紅白錦鯉の特徴・販売値段やオークション値段まとめ

紅白錦鯉(こうはくにしきごい)は、白い地肌に赤い模様が入った錦鯉の品種で、最も人気のある種類の一つです。この品種は「御三家」と呼ばれる代表的な三種の錦鯉の一つに数えられます。紅白錦鯉は白地の美しさと鮮やかな紅の色合いが特徴で、「紅白に始まり紅白に終わる」とまで言われるほど、錦鯉を象徴する品種として親しまれています。
紅白錦鯉の模様には、2つの斑点を持つ「二段」、3つの斑点を持つ「三段」、雷のような形状の「稲妻」など多様なバリエーションがあります。
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錦鯉「紅白」の特徴
模様の種類
白無地(白棒)、赤無地(赤棒)、赤羽白、口べに、丸天、面被り、鼻付き、稲妻、一本緋、段もの
養鯉場での値段相場
価格:18,000(税込)〜
ヤフオクでの価格相場
平均落札価格 | 6212円 |
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最高落札価格 | 230,000円 |
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紅白錦鯉一覧
紅白錦鯉とは
紅白錦鯉の歴史
紅白錦鯉の歴史は明治時代に遡ります。1888年、広井国蔵という人物が赤い頭を持つメスの鯉と桜柄のオスの鯉を掛け合わせたことから、紅白錦鯉の基礎が築かれました。現在の主要な血統である「友右衛門(ともいん)」と「弥五左衛門(やごぜん)」は、この初期の交配から発展してきました。これらの血統は今日でも日本で広く養殖されており、紅白錦鯉の育種において重要な役割を果たしています。
養殖における人気の理由
紅白錦鯉は、観賞用としての価値が非常に高く、国内外で人気があります。その理由の一つは、養殖が比較的容易である点です。紅白錦鯉は頑健で飼育しやすい品種であり、初心者にも適しています。
また、他の品種に比べて繁殖がしやすいとされているため、養殖業者にとっても扱いやすい品種です。このような特性から、紅白錦鯉は国内外で広く流通しています。
近年では投資価値として見られる
紅白錦鯉は、単なるペットや観賞魚としてだけでなく、投資の対象としても注目されています。
品評会で賞を取った鯉や、優れた血統の鯉は高額で取引されることがあります。将来的に価値が上がる可能性のある個体を見極めるには、専門知識と飼育経験が必要になります。
他の錦鯉との違い
紅白錦鯉はそのシンプルさがかえって魅力的であり、他の錦鯉とは異なる美しさを持っています。例えば、大正三色や昭和三色などの錦鯉は、黒い模様も持ちますが、紅白錦鯉は白と紅の二色のみで構成されています。
このため、白地の質や紅の発色が非常に重要であり、それが紅白の評価基準になります。紅白錦鯉の紅は、一度失われると再び発色することが難しいため、飼育には注意が必要です。

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紅白錦鯉の3つの選び方
1.色と体表を確認して選ぶ
紅白錦鯉を購入する際は、いくつかの重要なポイントに注意が必要です。まず、白地と紅のコントラストが明確であることが基本的な選択基準です。白地はできるだけ純白に近く、紅は鮮やかで濃い色を選ぶことが推奨されます。模様のバランスも重要で、斑点が左右対称であると全体的に美しく見えます。
2.年齢やサイズを考慮して選ぶ
錦鯉を選ぶ際には、鯉の年齢とサイズも考慮に入れるべきです。若い鯉は成長が楽しみですが、模様や色の変化が大きくなる可能性があります。逆に、成熟した鯉は模様や色が安定しているため、購入時に確認した特徴がそのまま維持されることが期待できます。サイズについては、池や水槽の大きさに応じて選ぶことが大切です。
3.養殖業者の質で選ぶ
信頼できる養殖業者を選ぶことも、紅白錦鯉の購入において重要です。業者のホームページを確認し、死着保証や奇形保証などをしているかはしっかりチェックしておきましょう。できれば実際に飼育場を訪問して飼育環境を確認すると良いです。

錦鯉「紅白」を購入時の注意点
飼育環境(水槽や池)の準備
紅白錦鯉を飼育するためには、適切な環境を整えることが重要です。まず、飼育する池や水槽は十分な大きさが必要です。一般的に、鯉は成長すると1m近くになることもあるため、広いスペースを確保することが望ましいです。
また、水質の管理も重要で、水温は15度〜25度の間が理想とされています。さらに、水中に酸素を供給するためのエアレーションを設置することで、鯉が健康に育つ環境を作ります。

水合わせをきちんと行う
錦鯉を販売店やネット通販で購入した後は新しい環境(水槽や池)に放流する時に、水合わせは絶対に欠かせません。
水合わせとは、錦鯉が元々いた水と新しい環境の水の温度や水質を徐々に近づけていく作業のことです。これは、錦鯉にとって急激な環境の変化によるストレスを最小限に抑えるために行います。
水合わせを行わずに錦鯉を新しい環境に放すと、魚が強いショックを受けて体調を崩したり、最悪の場合死亡してしまう可能性があります。
