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秋のメダカ飼育は10月〜11月が大切!越冬の準備を始めよう

秋のメダカ飼育10月〜11月

秋にメダカを屋外で飼育する人は、10月〜11月に越冬の準備をする必要があります。メダカは個体差によりますが、5度を下回ると冬眠状態になり、動かなくなります。

地域によっては11月から5度を下回る地域があります。メダカを屋外で越冬させるには12月〜3月の間、餌を食べなくても乗り切れるだけの体力が必要です。

体が小さすぎると冬を越すことができず、春先に生存確認ができなくなります。また、メダカの体格だけでなく、真冬の凍結を防止したり、水質悪化を招かないための管理方法についても知っておかなければなりません。

目次

秋のメダカ飼育は越冬(冬越し)を意識する

秋の時期は短く、涼しくなったらあっという間に冬が来ます。大まかに10月〜12月にかけて1ヶ月で気温が約5度ずつ下がっていきます。そのため、秋にメダカを飼育するときは越冬(冬越し)も意識して3つのポイントに気をつける必要があります。

  1. 水深を深くする
  2. 動かなくなったら餌は与えない
  3. 水換えではなく足し水する

1.冬場の凍結防止に向けて水深を深くする

冬になると屋外で飼育している水槽やビオトープの水は凍結します。おおよそマイナス3度〜4度になると水道管すら凍結します。

氷が張ったメダカ水槽

水は空気に触れる部分から凍結していくため、水深が低いとメダカも含めて凍結するため、完全凍結を防ぐために水深は10cm以上確保しておく必要があります。

2.動かなくなったら餌は与えない

メダカは5度を下回ると活動量が低下して水槽の底にじっとしたまま動かなくなります。

活動量の鈍くなったメダカに餌を与えてもほとんど食べないため、餌を与えた分だけ水質悪化に繋がり、その結果として死んでしまう可能性が出てきます。

そこでじっとするメダカ

したがって、越冬期間の12月〜3月末にかけては餌を与える必要がありません。代わりに10月〜11月までを目安にメダカを肥えさせることが大切です。

知っておきたい10月〜12月の気温

ウェザーニュースで寒さランキング1位の山形県を参考に出してみるね

10月平均気温10月最高気温10月最低気温
10.517.36.6
2022年の気象庁データ参照
11月平均気温11月最高気温11月最低気温
6.914.6-0.2
2022年の気象庁データ参照
12月平均気温12月最高気温12月最低気温
1.96.3-0.6
2022年の気象庁データ参照

上記は山形県の気温ですが、東京の11月の気温は最低でも8.4度平均気温は16.6度程度なので、地域によってかなり落差があることが分かります。お住まいの地域の気温に合わせてメダカの餌やりは調整すべきです。

3.水換えではなく足し水する

越冬期間中はメダカが冬眠状態にいるため、水換えを行わず、足し水をします。足し水をする時は暖かい水を入れると水温変化でショックを起こすので、現状の水温とマッチした水を入れます。

秋のメダカ飼育(10月〜11月)は太らせることに注力

場所によって秋の紅葉シーズンが早いように、地域によっては10月下旬から最低気温が5度を下回る地域があります。日本全体の平均としては11月から5度を下回っていきます。したがってメダカが越冬するために太らせるには10月〜11月までが餌やり期間となります。

餌は毎日欠かさず1分で食べ切れる量

メダカを太らせると言っても毎日食べきれないほどの量を与えると水質悪化によって死んでしまうリスクが上がります。

したがって、餌やりのセオリーとして1分程度で食べ切れる量を守って与えるようにしましょう。餌を与える量は1日1回〜2回と春夏とほとんど変わらない頻度で問題ありません。

ただし、忙しく普段から1日1回の餌やりや2日に1回の餌やりになっている人は1日2回の餌やりや毎日の餌やりに切り替えるべきです。

また、栄養価の高い餌を与えることでさらに太らせることに期待できます。

メダカが動かなくなったら餌やり終了

気温が下がり、メダカの活動が鈍ったら餌やりを終了します。

動かなくなるメダカの特徴としては、日が出ている時でも水面に上がってこない、餌に食いつかない、隠れて出てこない、水中でゆったりと停止しているといった行動になります。

11月は越冬期間に突入!気をつけるポイント

餌を与えて水質悪化

11月は10月と比べて気温がかなり下がるため地域や時期によってはメダカが冬眠状態に入ることがあります。無理やり沈下性の餌を与えても食べることがほとんどなく、かえって水を汚してしまい、越冬に支障がでます。

屋外飼育は気温に注目し、メダカの動きも観察した上で餌やりをするか判断すべきです。

水換えによる水質変化

越冬に入る目前で水質をコロコロ変えると越冬できず、気づいたら死んで居なくなっているというケースも珍しくありません。したがって水換えではなく、減った分だけ足し水をするようにしましょう。

水量低下による凍結

メダカが冬眠状態に入ると餌やりをすることがなくなるため、飼育者によってはついつい2日3日忘れてしまうことがあるでしょう。

しかし、足し水は継続的に行わないと夜から朝にかけての冷え込みでメダカごと凍結してしまう恐れがあります。

凍結したメダカは常温の水でゆっくり溶かすことで蘇生することがありますが、必ずしも蘇生するわけではなく、死んでしまうことが多いです。

メダカが凍結しないように水深の深さは10cm以上キープすべきです。また、水面が凍結した時は割らずに常温の水を足すだけで問題ありません。

秋のメダカ飼育(10月〜11月)によくある質問

メダカの餌やりは10月にどうしたらいい?

メダカの餌やりの頻度は春夏(4月〜9月)と変わらない頻度で与えて問題ありません。11月に入ると気温がさらに下がり、徐々に冬眠状態に移る固体が現れます。容器の底でじっとして食いつきがなくなったら餌やりは控えた方が良いです。

メダカは秋から飼える?越冬への影響は?

購入したメダカが普段から餌を与えられ、まるまると太っていたら越冬できる体力がある可能性があります。しかし、大量販売されている時は必ずしも丈夫なメダカが販売されている訳では無いため、越冬できない可能性があります。秋から飼育はできますが、室内で飼育するのが最適です。

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この記事を書いた人

アクアリウムTIPSはプロショップをはじめとする多くのアクアリストに閲覧されているサイトです。熱帯魚、水草をはじめとする生体の育成管理ノウハウをはじめ多くの情報をお届け。定期的なコンテスト開催も行い、アクアリストを繋ぐメディアの運営に努めています。

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