業がなくなったのでメダカ愛好家に好評価され続けている商品です。
別売りの産卵床と組み合わせて使用するのが鉄板です。
メダカの産卵床(ナイロン素材)
セリアのメダカグッズで大ヒットの先駆けとなったアイテムの一つです。これは簡単に言えば食器洗いスポンジにもついているナイロンスポンジ(緑のザラザラの名称)であって、特別なものではありません。
しかし、メダカの産卵床に候補として挙げられる素材の中でナイロンスポンジとの相性が良いことから商品化されたものです。現在もナイロンスポンジを業務量レベルで購入するメダカ愛好家はいますが、セリアで売られているこの商品もアクアメーカーが販売するものよりコスパが良いので人気です。
産卵床の作り方
メダカの産卵床はそのまま素材を使用するだけでは作ることはできません。別途、セリアに販売されている「メダカの産卵床うきわ」と組み合わせて作ります。
また、メダカの産卵床はカットして使う必要があるのでハサミが必要です。
産卵床は細かく切ってしまうとバラバラになって浮き輪に差し込むことができません。そのため、約1cmだけ幅を残してハサミで切り込みを入れていきます。
切り込みはおおざっぱでよく、幅何cmにしなくてはいけない決まりはありません。写真では大体1cmくらいの間隔で切っています。
切り込みを入れたら切っていない部分を軸にして丸めていきます。「産卵床のうきわ」に差し込むため、かなり強め(つぶすように)に丸めていきます。
丸めた産卵床をうきわに押し込みます。ちょっと埋め込んだだけだとスポっと抜けてしまうことがあるのでしっかり貫通させるくらいに押し込みましょう。
これでよく見たことがある産卵床の完成です。セリアのうきわと産卵床をセットで購入すれば210円(税込)で12個作ることができるのでアクアメーカーの商品より超コスパが良いです。
メダカの産卵床(チュール素材)
メダカの産卵床のネット素材バージョンです。馴染みがないかもしれませんが、こちらもコスパに優れた商品です。産卵床を作るにはメダカの浮き輪と結束バンドが必要になります。
ナイロン素材の方がおすすめですが、ナイロン素材がないときはチュール素材を使って産卵床をつくることをおすすめします。
チュール素材を使った産卵床の作り方
産卵床(チュール素材)を適当な長さでカットします。写真では30cm〜40cm程度の大きさで切っています。
カットした産卵床(チュール素材)をまとめるように結束バンドで固定します。リボンを作るイメージで中心部に結束バンドで固定すればOKです。
メダカの浮き輪はそのまま使用しません。だいたい3分の1の大きさになるようにカットして使います。
メダカのうきわ1つで3つ分の産卵床を作れることになるので、コスパは優れています。
浮き輪に結束バンドを刺して完成です。素手で刺すことはむずかしいので、ハサミやピンセットなど尖ったもので穴をあけてから刺した方が良いです。
メダカの名札
メダカの名札とは何だ?と思うかもしれませんが、多くの改良メダカを管理している人にはおすすめの商品です。メダカの名前だけでなく、メダカの品質のグレード分けにも使用できます。
中にはつや消しされたことで書いた文字が消えにくい札とワイヤーが入っています。ワイヤーはトロ船や睡蓮鉢に巻き付けて使います。
名札は水草の品種を管理するのにも使えるのでメダカ以外でも使い道があります。
メダカの赤玉土
メダカの赤玉土はアクアメーカーのものを使用すると1Lあたり500円はします。しかし、セリアの赤玉土は0.7Lで100円なのでコスパ最強です。
「割れやすい」という声がありますが、多くはエアプ(実際に使っていない人)だったり、使う前にガシガシ洗ってしまう人の意見と思われます。
そもそもビオトープでは使用済みのソイルを使用することが多々ありますが、セリアのメダカの赤玉土は使用済みのソイルよりも丈夫なのでそう簡単に割れたり崩れません。
メダカ撮影用ケース
メダカの写真を撮るのはビオトープや水槽越しだと泳ぎ回ってしまうため、うまく写真を撮ることができません。また、背景も水草があったり、ガラス越しに家の壁が見えていると見栄えも良くありません。
しかし、撮影用ケースを使用すればメダカをうまく撮影することができます。
メダカの撮影用ケースの中身は背景板と自立できる足場が付属しています。もちろん背景板を使わずにクリアケースのみを使用することもできます。使用用途が広いのでメダカだけでなく、アクアリウムを楽しむ人は絶対買うべき商品です。
組み立てるときちんと自立した撮影ケースの完成です。
横幅が狭いので、メダカがうまく身体を反転させることができないのが、メダカ撮影用ケースの大きな特徴の一つです。これによりメダカの横姿をうまく撮影することができます。
撮影するときは上からの光も重要です。撮影するときはGEXのフラッティ(1000円で購入できるLEDライト)の相性が良いのでおすすめです。
メダカといえば背中姿も撮影したいところです。本来ならボウルに入れて真上からの撮影になりますが、撮影用ケースではメダカの背中姿を横からでも撮影ができます。
メダカが一生懸命に反転しようとするところを狙えば、メダカの背中を撮影することができます。上記の写真はiPhonSE(第二世代)で撮影したものなので、一眼レフやもっと性能の良いスマホなら綺麗に撮ることができます。
メダカのボウル
メダカのボウルは水換えの時や個体の選別、撮影など幅広い用途で使用することができます。メダカのボウルは黒以外にも白がありますが、真上からの撮影が多いことから黒ボウルが後続として販売されました。
写真のようにメダカだけを上から撮りたいときは黒ボウルに入れて撮影すると良いです。上記の写真はIPhoneSE(第二世代)です。
セリアのメダカグッズによくある質問
Q1:セリアのメダカグッズでこれは絶対買えという商品はある?
A1:メダカ撮影用ケースです。メダカ撮影用ケースは使用用途が広いのでメダカだけでなく、アクアリウムを楽しむ人は絶対買うべき商品です。メダカ撮影用ケースは地域によっては売り切れになっていることもあり、メルカリで高値で販売されていたりします。悪質な転売ヤーを減らすためにも購入はせず、セリアの店員さんに取り寄せてもらうか他のセリアへ探しに行くことが望ましいです。
Q2:メダカグッズはダイソーやCandoでも売ってる?
A2:メダカグッズはダイソーやCandoでも販売されていますが、セリアほど尖った商品は販売していません。例えば、メダカ撮影用ケースやメダカの産卵床を作る専用素材セット(浮き輪やナイロンマット)は100均の中でもセリアが初めて販売を始めた商品で現在もセリアのみで売られています。詳しくは「メダカ用品を買うならセリアがおすすめな理由」でも解説しています。