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水槽の電気を消すと魚が暴れる原因と飛び出し防止の方法

水槽の電気を消すと魚が暴れる

水槽の電気を消すと魚は周囲の変化に驚いて暴れてしまうことがあります。

同じ時間帯に電気をつけたり、消したりすることで徐々に学習し、暴れなくなる魚もいますが、慣れる前に暴れて水槽から飛び出したり、水槽に頭をぶつけて気絶や怪我をしてしまう恐れもあります。

そうならないためには、明かりを徐々に暗くしたり、パニックになっても身を潜められるレイアウトが必要になります。

目次

水槽の電気を消して魚が暴れる原因

急に暗くなってびっくりするから

水槽のライトを急に消すと、魚によっては突然暗くなったことに驚いてパニックになり、暴れることがあります。

長い時間俊敏に泳ぎ回る個体もいれば、一瞬前後に泳いでから落ち着く個体もおり、暴れるかどうかは性格によるものも要因に挙げられます。

魚が暴れることで起きる事故やリスク

魚が暴れることで起きる事故やリスクは4つあります。

  1. 魚が隙間から飛び出してしまう
  2. 壁に衝突して怪我や気絶をする
  3. ヒレが物に当たって擦れる
  4. ストレスがかかる

魚が隙間から飛び出してしまう

魚が暴れた時に一番気をつけるべきなのは、水槽からの飛び出しです。

飛び出し事故

水槽の蓋をしているつもりでも、3cm〜6cm程度の熱帯魚なら、1cm程度の隙間が空いていたらそこから飛び出してしまう可能性があります。

大袈裟に言ってるのではなく本当です

水槽から飛び出して乾燥してしまえば確実に死んでしまいます。

壁に衝突して怪我や気絶をする

小さな水槽になるほど衝突のリスクが上がります。

直線的かつ、泳ぐ距離が長い魚は壁に衝突して気絶してしまうことがあり、気絶した魚は死んだように動かなくなるか、一時的に苦しそうな行動を起こします。

何度も繰り返すと突然死を引き起こすリスクがあります。

ヒレが物に当たって擦れる

毎度暴れまわってしまうとレイアウト素材や壁に当たることでヒレが擦れてしまうことがあります。

ストレスがかかる

突然暗くなったことでパニックになった魚はその拍子で他の魚を追いかけてしまうことがあります。

びっくりした魚へのストレスがかかりますが、追いかけられた魚も当然ながらストレスがかかります。ストレスが毎日かかると病気や突然死を引き起こす原因になります。

魚をびっくりさせずに電気を消す方法

段階的にライトを暗くする

水槽ライトは商品によって段階ごとで明るくなったり、時間経過に合わせてゆっくり暗くなるものがあります。時間経過に合わせてゆっくり暗くなる機能がついていない時は、15分置きに光量を落として消灯する方法が理想です。

しかし、スイッチ操作になるので毎日手動で消す必要があります。手動操作は消し忘れたり、消す時間が不規則になり、魚の生活リズムが狂ってしまうためおすすめしません。

魚をびっくりさせずに電気を消して自動化させたいなら、徐々に暗くなるライトの導入をおすすめします。

徐々に暗くなるライトを使う

NICREW水槽ライト使用レビュー

魚を驚かせずに水槽のライトを消すのに最もおすすめなのが、徐々に暗くなるライトの使用です。

徐々に暗くなるライトは徐々に明るくなる機能もついているため、点灯時に暴れることも回避することができます。

徐々に暗くなるライトは、ライト自体の機能を使うもので、ライトのオンオフをタイマーコンセントで操作してしまうとその機能が使えなくなるケースがほとんどなので注意が必要です。

徐々に暗くなるおすすめのライト

Hygger 水槽ライト

安価なライト

水槽ライトの中でも非常に安価で買えて徐々に明るくしたり、暗くすることがでる機能がついています。

タイマー機能は押した時間から作動するので、最初の設定をする時だけ実際のスタート時間に合わせる必要があります。

明るさは青ライトを除き6段階で調整されるので、点灯と消灯時に魚が驚くリスクをできる限り抑えることができます。

NICREW水槽ライト
NICREW水槽ライト

水草の育ちもよくコストをかけずに魚にも水草にも優しい水槽ライトが欲しい人におすすめです。

Chihiros RGB

高性能なライト

RGBライトの代表的な高品質水槽ライトです。水槽ライトの中でも高級な部類になりますが、魚や水草の発色が良くなるだけでなく、好みの色温度を自分で調整したり、時間帯に応じて日の出や日の入りの明るさに調整することができます。

段階ごとに光量が落ちるのではなく、赤、緑、青の光の色によってリアルな色温度にすることができるので生体がびっくりすることがありません。

ChirosRGBライトはスマホと連動させて使用します。明るさやオンオフもスマホの設定から行うことが出来ます。

明るさの調整ができない水槽ライト

ここでは明るさの調整ができず、オンオフしかできない流通量の多いライトを紹介します。これらのライトを使用する時はタイマーコンセントは必須になります。

ただし、先述したようにオンオフしかできないので点灯と消灯時に魚が驚いてしまうリスクがあります。

以下は商品数が多い代表的メーカー

  • GEX Clear LED POWER WiFi 以外
  • コトブキ工芸 NEW RAY MAX 600 以外
  • 水作ライトの全て(2023年時点)
  • Aqulloライトの全て(2023年時点)
  • Tetraライトの全て(2023年時点)

びっくりした魚が飛び出さないようにする方法

魚がびっくりする原因は水槽ライトのオンオフが原因だけではなく、日常の音や電磁波、他の魚との小競り合い、水槽の掃除などが挙げられます。

つまり、水槽のライトだけ改善しても魚が驚く要因は潜んでおり、いつ水槽から飛び出すか分かりません。

水槽から飛び出さないように飛び出さない対策は必須です。

水草や石、流木で隠れ家をつくる

魚にとって、水槽内に隠れ家があると安心感を得られます。水草や石、流木を配置することで、魚はストレスを感じたときや危険を感じたときに隠れる場所として利用できます。

クーリーローチー 隠れ家

個体によっては水草の茂みにツッコミ、しばらくじっとする姿も見せます。

また、寝床が定着すれば水槽ライトが消える前にその場所に行き、休む様子も見ることが出来ます。安心できる場所を用意することで、突然の環境変化やびっくりする要因からの飛び出しを防ぐことができます。

水槽の蓋をする

水槽の蓋をすることは、飛び出しを防ぐ最も簡単な方法の一つです。

アクアフランジと水槽蓋

特に、夜間や照明の点灯消灯時など、飛び出しやすい時間帯に蓋があることで飛び出すリスクを激減できます。

夜に水槽の蓋に当たる音がした時は蓋があってよかったと安心するよ

アクアショップや展示会では蓋をしてないことが多いですが、あくまで景観をよく見せようとしているだけで、周りをよく見てみると干からびた魚が周りにいることが多いです。

自宅と商業施設を一緒に考えないようにすべきです。

フランジやラップで隙間を作らない

水槽の隙間から魚が飛び出すことはよくある事故です。たとえ1cmの隙間であっても、魚はその隙間から飛び出す可能性があります。

アクアフランジ

フランジやラップを使用して、水槽の隙間を埋めることで、飛び出しを防ぐことができます。特に、水槽の角や蓋の隙間など、飛び出しやすい部分は注意が必要です。

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