水草が抜ける対策とは?浮き上がらない植え方を紹介
「水草が水に浮いてしまう」「水草が抜けてしまう」「ヌマエビや魚が水草を抜いてしまう」といった問題を解決する方法を紹介しています。キューバパールグラスやウォーターローン、グロッソスティグマ、ショートヘアグラスなどの前景草を植える際に参考にしてください。
水草が抜けないようにするには?
水草を想像以上深く植える
より早く、そして広く成長してもらいたいという思いから、水草の葉がなるべく光に当たった方が良いと考えるのは普通です。ベストなのは根だけ埋まって、葉が表に出ている状態ですよね。頭の中ではそのイメージがつくと思います。
しかし、実際は浮力で抜けてしまったり、エビに抜かれたりなど上手くいかない事が多いことがほとんどです。
ですが、始めだからこそ、葉はほとんどソイルから出ていなくても問題ないのです。
例えば、上の写真はウォーターローンを植えた初日のものです。もうほとんど葉が見えていない状態なのがわかると思います。特に抜けやすい水草ほどしっかり植え込む事が重要になります。
そして、成長度合いはどうなのか・・・
約2ヶ月で草原になりました。この場合、CO2添加と照明が約8時間という条件になっています。葉が少しでも出ていれば、光を求めて広がって成長していきます。なので、安心して奥深くまで水草を植えるようにしましょう。
その後は、しっかり育つので問題なし!
水中の緑の絨毯作りで大事なこと
トリミングでランナーを伸ばす事が大事
前景水草を植える人のほぼ全ての人が緑の絨毯を作りたい。という気持ちがあると思います。ただ植えただけでは、水草は横に広がっていきません。
大事なことはランナー(四方に伸びるための根)を増やしてあげる事です。ランナーを増やす方法はシンプル。根を真上から真っ二つにしてあげるだけ。
これだけで、切られた水草は四方にランナーを伸ばしどんどん広がって行ってくれるというわけです。植えてから「水草の葉がしっかり見えてきたな」という時期になったら、上から思い切って真っ二つにしましょう。そうする事で緑の絨毯になる時間がより短くなります。
▲上からハサミを入れるだけでOK
気をつけれなければならないのは、引き抜いてトリミングし、植え直す事です。背丈のある水草は差し戻しを行うのがベターですが、ソイルを張って成長する水草は差し戻しが向きません。根付く事にエネルギーを回してしまい、成長が鈍ってしまう事があります。
上から裁断するだけで、ランナーが四方に伸びていくので、ソイルごと切る認識で行うと良いでしょう。
背丈のない水草は上からハサミを入れるだけ!