【決定版】錦鯉の種類と人気ランキングTOP15

【決定版】錦鯉の種類と人気ランキングTOP12
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錦鯉は江戸時代後期から親しまれている観賞魚の一種です。
丈夫で長寿な錦鯉はさまざまなカラーリングがあり、体格やヒレの形などをとっても多彩に存在します。錦鯉も金魚やメダカなどと同じく品種が豊富でコレクション性の高い飼育魚と言えます。

錦鯉の種類は50種類以上いますが、この記事では特に人気の傾向の高い12種類の錦鯉を特徴別に紹介しているので参考にご覧いただければと思います。また、錦鯉の鑑賞を楽しむポイントについても解説しているのでぜひ最後までご一読ください。

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目次

錦鯉とは?起源と特徴(色の種類)

錦鯉の起源と歴史

錦鯉は、日本が世界に誇る美しい観賞魚です。

錦鯉の起源は江戸時代後期の新潟県に遡ります。

当時、山間部の農民たちが食用として飼育していた鯉に、突然変異で赤や白の斑紋が現れました。これを面白がった農民たちが選別・交配を重ね、美しい模様の鯉を作り出したのが錦鯉の始まりです。

明治時代に入ると、錦鯉は観賞用の魚として注目されるようになりました。東京の富裕層や皇室にも愛好者が現れ、その人気は全国に広がっていきました。大正時代には品評会が開催されるようになり、さらに品種改良が進みました。

戦後、錦鯉は日本の経済成長とともに海外にも知られるようになり、現在では世界中で愛好されています。アメリカやヨーロッパ、アジアなど多くの国々で錦鯉の飼育が盛んに行われ、国際的な品評会も開催されるほどです。 錦鯉は美しさと歴史的価値から、「泳ぐ宝石」とも呼ばれています。

錦鯉は日本の伝統文化と技術が生み出した生きた芸術品といえますね

錦鯉の特徴と体色の種類

錦鯉の魅力は、その多彩な体色と模様にあります。基本的な体色には、白・赤・黒・青・黄色などがあり、これらが様々に組み合わさって美しい模様を作り出します。

代表的な体色

  • 白(白鯉):純白の体色
  • 紅(紅鯉):赤い体色
  • 黒(墨鯉):黒い体色
  • 青(浅黄):青みがかった体色
  • 黄(黄鯉):黄色い体色

これらの色が単独で、あるいは組み合わさって現れることで、様々な品種が生まれています。

例えば、白地に赤い斑紋がある「紅白」や、白・赤・黒の3色が入る「昭和三色」などが有名です。 また、錦鯉の特徴として重要なのが鱗の模様です。

通常の鱗のほか、鏡鯉と呼ばれる大きな鱗を持つものや、ドイツ鯉のように鱗がほとんどないものまで、様々なバリエーションがあります。

さらに、体型や頭の形、ヒレの長さなども品種の特徴を決める要素となっています。これらの特徴が組み合わさることで、80種類以上もの品種が存在し、それぞれが独自の魅力を持っています。 錦鯉の観賞では、これらの体色や模様、体型などのバランスを楽しむことができます。また、季節や成長によって色や模様が変化するので常に変化を楽しむこともできます。

錦鯉の人気種類ランキングTOP15

御三家:紅白、大正三色、昭和三色

錦鯉の世界では、「御三家」(紅白、大正三色、昭和三色)と呼ばれる3つの品種が特に人気です。紅白、大正三色、昭和三色は錦鯉の基本となる品種で、多くの愛好家に親しまれています。御三家(紅白、大正三色、昭和三色)錦鯉の基本となる色である白・赤・黒を美しく組み合わせた品種で、初心者からベテランまで幅広い層に愛されています。

紅白

紅白は白地に赤い模様が入る最もシンプルで人気の高い品種です。白と赤のコントラストが美しく、「紅白に始まり、紅白に終わる」と言われるほど奥深い魅力があります。

大正三色

大正三色は白地に赤と黒の模様が入る品種です。大正時代に作出されたことからこの名前がつきました。上品で華やかな印象を与え、頭部に黒い模様がほとんどないのが特徴です。

昭和三色

昭和三色は大正三色と似ていますが、黒い模様がより多く入るのが特徴です。豪快でダイナミックな印象を与え、成長とともに模様が変化するので、飼育する楽しみも大きいです。

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写りもの:白写り、緋写り、黄写り

「写りもの」は、錦鯉の中でも特徴的な模様を持つ品種群です。主に白、赤(緋)、黄色の地色に黒い模様が入るのが特徴です。これらの「写りもの」と呼ばれる錦鯉は、季節や水温によって模様が変化することもあり、その変化を楽しむのも魅力の一つです。また、黒い模様の入り方によって個体差が大きいので、自分好みの個体を探す楽しみもあります。

錦鯉「白写り

錦鯉「白写り」

白写りは、白い地色に黒い模様が入る品種です。白と黒のコントラストが美しく、シックで落ち着いた印象を与えます。昔は他の品種の引き立て役として扱われることが多かったのですが、最近では主役級の人気を誇ります。

錦鯉「緋写り

緋写りは、赤い地色に黒い模様が入る品種です。赤と黒の組み合わせが情熱的で、池の中でも存在感があります。生産量が少なく、良質な個体は希少価値が高いです。

錦鯉「黄写り

黄写りは、黄色い地色に黒い模様が入る品種です。明るく華やかな印象を与え、他の品種と一緒に泳がせると池全体が引き立ちます。

光りもの:山吹黄金、プラチナ、孔雀黄金、銀鱗

「光りもの」は、体全体が光沢を持つ錦鯉の品種群です。種類には山吹黄金、プラチナ、孔雀黄金が挙げられ、その輝く姿は、まるで宝石のようとも言われます。 これらの「光りもの」は、特に水槽での飼育で人気があります。LEDライトなどで照らすと、その輝きがより一層際立ちます。また、成長とともに輝きが変化していくのも魅力の一つです。

銀鱗

銀鱗(ぎんりん)錦鯉は、特にその輝く鱗が特徴であり、他の錦鯉品種と組み合わせた形で呼ばれることが一般的です。銀鱗の鱗は、光を反射する性質を持っており、その輝き方にはいくつかの種類があります。例えば、「ダイヤモンド銀鱗」は、ひび割れたガラスのように光を反射し、「真珠銀鱗」は鱗の中央に丸い光が現れるタイプです​

さらに、これらの鱗は体の両側に整然と並んでいることが理想とされ、品評会ではその整列や輝きの強さが重要な評価ポイントとなります。このように、銀鱗は非常に審美的価値が高く、錦鯉の中でも特別な存在とされています​

山吹黄金

錦鯉「山吹黄金」

山吹黄金は、全身が山吹色に輝く品種です。その名の通り、山吹の花のような鮮やかな黄色が特徴で、池の中でひときわ目を引きます。光の加減で輝きが変化するので、見飽きることがありません。

錦鯉「プラチナ」

錦鯉「プラチナ」

プラチナは、全身が白く輝く品種です。その姿は、まるで雪原のような清浄感があり、他の品種と一緒に泳がせると、池全体に清々しい印象を与えます。高級感があり、人気の高い品種の一つです。

孔雀黄金

孔雀黄金は、体に様々な色の光沢がある品種です。その名の通り、孔雀の羽のように多彩な輝きを放ちます。特に、水面近くを泳ぐときの姿は圧巻で、錦鯉愛好家から人気が高いです。

ドイツ鯉(九紋竜、秋水など)

ドイツ錦鯉(ドイツごい)は、一般的な錦鯉とは異なり、鱗がほとんどまたは全くないことが特徴の錦鯉です。この品種は、もともとドイツで飼育されていた「ドイツ鯉(ドイツごい)」と呼ばれる品種を元に、日本で改良されたものです。ドイツ錦鯉の最大の特徴は、滑らかな皮膚で、鱗が少ないか、背骨に沿ってのみ大きな鱗(鬼鱗)が並んでいる点です。この外観のために「皮鯉(かわごい)」とも呼ばれることがあります​。

九紋竜(くもんりゅう)

九紋竜は、ドイツ鯉の品種で、白い体に黒い模様が入る品種です。その模様が龍が昇天するように見えることから、この名前がつきました。季節によって模様が変化するのも特徴で、その変化を楽しむファンも多いです。

秋水

秋水(しゅうすい)は、日本で最初に作出されたドイツ鯉系の錦鯉として知られています。ドイツ鯉と日本の浅黄(あさぎ)を交配して作り出した品種です。この品種は、ドイツ鯉の特徴である大きな背鱗と、浅黄に由来する青みがかった地色を持つことから、「秋水」と名付けられました​​。

秋水の特徴的な要素として、背中に沿って並ぶ大きな鱗(鬼鱗)が挙げられます。この鱗は、整然と並んでいることが理想とされ、また、頭部が白く抜けている個体が高く評価されます。色彩に関しては、赤い模様が体の両側に連続して現れる「花秋水」や、体全体が赤く覆われた「緋秋水」など、複数のバリエーションがあります。

ヒレナガニシキゴイ

ヒレナガ錦鯉は、その名の通り「長いヒレ」を特徴とする錦鯉の一種です。もともと、1962年に日本の皇太子(後の昭和天皇)がインドネシアを訪れた際、現地の長いヒレを持つコイに魅了され、日本の錦鯉と交配させることを提案したことがきっかけで誕生しました。

ヒレナガ錦鯉の最大の特徴は、優雅に流れるような長いヒレです。このヒレは通常の錦鯉と比べて2倍ほどの長さがあり、その形状と美しさが鑑賞の大きなポイントとなります。しかし、その繊細なヒレは容易に傷つきやすく、特に日本ではそのために高い評価を得ることが難しいとされています。

その他の人気品種:丹頂、浅黄

錦鯉には、御三家や写りもの、光りもの以外にも、独特の魅力を持つ人気品種がたくさんあります。特に人気の高い品種は丹頂九紋竜浅黄です。

丹頂の気品ある姿、九紋竜の神秘的な模様の変化、浅黄の渋い魅力など、飽きることなく観賞を楽しむことができます。また、これらの品種を他の品種と組み合わせて飼育すると、より多彩な錦鯉の世界を楽しむことができます。

丹頂

丹頂は、白い体に頭部だけ赤い模様がある品種です。その姿が丹頂鶴に似ていることから、この名前がつきました。シンプルながら印象的な姿で、日本の国旗に似ていることから海外でも人気があります。縁起の良い魚としても知られています。

浅黄(あさぎ)

浅黄は、全身が青みがかった色の品種です。錦鯉の原種に近い品種で、他の品種の元になっています。一見地味に見えますが、成長とともに鱗の輪郭が大きくなり、独特の魅力を放ちます。

錦鯉の品種をもっと楽しむための観賞ポイント

池飼育と水槽飼育での発育と見え方の違い

錦鯉の飼育方法には、主に池での飼育水槽での飼育があります。どちらの飼育方法を選ぶにしても、適切な水質管理と餌やりが重要です。錦鯉は大型の魚なので、十分な濾過フィルターと定期的な水換えが欠かせません。

それぞれに特徴があり、飼育環境によって錦鯉の姿や成長に違いが出てきます。

池飼育で品種を楽しむメリット

池での飼育は、錦鯉にとって最も自然に近い環境を提供できます。広い空間で泳ぐことができ、自然光を浴びることで体色が鮮やかになります。また、水量が多いため水質が安定しやすく、錦鯉のストレスも軽減されます。しかし、屋外での飼育のため、気温の変化や外敵からの保護に注意が必要です。

遊泳スペースが大きいほど体格も大きくなる傾向にある

水槽飼育で品種を楽しむメリット

水槽での飼育は、限られたスペースでも錦鯉を楽しむことができるので池を作れない人でも鑑賞を楽しめるメリットがあります。水温や水質の管理が比較的容易で、錦鯉の様子を間近で観察できるのが魅力です。

特に、銀鱗や光りものなどの品種は、LEDライトの下で美しく輝きます。ただし、水槽のサイズに応じて飼育できる数が制限されるため、過密にならないよう注意が必要です。

今はRGBライトの普及でより色鮮やかな姿が見られる

錦鯉の体格と模様の変化を楽しむ

錦鯉の魅力の一つは、成長に伴う体格と模様の変化を楽しめることです。稚魚から成魚になるまでの過程で、錦鯉は驚くほど大きな変化を遂げます。

錦鯉の成長と変化を見守ることは、生きた芸術作品を育てているような感覚になりますよ

楽しみ方
成長過程を見て楽しむ

生まれたての稚魚は数センチ程度ですが、適切な飼育環境と餌を与えることで、1年で20〜30cm、3年で50〜60cmほどに成長します。中には1メートルを超える大型個体も珍しくありません。この成長過程を見守ることは、錦鯉飼育の大きな楽しみの一つです。

楽しみ方
模様の変化を見て楽しむ

模様の変化も見逃せません。多くの品種で、成長とともに模様が大きく変化します。例えば、昭和三色は若い時期に比べて成魚になると黒い部分が増える傾向があります。また、光りものの品種は、成長とともに鱗の輝きが増していきます。

楽しみ方
季節の変化を楽しむ

さらに、季節による変化も楽しめます。春から夏にかけては体色が鮮やかになり、秋から冬にかけてはやや色が落ち着きます。これは、水温や日照時間の変化に錦鯉の体が反応するためです。 このような変化を楽しむためには、定期的に錦鯉の姿を観察し、写真に残すことをおすすめします。

品評会に参加して楽しむ

錦鯉の品評会は、錦鯉の美しさを競う場であり、錦鯉愛好家たちにとって大きな楽しみの一つです。品評会で高く評価される錦鯉には、いくつかの重要な特徴があります。

品評会の基準を知ることで、日々の観賞でも新たな視点を持つことができます。自分の飼育している錦鯉を品評会の基準で見てみると、その美しさや個性をより深く理解することができます。

  • 体型のバランス
  • 色彩と模様の美しさ
  • 鱗の状態と光沢
  • 泳ぎ方と活力
  • 品種特有の特徴の表現
基準について詳しく見る
体型のバランス頭が大きすぎたり、胴体が細すぎたりせず、全体的にバランスの取れた体型が求められます。特に、頭の形や背中のラインなどが注目されます。
色彩と模様色の鮮やかさはもちろん、それぞれの品種に特有の模様がはっきりと現れていることが重要です。例えば、紅白であれば、白地と赤い模様のコントラストがくっきりしているかどうかが評価されます。
鱗の状態鱗がきれいに並び、光沢があることが求められます。特に、銀鱗や光りものの品種では、鱗の輝きが重要な評価ポイントとなります。
泳ぎ方や活力元気よく泳ぎ、活力に満ちた姿を見せることが大切です。これは、錦鯉の健康状態を示す重要な指標でもあります。

国内外での錦鯉の人気種類の傾向

日本国内で人気の品種と特徴

日本国内での錦鯉の人気は、伝統的な品種から新しい品種まで幅広く分布しています。特に近年は、水槽飼育に適した品種が注目を集めています。 人気の高い品種としては、まず「御三家」と呼ばれる紅白、大正三色、昭和三色が挙げられます。

これらは錦鯉の基本となる品種で、その美しさと歴史的価値から多くの愛好家に支持されています。 また、銀鱗を持つ品種も人気です。銀鱗紅白や銀鱗昭和などは、鱗が美しく輝くため、特に水槽での飼育に適しています。LEDライトの普及により、これらの品種の魅力がより引き立つようになりました。

さらに、ドイツ鯉の人気も高まっています。ドイツ鯉は鱗が少なく、体色が濃く出やすいという特徴があります。このため、鮮やかな色彩を楽しみたい愛好家に支持されています。 最近では、変わり鯉と呼ばれる珍しい模様や色彩を持つ品種にも注目が集まっています。これらは品評会でも別枠で評価されることが多く、個性的な錦鯉を求める愛好家の間で人気です。

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海外で注目されている錦鯉の魅力

錦鯉は近年、海外でも大きな注目を集めています。特にアメリカ、ヨーロッパ、東南アジアなどで人気が高まっており、その魅力は国境を越えて広がっています。 海外での錦鯉の人気の理由の一つは、その鮮やかな色彩と模様です。特に「日本らしさ」を感じさせる品種が好まれる傾向にあります。

例えば、紅白は日本の国旗を連想させることから、日本文化のシンボルとして人気があります。 また、錦鯉のサイズも海外での人気の要因です。大型に成長する錦鯉は、広い庭園や人工池を持つ海外の愛好家にとって魅力的です。特に欧米では、大きな個体を飼育することがお金持ちの象徴として捉えられることもあります。

さらに、錦鯉の長寿も注目されています。適切に飼育すれば数十年生きる錦鯉は、世代を超えて楽しめるペットとして評価されています。この特性は、家族の歴史とともに成長する「生きた宝物」として錦鯉を捉える見方につながっています。

海外では、錦鯉の品評会やオークションも盛んに行われるようになってきました。これらのイベントを通じて、錦鯉の価値や魅力が広く認知され、新たな愛好家を生み出しています。

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