GEXクリアLEDフラッティで水草は育つ?評価レビュー
GEXクリアLEDフラッティは15cm水槽にピッタリのバータイプのLEDライト。小型水槽向けLEDライトは数多く存在するのでLEDライトは一苦労という方も多いのではないでしょうか。本記事ではGEXクリアLEDフラッティの使用感下に評価レビューをまとめているので是非参考にご覧ください。
監修:緋作 | アクアリウムを“もっと身近に”“もっと手軽に”“もっとお洒落に”感じてもらいたく、小型水槽&水草水槽メインの動画を投稿しています。 |
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GEX クリアLED フラッティの性能
内容物とスペック
内容物はライト本体、アタッチメント、説明書、シリコンシートの4点です。本体は黒と白の2色展開のため、水槽や設置場所に合わせて選ぶことができます。
GEX クリアLED フラッティのスペック | |
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推奨水槽 | 幅15cm以下の水槽 |
ルーメン(lm) | 130lm |
ケルビン(K) | 6800K |
LEDの寿命 | 約4万時間 |
照射角度 | 120度 |
定格電圧/消費電力 | DC5V 5W |
アダプタ使用時 消費電力 | AC100V 2.4W |
1ヶ月電気代 (10時間×30日) | 18円 |
価格相場 | Yahoo! 940円〜 |
Amazon 929円〜 | |
楽天市場 1,390円〜 |
サイズはかなり小さく薄い
GEX クリアLED フラッティのサイズは横幅14.6cm、奥行き2.5cm、高さ8mmとかなり小さいLEDです。ここまで小さいと100均一や別の商品で代用ができそうな気もしますが、さすがはGEX。水槽幅にフィットした姿は景観がとても良いです。
LEDチップは白色LEDチップが6個。サイズ的にこれ以上付けるには奥行きを倍にするしかないような印象さえ受けます。赤と青のチップがないため、水草の種類によっては育成にどう影響するかも考慮が必要かもしれません。
幅40cmの水槽まで対応できる
GEX クリアLED フラッティの商品説明では幅40cmまで対応できるとの記載も。ただ、コンパクト水槽用なので奥行きのある40cm幅には対応しきれないでしょう。
電源タップはUSBタイプ
電源はアダプタではなく、USBタイプになっています。そのため、USBを直接挿せる電源タップを使用している場合は、直接挿して使うことができるので、コンセントが足りなくなる問題も解消できるでしょう。
USB接続ではなく、電源アダプタに繋げて使うことももちろんできるので従来のLEDライト同様の使い方も可能です。(電源アダプタは別売りになりますが、DC5V規格なら代用でます。)
蓋への直置きかフレーム設置か選べる
GEXクリアLEDフラッティは付属のシリコンシートをLEDに貼り付けることで水槽に蓋に直接取り付けることもできます。滑り止めが備わるので安定性もGOOD。
また、フレームレスなら付属のアタッチメントを装着しての取り付けも可能になります。水槽の蓋をしないことは珍しいですが、流木などのレイアウト素材がはみ出してしまい蓋ができないような水槽にも問題なく取り付けが可能です。
GEX クリアLED フラッティの評価レビュー
めっっっちゃ安い
GEX クリアLED フラッティのオープン価格は1090円でしたが、現在Amazonや楽天、Yahooショッピングなどでは555円から販売されています。※送料込みだと1000円オーバー
同じルーメン(光量)のピテラは送料込で2500円前後に対して、フラッティは半値を切るので小型水槽を手にかけている人は購入しやすい金額です。(ピテラの方が色温度が5000近く高いので機能的に差はある)
Fitシリーズとの相性が良い
FitシリーズとはGEXがリリースしている水槽のラインナップです。中でもLEDの幅と同サイズであるFit150はピッタリなのでインテリア性も抜群と言えます。
他メーカーにも使える
サイズさえ合えばGEXでなくても問題なく使えるでしょう。付属のアタッチメントをつければ蓋の上に置くスタイルでなく、フレームに取り付けて使用もできます。
シリコンシートとアタッチメントの相性が悪い
付属のシリコンシートをつけることでズレ防止することができますが、つけたままにすると付属のアタッチメントを取り付けることができません。アタッチメントを使う際はシリコンシートを外す必要があります。
フレキシブルでない
アタッチメントは完全固定制なため、上下に動かす際はネジを緩める必要があります。このような固定製は無理に動かすと水槽を傷つけることもあるので注意が必要です。
自由に動かせたら水替えの際に照らしながら活用できたのですが…
GEX クリアLED フラッティの電気代はいくら?
フラッティの消費電力は1.5Wなので、1kWhあたり25円(2021年.全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価(税込))とし、1日10時間点灯しても0.6円。それを30日計算しても18円程度になります。運用する分ではめちゃくちゃ安いですね。
GEX クリアLED フラッティの明るさ検証
15cmキューブ水槽
全ての長さが15cmの水槽ではジャストフィット。光量も申し分ありません。小型水槽のLEDライトはアーム付きなどのスポットタイプが多いのでバータイプの取り付けLEDライトが欲しい人には刺さりますね。コードを水槽裏に回せば水槽周りをスッキリさせることができます。
幅:奥行15cm×高さ20cm水槽
高さがある水槽でも底までしっかり届く明るさ。やはり幅15cmの水槽に使うとスッキリしますね。
幅25cm×奥行17cm×高さcm
25cm水槽で照らした様子。動画でのレイアウトはシンプルなので照らせていますが、込み入ったレイアウトになると物足りなくなるかもしれません。ワンポイントレイアウトなど配置などに応じて選ぶと良いでしょう。
幅30cm×奥行20cm×高さ25cm
幅30cm水槽でGEX クリアLED フラッティを使用した様子。やはり水草がしっかり植栽されたレイアウトだと四隅に光が届かない印象があります。低床の水草に関しては光が弱いことがわかるので、グロッソスティグマなど強い光量が必要な水草は茎が伸びてしまうかもしれませんね。
30cmキューブ水槽
奥行き、高さが30cm水槽になると前後方向が暗く感じます。大きさ的に考えても力不足ですね。レイアウトによっては30cm幅のライトを使っても1台じゃ足りないと思う場合があるのでGEXクリアLED ラッティでは力不足かもしれません。
40cm水槽(仮)
40cm水槽ではなく、45cm水槽で代わりに検証。5cm分隠していますが、ライトの明るさとしては物足りなさを感じます。40cm前後の水槽で水草をしっかり育てる場合、LEDライトは750lmほどがやはり必要なのでパワー不足でしょう。
GEXのLEDライトシリーズで比較
ルーメンの値だけで比較するとリーフグローが300lmなので明るいはずですが、フラッティは蓋に直接設置するのでより明るく照らすことができるようです。
色温度に関してもエコリオ>リーフグロー>フラッティの順で温かみが増しているのが分かります。超小型水槽ならフラッティを起用した方が水槽をより綺麗に見せることができますね。
GEX クリアLED フラッティ評価まとめ
超小型水槽のLEDライト探しにピッタリ
20cm以下の水槽に適合したLEDライトといえばアーム有りのスポット型LEDライトが一般的でした。しかし、GEXクリアLEDフラッティはどちらかというと30cm以上の水槽でも使われるようなバータイプ。
20cm以下の規格になると選べるLEDライトの数が減ってしまうので、新しい小型LEDライトの新たな選択肢として考えられるのは嬉しいですね。
光量の数値で見ると130lmと心もとない数値に見えますが、実際の使用感としては御の字ではないでしょうか。同サイズのLEDライトとして水作ライトアップ150も新製品としてリリースされていますが、そちらよりも700円ほど安いので安さやスマート感で勝負するならGEXクリアLEDフラッティの方がおすすめです。
GEX クリアLED フラッティを動画で解説
[緋作 – Hisaku -]チャンネルではGEXクリアLEDフラッティを徹底レビューしています。音声と映像でも評価レビューを見たい方は是非ご覧ください!その他製品やイベント情報も発信しています。