【プロ推奨】メダカ飼育におすすめのバクテリア剤【即日導入OK】
メダカ飼育を始めたが、メダカがポツポツ死んでしまう、突然死を防げない、繁殖がうまく行かないといった悩みを抱える人は非常に多いです。
その原因の多くは飼育水(メダカが健康に生活できる水質)をうまく作れていないことがほとんどです。メダカ飼育をうまくするには、水作りが非常に大切です。
そこで役立つのがバクテリア剤です。この記事ではメダカ飼育におすすめのバクテリア剤をプロの視点から紹介しているのでぜひ参考にご覧ください。
バクテリア剤の使い方
エアレーションをしっかりする
バクテリア剤は生きたバクテリアを水槽に放ち、定着と増殖を図るものですが、増殖に対して酸素量が足りなければ死滅してしまいます。
死滅することで油膜が発生したり、水質悪化によってメダカが死ぬケースもあります。
入れすぎると危険なので適量を守る
水槽に対して過剰なアンモニア剤を入れると餌や糞の分解が進み、一過性のアンモニア中毒を生むことがあります。
アンモニア中毒はエアレーションの有無に関係なくメダカが死亡するリスクのある事象です。もし、入れすぎた場合は水換えをしましょう。
その場合のバクテリア剤は翌日に適量を入れるのが無難です。
3日〜4日にわたって添加する
メダカ飼育で必要な「ろ過バクテリア」はすぐに水槽に定着しません。バクテリア剤を使用しても繁殖と定着までに時間はかかります。
バクテリア剤の説明書にも記載がありますが、商品によって3日〜4日は添加し続ける必要があります。そのため、水槽が大きかったり、立ち上げる水槽が多かったりするとバクテリア剤が足りなくなるケースもあります。
メダカ飼育する水槽のサイズや数に合わせてバクテリア剤の大きさを決めると良いです。
メダカ飼育におすすめのバクテリア剤と補助剤
ジェックスサイクル
濾過バクテリアとして最初に活躍する従属栄養細菌を配合したバクテリア剤です。添加しなくても、どこからともなく発生するものですが、水槽立ち上げ初期の段階で添加していた方が安定させやすいです。
高濃縮されているため、本剤はかなり濁りがあります。添加した直後は白濁りしやすいですが、適量を守り3日間使うことで水質を安定化させやすいです。
大手メーカーの商品なのでどこでも売られており、ペットコーナーのあるスーパーにも置いてあることが多いです。初心者はこちらから始めるのもアリ。
バイコムスターターキット
バイコムスターターキットは使った日から魚を水槽に入れることができるバクテリア剤で、硝化菌剤、脱窒素菌剤、硝化菌の活性化を促す硝化菌専用基質の3つがセットになっています。
この3つのバクテリア剤を簡単に説明すると、硝化菌剤はメダカに有毒なアンモニアや亜硝酸を分解します。そして脱窒素菌剤はフンや餌といった有機物の分解をし、硝化菌が分解した時の硝酸を窒素ガスにして発散するという役回りです。
硝化菌専用基質は硝化菌が活性化に必要なミネラルを供給してバクテリアの定着を目指すといった内容です。
値段は他のバクテリア剤と比べて初期コストが高いですが、水槽の立ち上げがうまく行くので非常におすすめです。
オアシスイノベーション
オアシスイノベーションはホームセンター「コメリ」が販売するバクテリア剤です。硝化菌と数十種類の天然細菌配合でフンや餌、アンモニア・亜硝酸の分解だけでなく、苔の抑制までできる商品です。
バクテリア剤の中では容量が大きいため、大きい水槽やメダカの飼育ケースが多い人にとってはコスパが良いです。効果検証を動画にまとめているので気になる人はこちらもご覧ください。
ジクラウォーターベニッシモ
本製品はバクテリア剤ではなく、カルキ抜き+バクテリア補助剤の立ち位置にある商品といえます。ミネラルやアミノ酸、微量元素など、ろ過バクテリアの活性に必要な栄養素が含まれているので水槽の立ち上げがしやすくなります。
上記で紹介してきたバクテリア剤と併用すると効果的です。また、本剤にはビタミンや消化酵素が含まれているので、メダカの腸内細菌を活性化し、体内バランスを整えてエサの消化吸収を促すことができます。
シマテックPSB
真っ赤な液体から敬遠する人もいるかもしれません。PSBは光合成細菌と呼ばれるバクテリアです。光合成細菌は酸素がない環境で光合成されることで増えるので、水槽に入れても定着して増えることはありません。
そのため、一時的な効果のみ得られるバクテリア剤になります。PSBには豊富な栄養が含まれており、メダカの稚魚(2週間〜3週間)の生存率を上げることができます。
また、PSB自体も餌や糞を分解することができ、さらにPSBは濾過バクテリアやプランクトンの餌になるため、水質向上のアシスト的な役割に期待できます。
簡単に言えばメダカの稚魚を育てる時に使うと効果を実感しやすいバクテリア剤です。