メダカの塩水浴で使う塩は普通の塩で良い?おすすめの塩とダメな塩を紹介
メダカの塩水浴をしたいけど、みんながいう普通の塩でOKの、「普通の塩って何?」と不安に思う人も多いのではないでしょうか。
メダカの塩水浴で使用できる塩は、化学調味料の含まない塩になります。家庭用で例えると天然由来の粗塩(伯方の塩など)や精製塩になります。
メダカの塩水浴向けに溶けやすさを追求して形状を整えられた塩もアクアリウムメーカーから販売されているので、それを使用するのもおすすめです。
この記事ではメダカの塩水浴に使用して良い塩、ダメな塩、おすすめな塩を紹介しています。
メダカの塩水浴で使う普通の塩とは
天然の塩である「粗塩」がおすすめ
粗塩は精製されずに作られた塩になります。粗塩はカリウムやミネラルといった天然成分を含んでいます。
各塩の商品名に天然塩使用や自然といった表記がある場合は粗塩に該当します。ミネラルはメダカが健康に育つ成分としてもおすすめです。
料理で使われる普通の塩もOK
粗塩以外の普通の塩に挙げられるものが精製塩です。精製塩はミネラルなどが含まれず、塩化ナトリウムだけになります。精製塩も塩水浴に使用して問題ありません。粗塩がない場合は、精製塩(調理塩)や焼き塩でも大丈夫です。
メダカ向けのおすすめの専用塩
スドー メダカの天然珠塩
メダカの塩水浴を目的に作られた塩で均一に溶けやすくするために顆粒状に形成されています。塩の形が均一に近いので溶けるスピードに波がなく、塩水浴の導入に適しています。
ゆるやかに塩分濃度をあげたい場合におすすめできるメダカの塩水浴向けの塩です。
ジェックス 塩で元気
メダカや金魚の塩水浴向けに作られたきめ細かい塩です。水に溶けやすいため、塩水をスピーディに用意することができます。
溶けやすいので塩水浴中の水替えがしやすくなるメリットがあります。ただし、導入時は数時間かけて徐々に塩を入れるようにしないと水質の急変でメダカが弱ってしまうことがあるので注意が必要です。
塩で元気ミニタブレット
500mlにつき1粒を入れる塩タブレットです。顆粒の塩、細かな塩と比べて溶け切るのに時間がかかります。
ただし、500mlにつき1粒なので初心者でも入れる量を間違えないという利点があります。塩の量を間違えたくない、不安がある人はこのタブレットを使えば間違いないでしょう。
メダカの塩水浴で使ってはいけない塩
味の素
味の素は塩ではなく、サトウキビから旨味成分のグルタミン酸ナトリウムを抽出したものになります。そのため、めだかの塩水浴はできず味付けにしかならないので使用してはいけません。
岩塩
岩塩は海水が長い年月をかけて凝固した塩です。塩水浴はできないことはありませんが、溶けにくいため早期に治療をしたい時に向きません。
エプソムソルト
エプソムソルトは塩ではありません。エプソムソルトは硫酸マグネシウムなので塩水浴はできません。
エプソムソルトは転覆病に有効という説があり、金魚やメダカの療法の1つとして取り入れられることが多いです。しかし、塩水浴とは別の療法になるので混合しないようにしましょう。