メダカの卵見つけたらやらなきゃ絶対後悔する4つのこと
メダカの卵を見つけたら隔離水槽に移さないと親メダカが卵を食べてしまいます。
メダカのブリード(繁殖)をするなら隔離して孵化を待つことは必須です。しかし。メダカの卵は隔離するだけでは孵化率を上げることができません。
そのまま放っておくと死んでしまうだけでなく、水カビに覆われて廃棄しなくてはいけないことになりかねません。
メダカの卵を見つけたらやるべきことは4つだけ。4つの取り組みさえすればメダカの繁殖率を上げて稚魚を多く育てることができます。
メダカの繁殖によって良い個体を作りたい人や副業をしたい人は必見です。
メダカの卵を見つけたら絶対やるべきこと
孵化用の容器に移す
メダカの卵を見つけたら孵化用(稚魚飼育用)の容器に移すことが大切です。
メダカの卵と親メダカを分離しないと卵が食べられてしまいます。
孵化用の容器は100円ショップで売られているタッパでも構いません。中でも200円程度で売られているシューズケースや米びつが水量を確保できるのでおすすめです。
メダカの卵の取り方
めだかの卵の取り方は水草や産卵床ごと取り除いて移動させる、親メダカについた卵を手で取ってから移動させるの2パターンです。
産卵床でのメダカの卵の取り方
産卵床となっている水草や擬似水草をそのまま別の容器へ移動させます。
親めだかから卵取る方法
メダカは必ずしも産卵床や水草に産み付けてくれるわけではありません。お腹にプツプツとつけて泳ぎ回るメダカもいます。
お腹煮付けてしまっている卵はタモ(網)でゆっくり捕まえて、卵を削ぎ落とすように取ります。この時にお腹を押したりしないようにしましょう。あくまで付いた卵を取り除くことが大切です。
卵がカビないように薬浴などをする
メダカの卵を見つけたら絶対にすべきことの一つがカビ防止です。
メダカの卵は水カビが付きやすいため、カビによってダメになるケースが多いです。
しかし、メダカの卵のカビ防止は2つの方法で回避できます。
メチレンブルーで薬浴する
メチレンブルー水溶液は毒性の弱い魚病薬で白点病などの魚がなりやすい病気の治療や予防に使われます。メチレンブルー水溶液をメダカの卵がある水槽に添加することで水カビを予防することができます。
またメチレンブルー水溶液を入れると無精卵か有精卵かを判別することができます。無精卵なら卵も青く染まり、有精卵なら染まることはありません。
メチレンブルー水溶液はめだか繁殖においては必需品といっても過言ではなく、メダカ需要が高まる春〜夏にかけてショップによっては欠品になることがあります。
カルキ抜きしない水を使用する
カルキ抜きをしない水には残留塩素が残っています。残留塩素は生体に害を及ぼすことで知られますが、卵には害がなく、水カビの予防につながります。
メチレンブルー水溶液を使用するよりも手軽ですが、地域の水道水によっては残留塩素がほとんどなかったり、夏場は数時間でカルキが抜けて真水に変わるため、予防ができていないリスクがあります。
無精卵を取り除く
無精卵は残しておいても孵化することは絶対になく、水質悪化の原因となるので除去します。
無精卵は透明ですが、有精卵は黄色っぽいので見分けが簡単につきます。
特に先述したようにメチレンブルー水溶液につけていると染色しているかどうかで見分けることができます。
水換えをして綺麗な水質を保つ
卵もれっきとした生体であり、呼吸をして老廃物を外に出すため水が汚れていきます。
また、産卵床に付着したバクテリアが新しい環境で死滅していくこともあり、何もしなくても水が汚れるので定期的な水換えが必須です。
水換えは1週間に1回もしくは2回が目安です。
水換えの時に無精卵や死んでしまった卵を取り除く作業も合わせてするべきです。
エアレーションをして酸欠予防する
メダカの卵も呼吸をしているのでエアレーションしていた方が生存率をあげることができます。投げ込み式フィルターのついたエアレーションなら濾過の効果もあるので良好な水質維持ができます。
メダカの卵を孵化させる方法と日数
日当たりの良い場所を確保
メダカの卵の孵化率を上げるためには、日中に光を当てる必要があります。
LEDライトで徹底した室内管理も良いですが、隔離容器にあったライトがなければ日当たりの良い場所に隔離容器を置いておくだけでもちがいます。
部屋の蛍光灯直下だけでは明るさが足りません。
20度〜25度の水温を維持
メダカの卵を孵化させるには暖かい水温が必要です。20度以上の水温があれば孵化しやすい環境になります。
水温固定のヒーターでは25度前後が主流なので器具の指定温度に合わせる形で問題ないです。
ただし、夏場は高水温すぎると酸欠になったり、卵がダメになることがあるのでファンやクーラーの導入は必須です。
メダカの卵は10日程度で孵化
メダカの稚魚は暖かくなってから10日程度で生まれます。
メダカの卵を見つけて隔離容器に移したタイミングから日数をカウントし、7日目くらいから水換えのタイミングを調整すべきです。
メダカの卵を見つけたらする流れまとめ
メダカの卵は親メダカに食べられないように産卵床ごと別の容器へ移しましょう。別の容器ではエアレーションをすることで生存率をあげることができます。
1週間に1回は水換えをおこなうようにしましょう。水換えをすることでメダカの卵の生存率をあげることができます。水換え時に死んでしまったメダカの卵は回収しましょう。
太陽光やLEDライトをメダカの卵にも当てるようにしましょう。日中のバランスを考えて10時間ほど日光浴ができると良いです。
水温25度を目安として10日ほど経つと有精卵から稚魚が生まれます。稚魚が生まれたら3日間は自身の持つヨーサックから栄養を摂取するので見守るだけで大丈夫です。3日を過ぎたタイミングでゾウリムシといった極小の餌を与えるようにしましょう。
メダカの卵を見つけたらでよくある質問
- メダカの卵をカルキしない水道水で管理するのは何日まで?
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メダカの稚魚は10日程度で孵化するため、隔離容器に移してから1週間(7日目)から生まれる可能性を考慮してカルキ抜きの水を使うのは避けた方が良いです。カルキ抜きしない状態で稚魚が生まれてしまうと成長に危害が加わる可能性があります。カルキ抜きをしない管理の仕方については「メチレンブルーで薬浴する」をご確認ください。
- メダカの卵を見つけたらどうすればいい?
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メダカの卵を見つけたらやることは4つあります。1つ目は隔離水槽へ移す、2つ目は水カビ防止をする、3つ目は水換えをする、4つ目はエアレーションをするです。これらの詳しいやり方については「メダカの卵を見つけたら絶対やるべきこと」をご確認ください。