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GEX水槽ヒーター故障の実体験とGEXの対応

GEXヒーター故障事故の対策とGEXの対応

他人事だと思っていた水槽ヒーター故障による事故。Twitter上でアロワナさんなどの茹で上がり事故を目にする機会が増えていましたがまさか自分の水槽でも起きるなんて…。事故を元にやっておけばよかった対策について語ります。

本記事はありのままの”事実”ですのでGEXヒーターを誹謗中傷するための記事ではございません。一部ショッキングな画像も含まれますのでご注意ください。

目次

ヒーター故障は突然発生する

魚がたくさん死んでる!

実家ではGEX製のヒーター(サーモ一体型)を使用していました。水温が一定になるとON、OFFにしてくれる便利なアイテムです。しかし、発見はすぐにすることができませんでした。

実家での異変に気付いたのは家族でしたが、その発見も魚がたくさん死んでいる異様な光景から気付いたものでした。水槽を管理していない人からすれば何故大量に死んでいるのか?病気?と思ってもおかしくありません。

死んでしまったオトシンクルス

すぐに病気が蔓延して死に至るということはまずないので、消去法でヒーターの故障とすぐに気づき、家族にはヒーターの電源を抜いてもらいました。

割と熱に強いネオンテトラやラスボラエスペイさえも昇天してしまうほどなので、相当熱かったことでしょう。身体の発色も落ちていないことから茹で上がったと言っても良いかもしれません。本当に悔やまれます。

もちろん全滅でなく、一部生き残りがいますが急な水温上昇によるダメージで今後死んでしまう可能性は全然ある状況。これはどうしようもない。みんな頑張って生きて欲しい。

ヒーター故障が起きた時の対処

ヒーター故障が起きたい際は冷静かつ、慎重に対処をしなくては生き残っている生体も殺してしまう可能性があります。以下は実際に事故が起きた際に対処した方法になります。

急な換水はしない

すぐさま水を入れ替えて正常まで温度を下げたいと考えるのが普通かもしれません。しかし、急に入れ替えたことで水温の落差でショック死する可能性があります。まずは高水温状態から3度刻みでゆっくり水替えをすることを意識しました。

45度→42度→39度といった形で15分刻みで水温を落としていきます。刻んで水温を換水をしている間にも温度は落ちていくので作業を繰り返しながら35度くらいまでにはなっていると思います。

35度まで行けばだいぶ安全圏に近づいてきたことになります。そのまま30度まで戻してあげ、そこからは自然に温度が下がるのを待ちます。

撹拌しない(混ぜない)

撹拌することで熱を感じやすくなりストレスを与えると考慮し、水替え時は水温を下げるためにぐるぐる水を回すといったことはしませんでした。あくまで徐々に水温を落とすことを意識します。

エアーレーションをする

高水温になると酸欠になってしまうのでエアーレーションの添加は必須です。

ヒーター故障をした機種の特徴とGEXの対応

GEXヒーターの購入から1年程度

今回事故が起きたのはサーモスタットとヒーターが別々になっているが、コードは一体型になっているヒーターです。

GEX NEW セーフカバー ヒートナビSH160

水温固定タイプなら機能停止だけで難を逃れたかもといった思考にもなりました。(故障によっては水温固定でも永遠と水温が上昇するケースがあるそうです。)

水温上昇が止まらなかった原因としてはサーモスタットの故障で、38度でも25度設定で通電状態にありました。サーモスタットが生きていれば通電せず救われたと思われます。

ちなみにセーフカバーヒートナビSH160は2020年6月にリコールがでていた様ですが、こちらのダイヤルがオレンジ色のタイプはリコール対象ではないとのこと。ツイッター上でも調べるとリコール対象でないけど故障した声が多いようです。

実際にGEXに問い合わせたところリコール対象品でなくても故障した製品を郵送し、料金を返金してくれる対応をしてくれました。製品との交換提案もされましたが、怖くて交換できませんと正直に答えると素直に対応してくれました。対応はとても良い印象でした。

水槽ヒーター事故で思う改善点と対策

デジタル水温計をつければよかった

目盛りタイプだけでなく、デジタル表記できるタイプも設置した方が良いですね。興味のない家族でも水温高すぎじゃね?と気づいてくれる可能性が上がるからです。30度を超えていれば普段見ない数値にもおかしいよと言って貰えるかもしれませんし、「数字おかしかったら教えて」の一言もかなりの対策になります。

水温管理がヒーターやクーラーの自動設定任せのズボラアクアリストさんは水温計の設置はこういう場面に役立つので絶対付けてください。景観が…とか言ってらんないですよ。

クーラーを設置した状態でいればよかった

つい先週クーラーを撤去してしまったのです。「もういらないっしょ」という軽い気持ちだったのですが…。もし設置してあったら熱を上手く相殺するか、対抗できたかもしれない。ペルチェ式クーラーは使用続けると消耗してしまうが、事故で命を失うよりはマシか…といったところ。

ヒーターをつけるなという意見も

冬場になるとヒーター故障のツイートがよく見られます。その度に「安物だから壊れるのは当たり前、ヒーターをつけずにエアコン管理しろ」という方も一定数現れます。

玄関に水槽を設置している人など環境は様々なので無茶言うなという方ももちろんいます。(そもそもヒーター故障で悩んでいる人に「ヒーターをつけるから悪い」は暴論のような気もしますが…。)

とはいえ、ヒーター事故は最悪火事につながることもあるので、部屋での管理ができる人はヒーターをつけずにエアコンによる管理もアリかもしれませんね。

今後のヒーター選びの基準

  1. GEXはできるだけ避ける
  2. ヒーターとサーモスタットの完全分離型

GEXをできるだけ避ける根拠

今回Twitterに投稿してから昔から事故が多い、壊れやすい、自分も最近故障で死滅したというリプライを頂きました。エンゲーメント500(画像見た反応が300)という少ない値に対して具体的な不満の声が届く現状を考えれば、避けた方が良いというのは十分な根拠になるのではないでしょうか?

ヒーターとサーモスタットの完全分離型を選ぶ

こちらも声が多かった意見の1つ。やはり水中にヒーターと検知センサー(サーモ)が一体になっているのは不安。それぞれコード別で管理できる分離型を選ぶのが多少なりに安心出来る要素かもしれません。

生き物たちの死を無駄にしない

今回のGEXヒーター事件に合うまでヒーターは何でも良いと思ってました。故障によって水温が一気に上がるなんてレアケースだと。意外にもレアケースでないことが皆様からのリプライで思い知らされたといった感じです。

筆者の今残っている水槽はヒーターとサーモが完全分離型なのでひとまず安心(?)と思っています。みなさんも是非、今一度水槽のヒーターを見直してみてください。

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