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【異論なし】メダカと一緒に飼えるエビ3選と混泳できる割合

メダカと一緒に飼えるエビ

メダカが食べきれなかった餌や水槽内に発生する藻類、その他にプラナリアやイトミミズなどはエビを入れることで食べてくれます。これにより水質改善ができるのでエビはお掃除屋さんとして重宝されます。

しかし、飼育できるエビは大きさや食性や性格、同じ水質条件で飼育できるかという観点から決めないとエビが長く生きれなかったり、メダカに危害が加わる可能性もあります。

この記事ではメダカと特に相性が良い淡水エビを紹介しているので、エビもメダカ水槽に入れたい人は参考にご覧ください。

目次

メダカと一緒に飼育できるエビの選び方

メダカは比較的温和な性質で飼育もしやすいことから、エビなどの他の生物と一緒に飼育を楽しむ方も多くいらっしゃいます。しかし、エビの種類によってはメダカを襲ってしまう危険性もあるため、混泳させる前にエビの特性をよく理解しておくことが大切です。ここではメダカと一緒に飼育するのに適したエビの選び方のポイントを解説します。

メダカとエビの理想的な関係とは

抜け殻を食べるエビ

メダカとの混泳に適したエビの条件として、メダカを襲わず、餌や隠れ家を奪わない穏やかな性質を持つことが挙げられます。水槽内でメダカとエビがお互いのテリトリーを尊重し合い、ストレスなく暮らせる環境が理想的な関係と言えるでしょう。またエビがメダカの食べ残しや水槽内の余分な有機物を分解してくれるなど、水質を良好に保つ 『掃除係』としての役割を担ってくれるのも大きなメリットの一つです。

メダカと相性の良いエビの特徴

メダカと相性の良いエビの選び方は3つ

  • サイズがメダカの口に入らない程度に大きい
  • 雑食性だが肉食性が強すぎない
  • 水質や水温など、メダカと同じ環境で問題なく飼育できる

これらの条件を満たすエビであれば、メダカと混泳させることができます。ここで紹介するメダカと一緒に飼えるエビ以外に一緒に飼育したいエビがいる場合はアクアショップや譲渡してもらうブリーダーからアドバイスをもらうのも一つの方法です。

メダカに危険なエビの見分け方

テナガエビ

一方、メダカにとって危険となり得るエビも存在します。

例えば体サイズが極端に大きく、ハサミが発達したエビなどは要注意です。テナガエビのように、同じ淡水で飼育でき、普段は人畜無害でも繁殖期になると攻撃的になる種もいるので、エビの生態をしっかりと把握しておくことが肝心です。

また、ザリガニ等の甲殻類は、エビの仲間と混同されやすいですが、基本的にメダカとの混泳には向きません。ザリガニはメダカを捕食してしまうだけでなく、水草を切ってしまったりと水槽内を荒らすことが知られているので、同じ水槽で飼育するのは避けましょう。

課外学習で捕まえたザリガニはくれぐれも一緒にしないように!

メダカと一緒に飼えるエビ3選

メダカと一緒に飼えるおすすめのエビを3種類ご紹介します。初心者の方でも比較的飼育しやすく、水槽内のお掃除係としても活躍してくれる、メダカとの混泳に最適なエビたちです。

ミナミヌマエビ

ミナミヌマエビは体長2~3cm程度の小型のエビで、繊細な色合いとユーモラスな動きが魅力的な種です。メダカとよく似た水質や水温を好み、水槽内で一緒に飼育しやすいのが特徴です。

雑食性でメダカの食べ残しもしっかり処理してくれるうえ、繁殖力も高いので水槽内で子孫を残してくれるのも嬉しいポイント。初心者の方にもおすすめできる、丈夫で飼育しやすいエビです。

ヤマトヌマエビ

ヤマトヌマエビはミナミヌマエビと同じくメダカと同じような環境に生息する日本在来のエビで、サイズは3~5cm程度とやや大きめ。がっしりとした体型と藻類を掴む力が最も強いことから掃除能力は他のエビたちの中でもトップクラスと言われています。

性格は温和ですが、ミナミヌマエビよりもしっかりとエサを食べる傾向にあるので、大きく育ったメダカの給餌量を調整する必要があるかもしれません。

また、ヤマトヌマエビは汽水といった塩分が含まれた水でしか卵が孵化しないので、勝手に増えてしまうといったこともないので、数を増やしたくない人におすすめです。

ヤマトは魚には攻撃しないけど、餌を横取りするほど太々しい性格なのよ

チェリーシュリンプ

チェリーシュリンプは体長2~3cmほどの小型のエビで、レッド、ブルー、イエロー、など様々な色の種類が存在します。水槽のアクセントになり小型ともあってチェリーシュリンプだけで楽しむ人も多いくらい人気です。

こちらもメダカに向いた水質・水温を好むため混泳させやすく、おとなしい性格なので争いも起きにくいのが魅力。ただし、やや繊細な面もあるので、水槽環境の変化には注意が必要です。

近類にビーシュリンプがいますが、ビーシュリンプは特にストレスや水質に敏感なのでメダカとの混泳は難しいでしょう。

メダカとエビを一緒に飼育する際の注意点

せっかくメダカとエビを同居させても、飼育環境が整っていなければ両者ともにストレスを感じてしまいます。ここでは、メダカとエビをうまく混泳させるためのコツをいくつかご紹介しましょう。

メダカとエビの割合

エビの数はメダカの数に対して2~3割程度を目安に考えると良いでしょう。エビの種類によって若干異なりますが、ミナミヌマエビなら10匹のメダカに対して2,3匹、ヤマトヌマエビなら同数のメダカに対して2匹ほどがバランスの取れた混泳人数と言えます。

メダカの数ミナミヌマエビの数ヤマトヌマエビの数
10匹2~3匹2匹
20匹4~6匹4匹
30匹6~9匹6匹
40匹8~12匹8匹
50匹10~15匹10匹

また、混泳水槽は両者がのびのびと泳げるサイズを用意する必要があります。狭すぎる水槽ではストレスがたまるだけでなく、エビ同士のケンカなども起こりやすくなるので、ある程度のスペースを確保しましょう。サイズ感としては、30cm規格以上の水槽があればある程度の混泳は可能です。

餌の与え方と水質管理のコツ

先述の通り、エビには余分な餌をしっかりと処理してもらう役割があります。とはいえ、最初のうちは慣れない環境でエビが食べ残しを十分に食べきれないこともあるかもしれません。エビを入れて様子を見ながら、メダカの餌を調整していくのが賢明と言えるでしょう。

また、水換えのペースは2週間に1回程度、2割~3割ほどを目安にすると良いでしょう。あまり頻繁に大量の水を入れ替えると、メダカにもエビにもストレスとなってしまいます。フィルターやエアレーションをしっかりと設置し、緩やかに水質を安定させていくことが大切です。

繁殖期の取り扱い方

メダカもエビも混泳水槽内で繁殖することがあります。

共食いを防ぐために稚魚や稚エビは別の水槽に隔離するのが一般的ですが、隠れ家となる水草を多めに用意すれば混泳水槽のまま育てることもできるでしょう。

ただし、あまりにも生体数が増えすぎてしまうと水質の悪化も早まるので、状況を見ながら間引きすることも視野に入れてください。メダカとエビは水質の変化に弱い生き物なので、定期的な水質チェックを忘れずに行い、それぞれの行動も注意して観察する必要があります。

まとめ

エビはメダカの食べ残しを片付けてくれるお掃除屋さんとしても重宝します。

メダカと一緒に飼育するのに適したエビは、メダカと同じような環境を好み、性格も穏やかな種類を選ぶようにしましょう。飼育できる淡水エビは数多くいますが、その中でもミナミヌマエビやヤマトヌマエビ、チェリーシュリンプがおすすめです。

エビの数はメダカに対して2,3割程度とし、混泳水槽はある程度のスペースを用意するのが飼育のコツ。水換えは2週間に1回のペースで行い、エビを入れてからは餌の量を調整しながら水質の安定を保つことが大切です。

繁殖した稚魚や稚エビは隔離するのが基本ですが、隠れ家を用意すれば混泳させたまま育てることもできます。飼育を楽しみながら、状況に合わせて柔軟に対応していきましょう。

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この記事を書いた人

アクアリウムTIPSはプロショップをはじめとする多くのアクアリストに閲覧されているサイトです。熱帯魚、水草をはじめとする生体の育成管理ノウハウをはじめ多くの情報をお届け。定期的なコンテスト開催も行い、アクアリストを繋ぐメディアの運営に努めています。

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