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水槽ヒーター小型おすすめ11選!7L/8W・12L/50W・24L/80W別に紹介

小型水槽におすすめのヒーター

気温が20度前後になってきたら水槽にもヒーターを設置しないと水温の急低下によって魚が白点病になったり尾ぐされ病になるリスクが高まります。

また、水温の低下は病気だけでなく、寒暖差で突然死(原因不明の死)につながりやすいです。

10月からは気温がガクッと落ちるため、熱帯魚やメダカ・金魚を飼育するならヒーターの準備は必須です。この記事では超小型水槽〜30cmキューブ水槽まで使える水槽用ヒーターを紹介しているので参考にご覧ください。

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目次

水槽ヒーターを導入する前に知っておくべきこと

GEXは壊れやすいで定評がある

GEXは他メーカーと比べて安い傾向にありますが、故障事故の報告も非常に多いことで有名です。筆者もGEX製のヒーターを使っていましたが、ヒーターが故障し多くの生体が死んでしまう出来事がありました。したがって当ブログではGEX製のヒーターはおすすめしません。

必要なワット(W)数を把握する

水槽ヒーターにはそれぞれワット数が明記されています。水槽のサイズ(水量)によって求められるワット(W)数が異なります。水量に対してヒーターのW数が低いとずっと荷電することになり、電気代が掛かるだけでなく、ヒーターも壊れやすくなります。

逆に水槽に対してヒーターのW数が高ければ水温の維持がしやすく、電気代も抑えられる可能性があります。ただし、W数が大きいものほどスペースを取るので小型水槽には合わない問題が出てきます。

水槽の適温度を知る

水草水槽であれば20〜26度の間をキープするのが望ましいです。またこれに付随して熱帯魚の適温もほとんどが20〜26度になります。外的要因によって適温から外れない23〜25あたりをキープするのが良いでしょう。水温が極端に下がると熱帯魚は泳がなくなり、最悪死んでしまうことにも繋がりかねません。

水槽ヒーターの電気代はいくら?

全国家庭電気製品公正取引協議会で定めている 1kWh単価 27.0円を元に算出しています。季節や契約によって価格は変動しますので目安程度にご覧ください。

ワット数30日/24時間の場合
10W約194円
20W約389円
30W約583円
40W約778円
50W約972円
60W約1166円
70W約1360円
80W約1555円
90W約1750円
100W約1944円

水槽用ヒーターの選び方

ヒーターのタイプは3つある

水槽を温めるヒーターはいくつか種類があります。ざっくり分けると3種類に分類することができます。

  1. オートヒーター(定められた温度にする)になっているもの
  2. サーモスタッドとヒーターが別々になっているもの
  3. 水槽の外に設置するパネルヒーター

小型水槽に適してるのはオートヒーターかパネルヒーターになります。水槽の中を広く見せたい場合は、設置を外にできるパネルヒーターが良いでしょう。

ただ、温度調節が必要なので、導入の際は気をつけて観察する必要があります。一方でオートヒーターは場所を少し取られるものの、温度調節は自動でやってくれるので設置するだけで扱いは楽です。

水量に合わせてヒーターを選ぼう

小型水槽にも0.7L〜24Lまでと幅が広いです。内容量24Lの水槽に7L向けのヒーターを入れても温まらず、24時間ヒーターのスイッチが稼働してしまうのでお金だけかかってしまいます。ヒーターの水量を確認した上で、水槽の景観とW数の兼ね合いからヒーターを選ぶのがベストです。

ボトリウムや金魚鉢はパネルヒーター

ボトルアクアリウムなどの水槽はヒーターが入らないことがほとんどなのでパネルヒーターで容器を温めるのがベスト。ただし、パネルヒーターは表面温度によって温度コントロールする商品なので、室内温度にかなり左右されます。

水槽内が冷えきってしまうことは防げるとしても、水槽温度が逆に高すぎてしまう場合もあるので扱いは特に注意が必要です。

景観も良く温度設定も楽な商品

夏も冬も温度管理してくれ、さらに水槽内もスッキリにしてくれる商品はあります。

ゼンスイから出ているTEGARU テガルです。こちらはデジタルで温度を設定でき、夏場はクーラーとして作動、冬はクーラーとして作動する優れもの。

費用はヒーター単体と比べると6〜12倍ほどする20,000円程度なのでかなり高く感じます。ただし、クーラーとしての機能もついているので夏場のクーラーや扇風機設置費を削減することができます。

7L水槽(以下)おすすめの水槽ヒーター

ベタ水槽15cmキューブ水槽20cmスリム水槽
25cm水槽
(25×16×15)
30cm水槽
(30×20×14)
15cmハイ水槽
(15×15×30)

10〜20Wのものを選ぼう

7L水槽はスペースが狭いため、レイアウトや泳域の確保のためにもヒーターはできるだけ小さいものを選ぶ必要があります。最もおすすめなのは、水槽内に設置する必要がないパネルヒーター型。

ただし、外的温度で調整するものなので、部屋があまりに寒いといった場合は、期待温度以上で設定しないといけないため、調節が難しいです。初心者の方は自動で温度管理ができる水槽内設置型のヒーターを選びましょう。

ビバリア マルチパネルヒーター 8W

ビバリアマルチパネルヒーターは水槽内に設置しなくて良いため、水槽内を最大限に活用できます。外的温度によって設定温度が変わってくるので、導入の際は1日〜2日を通りして水温変化をよくチェックしましょう。8Wなので30日あたりのランニングコストは161円程度になります。

ニッソー マイクロディスクヒーター 10W

ニッソーのマイクロディスクヒーターは縦横どちらの置き方をしても大丈夫なヒーターです。小さく、薄いため、水槽内を圧迫しないのがおすすめポイント。水草や流木の後ろなど隠しやすいので目立ちません。

20cmスリム水槽までは使用できますが、20cmキューブ水槽になってくると出力が足りないので20Wタイプを購入しましょう。10Wタイプは30日あたりのランニングコストは200円程度になります。

ニッソーマイクロディスクヒーターの価格が現在高騰しており安くても4000円、平均すると6000円という価格になっています。見た目はとても良いですが、ヒーター相場よりも倍の値段がするので手を出しづらいですね。

コトブキ工芸 コンパクトオート 21W

コンパクトオート21Wは、7L水槽におすすめするヒーター中では高出力になります。すぐに水槽内を温め、温度を保ちやすいです。小さい四角い形状であまり目立ちません。ベタ水槽に用いられることが多いメジャー商品です。

水槽の四隅のどこかに設置するのがおすすめ。21Wなので30日あたりのランニングコストは423円程度になります。本体価格はこのサイズ感では2500円〜3000円とちょっと高め。

エヴァリス プリセット オートヒーター 20

ベタ飼育者に人気な商品

エヴァリスプリセットオートヒーターは小さく、不自然な隙間を生まない構造のため、ベタやその他稚魚が挟まって死んでしまうといった事故を防ぐことができます。

また、縦横に捉われず設置できるので小さいレイアウトを最大限に活かすことができます。本体価格も1700円前後と購入しやすい価格帯に設定されています。

12L水槽(以下)おすすめの水槽ヒーター

20cmキューブ水槽25cm水槽
(25×17×21)
30cm水槽
(奥20×高25cm)
40cm水槽
(40×16×22)

40〜50Wを目安に選ぼう

ワット数の高いものを選び、温度の振り幅を小さくするやり方もアリ。ただ、ワット数が大きくなるほどヒーターの大きさが大きくなるので、無難なのは40〜50Wの水中ヒーターです。(30日24時間フル稼働した場合のランニングコストは800円以上になります。)

ビバリア マルチパネルヒーター 14W

出力が高くなると面積も大きなるパネルヒーターですが、水槽内を広く見せるにはやはりおすすめ。薄めの発泡スチロールを敷いて温度調節するなど工夫して使いましょう。30日使い続けた場合のランニングコストは282円程度になります。

エヴァリス プリセットオートヒーター 40 ST

13Lまでカバーできるヒーター。サイズは小さく薄型なのでレイアウトの邪魔になりづらいです。生体が入り込む形状になっていないので、挟まって死亡する事故もほとんど起きません。価格は2300円〜2500円の幅になります。

コトブキ工芸 コンパクトオート 42W

出力が十分にありながら、7L水槽で紹介したコンパクトオート21Wと同じ大きさです。縦でも横でも設置できるため、水草や流木などの後ろに隠しやすく非常に使いやすいです。30日24時間使い続けた場合のランニングコストは846円程度になります。本体価格は3000円前後と他のヒーターと比べて若干高く感じます。

コトブキ工芸 カバーオートSH 50W

小型の中でも水量が多い水槽で使いましょう。水深の低い水槽での使用は勧められていません。また、ヒーターを覆うような使い方も非推奨ですので気をつけましょう。30日間、24時間使い続けた場合、約1008円程度の費用がかかります。本体価格は3100円前後と他のヒーターと比べて若干高く感じます。

24L水槽におすすめの水槽ヒーター

30cm水槽
(30×20×30)
30cm水槽
(30×18×24)
30cm水槽
(30×20×30)
30cm水槽
(35×22×28)

30cmキューブ水槽は約24.3Lのため、ワンランク上のヒーターがおすすめです

80W前後が良い

24L以上の水槽になると低いワット数では補いきれず、絶えずヒーターが稼働する状態になります。レイアウトにもよりますが、ワット数はできるだけ80W前後のものを選びましょう。(30日間24時間使い続け場合、1600円程度のランニングコストがかかります。)

30cmキューブ水槽ともなってくると外部フィルターもそれなりの機能が必要になってくるので、TEGARUとの併用を視野に入れるのが理想です。

コトブキ工芸 ツーウェイオートSP 80W

縦置き、横置きどちらでも対応可能なオートヒーター(自動温度調整)です。水温は26度に固定されるため、ほとんどの熱帯魚に対応することができますサーモスタッドをソイルや濾過材で覆ってしまうと正しい水温が測定できずに水温バグが発生してしまう可能性があるので注意しましょう。

また、空焚き防止機能がついているとはいえ、水面に出てからしばらくは高温状態になることがあるので水替え時などはスイッチをオフにすることを忘れないようにする必要があります。

価格は2400円〜3000円のレンジで購入できるためリーズナブルです。

エヴァリス プリセットオートヒーター AR80W

ヒーターカバーもついているオートヒーター(自動温度調整)です。カバー付きなので魚の火傷も防止することができます。先に紹介したツーウェイオートと違って垂直設置ができません。一方で30Lまで対応できるので30cmキューブ水槽にも使うことができます。

レイアウトによっては取り付けづらいですが、生体の火傷防止や水槽サイズが若干大きいものにも対応できるので生体管理がメインとなる水槽では汎用性が高いヒーターです。価格も2300円〜3000円のレンジで購入できるためリーズナブルです。

ゼンスイ TEGARU テガル

冷暖管理ができるアイテム。2つの機能を1つに集約できるのでコード配線がかさばらない他、スペースの節約などもできるのでバラで管理するよりも良いでしょう。温度表示がテガル自身にもついているので水温計と合わせて二重計測でき、より水温を正確に把握することもできます。

まとめ:水槽ヒーターがないとどうなる?

病気の原因につながる

この記事ではおすすめヒーターをそれぞれ紹介させていただきました。コスパに優れたものをチョイスしているのでどれにしようか迷っている方はこの中から選ぶのが手っ取り早いでしょう。

ヒーターを設置しないと尾ぐされ病になったり、消化不良を起こして転覆病につながるなど病気のリスクがあります。金魚など無加温飼育ができるものもいますが、熱帯魚は基本的にヒーターをつけるように心がけましょう。

ヒーターの取り外し時期は?

4月に入ると徐々に気温が上昇し20度を超える日も増えてきます。肌感覚ではヒーターなしでも運用できそうですが、朝と夜の寒暖差があるので正体への負荷は高いことが懸念されます。

ヒーターの撤去は地域にもよりますが、5月中旬ごろを目安にすると良いでしょう。また、ヒーター撤去の後はクーラーが必要になってくる季節ですのでファンやクーラーの準備をしましょう。

水槽ヒーターによくある質問

20Wのヒーターの水量は?

20Wヒーターは7Lまでの水槽で使用が可能です。7L以下の水槽は、15cmキューブ水槽や幅30cm×奥行20cm×高さ14cmといった30cm水槽で使用することができます。

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小さい水槽の水温は?

飼育している魚が熱帯魚の場合25度〜28度をキープする必要があります。また、室内飼育しているメダカや金魚も20度以上の水温は確保したいところ。

ヒーターを設置すれば水温を26度前後に維持できるので冬場は導入した方が魚もストレスなく飼育することができます。

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