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メダカのお腹が膨れる病気は?7つの原因と解決方法を解説

メダカ 病気 お腹が膨れる

メダカのお腹が膨らむ原因には、

  • 過抱卵
  • エサの食べ過ぎ
  • 消化不良や便秘
  • 腹水病
  • 松かさ病
  • 内臓肥大
  • 寄生虫の感染

といったことが挙げられます。病気によるもの、環境によって一時的に膨れるものに分かれるため、治療などのアプローチが異なります。この記事ではメダカのお腹が膨れる病気とそれ以外の原因に対する解決方法を解説しているので参考にご覧ください。

目次

メダカのお腹が膨れる病気や原因7選

過抱卵

メダカの交配

過抱卵は、メスのメダカが卵を産むことができず、お腹に卵を抱えたままの状態です。これは主にオスの不足や相性の悪さが原因で発生します。また、水質の悪化やストレスも一因となります。

過抱卵の見極めや繁殖期である春先であることや他のメダカと擦り合わせるような姿を見られた時に、過抱卵の可能性として考えることができます。

対策としては、別のオスとペアリングさせる、水換えを行う、飼育環境を改善することが有効です。過抱卵のメダカは適切にケアすることで、無精卵であっても自然に卵を産むようになることがあります​​​​。

エサの食べ過ぎ

餌の過剰摂取もメダカのお腹が膨れる原因の一つです。
特に、飼育者が餌を与えすぎると、メダカが食べ過ぎてしまい、消化不良を引き起こすことがあります。これにより、メダカのお腹が異常に膨れることがあります。対策としては、餌の量を適量に調整し、一時的に絶食させることで、メダカの消化器官を休ませることが重要です​​​​。

消化不良や便秘

便秘は、消化不良や水温の低下が原因で発生します。
メダカが便秘になると、糞を排出できずにお腹が膨れてしまいます。便秘は放っておくと転覆病などの泳ぐことができなくなる病気に転じる可能性があります。

便秘の対処法としては、絶食させる、水換えを行う、水温を25℃〜28℃に保つ、捕食しやすい水草を与えることが有効です。これにより、消化器官の働きを改善し、便秘を解消することができます。

腹水病

腹水病は、エロモナス菌などの細菌感染が原因で、メダカの腹腔に液体が溜まる病気です。症状としては、お腹が膨れるだけでなく、体全体の動きが鈍くなります。対策には、腹水病になったメダカを隔離し、塩水浴やグリーンFゴールドリキッドや観パラDといった魚病薬での薬浴が効果的です。

松かさ病

松かさ病は、メダカや金魚がエロモナス菌に感染して発症する病気で、鱗が逆立ち、お腹が膨れるのが特徴です。水質の悪化や餌不足、ケガなどが発症の原因です。治療には、感染したメダカを隔離し、塩水浴を行うことが有効です。また、水換えの頻度や給餌量の見直しも必要です​​。

内臓肥大

内臓肥大は、主に遺伝的要因や栄養の過剰摂取が原因で起こります。特にダルマメダカなど、遺伝的に内臓肥大を起こしやすい品種があります。内臓肥大の場合、特定の治療法はありませんが、適切な餌の管理と飼育環境の見直しが重要です。これにより、メダカの健康を維持することができます​​。

→改良メダカの種類はこちら

寄生虫の感染

寄生虫感染もメダカのお腹が膨れる原因の一つです。寄生虫は、水質の悪化や新たに導入したメダカから感染することが多いです。寄生虫感染が疑われる場合は、感染した個体を隔離し、リフィッシュ(ムシクリア)といった魚病薬で薬浴を行うことで対処します。また、水質の改善も欠かせません。感染予防には、定期的な水換えや感染したメダカの隔離が重要です​​。

メダカのお腹が膨れる病気や原因への対処方法

餌を与えるときは少量を数回に分ける

メダカの餌の量

メダカの健康を維持するためには、適切な餌の管理が重要です。餌は一日に数回、少量ずつ与えることが理想です。過剰な餌の量は消化不良や便秘を引き起こす原因となるため、与える量を適切に調整しましょう。餌を与え過ぎてしまった場合は、一時的に絶食させることが有効です。これにより、消化器官を休ませ、健康を取り戻すことができます​​​​。

良好な水質と水温は常にキープ

メダカの健康には水質の管理が欠かせません。定期的な水換えを行い、水質を維持することが重要です。特に病気の予防には、水質の悪化を防ぐための適切なフィルターの使用や、水温管理が重要です。水温は25℃〜28℃が理想的です。水質を常に清潔に保つことで、メダカの健康を守ることができます​​​​。

病気のメダカは隔離して治療する

メダカが病気になった場合、他の個体に感染しないように隔離することが必要です。隔離することで、病気の蔓延を防ぎ、個別に適切な治療を行うことができます。例えば、塩水浴や薬浴などの治療法があります。また、病気のメダカが落ち着くまで観察を続けることも重要です。隔離治療を行うことで、他のメダカの健康を守ることができます​​​​。

塩水浴や魚病薬は早期に実施

メダカのお腹が膨らむ原因には過抱卵、消化不良といった病気でない原因と、腹水病やマツカサ病などの病気が原因のケースの2通りがあります。

過抱卵は卵が尻から出ていたり、繁殖期の他のメダカと比較することで判断しやすいですが、それ以外の病気の有無の早期判断は難しいです。しかし、体調不良のメダカには塩水浴によるストレスケアは効果的です。

また、病気と判断できたら魚病薬を使用した治療は、体力があるうちにやった方が寿命を縮めることなく薬浴期間を終えることができます。一方で体力がなくなってしまった状態で魚病薬を使用すると体力が持たずに死んでしまうリスクが上がります。

メダカによくある質問

Q1: メダカのお腹が膨れるのは病気ですか?

A1: メダカのお腹が膨れる原因には、過抱卵、便秘、腹水病などがあります。それぞれの原因によって対処方法が異なります。過抱卵や便秘の場合は適切な環境管理や餌の調整で改善が見込めますが、腹水病などの病気の場合は治療が必要です。早期に原因を特定し、適切な対処を行うことが重要です​​​​。

Q2: メダカの病気予防には何が重要ですか?

A2: メダカの病気予防には、適切な餌の管理と水質の維持が重要です。定期的な水換えやフィルターの使用、水温管理などを徹底することで、病気のリスクを大幅に減らすことができます。また、日々の観察を怠らず、異常を早期に発見することも重要です。これにより、メダカの健康を長期間維持することができます​​​​。

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この記事を書いた人

アクアリウムTIPSはプロショップをはじめとする多くのアクアリストに閲覧されているサイトです。熱帯魚、水草をはじめとする生体の育成管理ノウハウをはじめ多くの情報をお届け。定期的なコンテスト開催も行い、アクアリストを繋ぐメディアの運営に努めています。

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