

春先はメダカの浸透圧調整機能がまだ十分に回復していません。そんな不安定な時期に水質をガラッと変えてしまうと、いわゆるポツポツ死を招きます。今の時期は、底に溜まった汚れをスポイトで軽く吸い出し、減った分を足し水する程度に留めてください。水換えをするにしても、全体の3分の1以下、それも汲み置きして水温を合わせた水を使ってください。3月下旬から4月、桜が散る頃にようやく半分程度の水換えができるようになると考えておけば間違いありません。
屋外でのメダカ飼育において、春は最も慎重さが求められる季節です。冬を越したメダカは体力が低下しており、急激な水質・水温の変化に対応しきれず、死に至るケースが多発します。ここでは、春の適切な水換えのタイミングと方法について解説します。
屋外飼育の場合、水換えの目安となるのは日中の最高水温が15度から18度で安定する時期です。10度を下回る日がまだある時期に水換えを行うと、メダカの活性が上がりきっていないため、ショック症状を引き起こします。本格的な全清掃や大きな水換えは、最低気温が10度を下回らなくなる4月中旬以降が推奨されます。
春先の水換えは、一度に大量に行わないのが鉄則です。最初は全体の4分の1から3分の1程度の量を、週に1回から10日に1回程度のペースで入れ替えます。この際、新しい水は必ず24時間以上汲み置きしたものを使用し、飼育容器の隣に置いて水温を完全に一致させてください。1度でも水温差があると、メダカにとっては大きな負担となります。
水換え後の体調不良(ポツポツ死)を防ぐためには、0.5%濃度の塩水(水1Lに対して食塩5g)を活用するのが効果的です。塩分には浸透圧を調整し、メダカの体力消耗を抑える効果があります。新しい水を足す際に、その分量に見合った塩を溶かしておくことで、春特有の急な冷え込みによるダメージを軽減できます。また、この時期は餌の与えすぎにも注意し、数分で食べ切れる量を1日1回、日中の暖かい時間帯のみに限定しましょう。