

ただし、スーパーで買ってきた食用の春菊をそのまま入れるのは絶対にNGです。残留農薬でメダカが全滅するリスクがあります。必ず種から育てるか、無農薬を保証できるものを使ってください。また、根が水中に浸かりすぎると酸素不足で根腐れを起こし、逆に水質を悪化させます。水温が5度を下回ると春菊の活性も落ちるので、冬場はあくまで補助的な浄化装置と考えておくのが賢明です。13リットル程度の水量なら、植物の根が容器の3分の1を占拠しないよう間引きも必要ですよ。
メダカ飼育において春菊を活用することは、水質浄化と観賞の楽しみを両立させる優れたアイデアです。特に屋外のビオトープ環境では、春菊の旺盛な吸肥力が飼育水の富栄養化を防ぐ助けとなります。ここでは、メダカ飼育における春菊の特徴と具体的な管理方法について解説します。
春菊は非常に成長が早く、水中の硝酸塩を積極的に吸収する特徴があります。メダカの排泄物や残餌はバクテリアによって分解され、最終的に硝酸塩となります。これを春菊が肥料として利用することで、水替えの頻度を抑えることが可能になります。適正な個体数である1匹につき水1Lという基準を守りつつ、補助的な浄化手段として導入するのが理想的です。
春菊を導入する際、最も注意すべきは農薬です。市販の苗には強力な殺虫剤が使用されているケースが多く、そのまま水槽に入れるとメダカは数時間で全滅します。種から育てるか、完全に無農薬の状態から開始してください。適正水温は15度から25度程度ですが、春菊自体は5度程度の低温にも耐性があります。ただし、0.5%以上の塩分濃度での飼育(塩浴)を行っている場合は、春菊が塩害で枯れてしまうため併用は避けましょう。
根の全てを水に沈めるのではなく、根の先端が水に触れる程度の深さで管理するのがコツです。100円ショップのザルや専用のフロートを使用し、空気中に根の付け根が露出するようにセットしてください。根が茶色く変色してきたら根腐れのサインです。速やかに傷んだ部分をカットし、水中の酸素濃度を確保するために軽くエアレーションを追加するか、水量を増やして対応してください。