メダカの尾びれが閉じる原因と早急にすべき3つのこと
メダカの尾びれが扇形から針のように閉じている場合は病気の初期症状と思った方が良いです。尾びれが閉じる状態を放っておくと腹鰭や背鰭も閉じ始め最終的には泳げなくなります。
尾びれが閉じはじめた時点で飼育環境の見直しや早期治療をしないと死ぬ確率が格段に上がります。この記事では尾びれが閉じる理由とすぐすべき3つのことを解説しているので参考にご覧下さい。
メダカの尾びれが閉じる原因
ハリ病の初期症状
メダカの尾びれが閉じる原因は「ハリ病」にかかっていることが一番の原因として考えられます。
ハリ病はグッピーでも発症する病気で放っておくと全てのヒレが閉じ、自力で開くことができず、泳げなくなって死に至ります。
一次症状で見られるのが尾びれが閉じた状態です。二次症状は尾びれ以外も閉じ始め、末期症状は頭を降るように泳いだり、泳げずにクルクル回ってしまいます。
飼育環境が合っていない
尾びれが閉じてしまう原因、つまり病気の原因は飼育環境が合ってないことが最も考えられます。メダカが健康に過ごせる環境を用意できていれば病気や突然死のリスクを抑えることができます。
水温が常に一定であるか、水換えは飼育数に適した回数であるか、飼育数に応じてエアレーションが弱くなっていないかを確認しましょう。
メダカの尾びれが閉じた時にすべき3つのこと
飼育環境の見直し
メダカのヒレが閉じる症状は飼育環境が悪いことが多いです。
水換えをサボっていたり、飼育数に適していない水換えの回数だと水質悪化を起こして病気にかかりやすくなります。
例えば、水換えを週1回やっているのに病気にかかりやすかったり、ポツポツ死んでしまう場合は水換えの頻度が少ないです。
水換え頻度を抑えたいなら、飼育容器をさらに大きくする必要があります。
購入したメダカなら塩浴で様子見
購入や譲り受けたメダカの尾びれが閉じて弱っている場合は、輸送によって体力がそもそも落ちている可能性があります。
塩浴をしてストレスを軽減させて回復をサポートしてあげましょう。尾びれがさらに閉じて針のようになっている場合は、アグテンやメチレンブルーで薬浴をした方が良いです。
また、塩浴時はエアレーションをしっかり行い低酸素状態にならないようにしましょう。
アグテンやメチレンブルーでの治療
飼育している中で、メダカの尾びれが閉じてしまった時は、ハリ病にかかっているものと思い、薬浴をするのが一番です。
購入時や新入りの場合はまずは塩浴から始めてみましょう。
メダカがまだ元気なうちに毒性が比較的弱く、初期症状に有効なアグテンやメチレンブルーを使用することをおすすめします。アグテン、メチレンブルーの薬効は1日〜3日程なので症状を見て投薬ができます。
アグテンなら水草にダメージがないからおすすめです。
頻発するなら水を全取っかえ
症状が改善してもすぐ再発する、ほかのメダカも続けて発症するといった場合は飼育水に問題がある可能性が高いです。
水槽内の水を全てとっかえすることをおすすめします。ただし、全部取り替える時はPHショックが怖いので水合わせは丁寧に行いましょう。