メダカを死にかけから復活させる方法を5つのシーンに合わせて解説
メダカが死にかけるシーンは様々あります。例えば、水質が合わなくて死にかけ、病気で死にかけ、冬場で凍結して死にかけなどなど。
状況に合わせた対処をすることで死にかけから復活できることは多いです。この記事はシーンに応じて死にかけから復活させる方法を紹介しています。
メダカを死にかけから復活させる方法をシーン別に解説
横たわって苦しそう(夏場)
夏場は高水温によるダメージや酸欠によって横たわったり、泳ぐ力がない状態にまで弱ってしまうことがあります。このような場合は、水換えをした上でエアレーションを強めにすることで復活できることがあります。また、水換えをした時は粘膜保護剤も使用することで生存率を上げることができます。
水温が30度以上になる屋外では、すだれを用意したり、メダカ水槽(ビオトープなど)の下に隙間を作り、水温上昇をおさえる工夫が必要です。
尾びれが閉じて弱っている
尾びれや各ヒレが閉じてしまって、ほぼ泳ぐことなくじっとしている時は死期が近いと思った方が良いです。ただし、諦めずに塩水浴をしたり、毒性の低いアグテンで薬浴をすることで復活できることがあります。
ヒレが閉じて弱っている時は水質変化にも過敏なのでゆっくり塩を追加したり、魚病薬を入れることが肝心です。
くるくる回るように泳いで死にそう
水槽内を上手く泳げずにくるくる回転したり、浮いてしまう時は末期の症状もしくは、転覆病によるものが考えられます。
転覆病であれば塩水浴でまだ治る可能性があるので、水槽から隔離して塩水浴をすることをおすすめします。
ただし、くるくる回る状態から回復し、メダカが通常通り泳げるようになった場合でも油断はできません。
通常通り泳げるようになったらヒレを確認し、ヒレがしっかり張っていなかったり、閉じている傾向にあるならアグテンやメチレンブルーを使って薬浴をして完治させた方が良いです。
凍結して死にそう
凍結しているメダカを急に温めてしまうと、蘇生できずに死んでしまいます。凍結したメダカを復活させる場合は、常温の水でゆっくり溶かすことで復活できる場所があります。
ただし、100%蘇生できるとは限りません。冬場にメダカを屋外で飼育するときは、凍結しないように水深を10cm以上深くすることが求められます。
水槽から飛び出して死にそう
水槽から飛び出して死にそうなメダカは酸欠状態と乾燥状態にあります。特に乾燥状態にある時は水に戻しても泳げずにエラをパクパクさせて死にそうな状態であることが多いです。
そういう場合は、エラのすぐそばでエアレーションをします。また、粘膜保護剤を使用することで復活できる確率が上がります。
そもそも水槽から飛び出さないようにすることが大切ですので、蓋をしたり、フランジと呼ばれる水槽の上部に隙間を作らないグッズを使用することをおすすめします。