GEXクリアLEDリーフグローEX(エクストリーム)の評価|光量はどれくらい?旧式との違いは?
水草水槽にはLEDライトが欠かせません。ボトル水槽向けのLEDライトは数が少なく使用感のレビューは四角い水槽向けのLEDと比べると情報が少ない印象が否めません。この記事ではGEXリーフグローの上位互換である「クリアLEDリーフグローEX(エクストリーム)」の明るさや旧リーフグローとの違いについて紹介していきます。
監修:緋作 – Hisaku – | アクアリウムの飼育、最新製品やイベントなどアンテナの広いアクアリスト。カメラも嗜んでおり素材撮りや動画編集はプロ級。商品紹介や動画制作依頼も受け付け中! |
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- 小さいのに高光量
- ボトリウムの中でハイスペのLED
- スペックの割に値段が高い
- ボトル水槽以外に向かない
GEXクリアLEDリーフグローEX(エクストリーム)の性能
内容物とスペック
内容物はライト本体、アクリル製のスタンドと支えるスティック、ACアダプタ、説明書が入っています。ライトは旧式と同じくフレキシブルアームなので自由に曲げることが可能です。
GEXクリアLEDリーフグローEXのスペック | |
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参考価格 | 6,580円~ |
推奨水槽 | ボトル水槽〜幅30cm水槽 |
ルーメン(lm) | 300lm~600lm |
ケルビン(K) | 3,500K~10,000K ※全灯時は7000K |
LEDの寿命 | 4万時間 |
定格電圧/周波数 | AC100V 50/60Hz |
定格消費電力 | 7W |
価格相場 | Yahoo! 7266円〜 |
Amazon7982円〜 | |
楽天市場7280円〜 |
幅30cmの水槽まで対応できる
GEXクリアLEDリーフグローEXは全灯状態で600lm、照射角度は120度あるため、幅30cmまでの水槽に対応しています。600lmは小規模水槽を管理する上ではそこそこ高い光量です。リーフグローのようなスタンド式のライトの中ではトップクラスです。(値段もトップクラスです。)
ライトは3つの色温度を設定できる
ライトは3500Kの白色LEDが4灯、10,000Kの白色LEDが4灯の合計8つ構成となっています。全てのライトをつけると色温度は7000Kと落ちますが、かなり明るくなります。ライトの明るさは300lmと600lmの2種に切り替えることができます。
600lmを発揮するには2つのスイッチを押し、全灯状態にする必要があります。2つの色温度を用いているので自然な色合いを表現することが可能となっています。
ケルビンは色温度の数値が低いものほど暖色系(黄色や橙色)になり、色温度の数値が高いものほど青白い光となります。
ライトスタンドは2通り
GEXクリアLEDリーフグローEXを支える方法は水槽の縁に付けるか、付属のアクリルスタンドを設置するかになります。(別売りのウッドベースに付ける選択肢もあります。)ボトル水槽ではリーフグローEXを取り付けることができないので、アクアリススタンドか、ウッドベースにつけて運用することになります。
GEXリーフグローEXの評価レビュー
小さいのに高光量
直径5cm、高さ7cmと水槽LEDの中でも小型に対して600lmというのはかなり高いです。ちなみに30cm規格のGEXクリアLEDパワーⅢよりも光量が高いのが推せますね。
大きめのボトル水槽には通常の横長タイプのLEDライトが設置できないという点やボトル向きLEDライトで光量が高いものが少ないという難点がありました。その点を踏まえるとGEXクリアLEDリーフグローEXは非常に使い勝手が良いと言えます。
色温度の切り替えができる
スイッチの切り替えで3500K、7000K、10000Kの色温度に設定することができるので水槽レイアウトによって違った雰囲気を出すことができるのが嬉しいポイント。600lmの光量を発揮できるのは7000Kの時のみ。欲を言えば全部の色温度で600lmを発揮できれば良かったですね。
ボトル水槽以外はおすすめしない
現在はネットショップで安く購入しようと思っても6500円を超える値段なため、かなり高いと言わざるを得ません。普通の水槽なら横長LEDライトを購入した方が安く済みます。なんならリーフグローEXの値段で2台分購入することもでき、光量を1000lm以上確保することも可能です。
GEXクリアLEDパワーⅢ | 3350円〜 | 500lm |
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NICREW水槽ライト | 2430円〜 | 600lm |
水作ライトアップ300 | 1980円〜 | 588lm |
アクロ TRIANGLE LED GROW | 4480円〜 | 1,000lm |
ボトル水槽の場合、スタンド式でないと設置しづらいのでリーフグローの上位互換として採用するのは良いかもしれませんね。
リーフグローの電気代はいくら?
リーフグローの消費電力は4Wなので、1kWhあたり25円(2021年.全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価(税込))とし、1日10時間点灯しても1.89円。それを30日計算しても56.7円程度になります。運用する分ではめちゃくちゃ安いですね。
インテリア性が高い
ボトル水槽以外の相性はセンスの感じ方によって評価が分かれますが、ボトル水槽を魅せる意味ではライトのデザインや角度を変えられる点をとっても他のLEDライトよりも優れていると感じます。
リーフグローと合わせてレイアウトできるグラスベースという土台も販売されているので無機質に水槽を起きたくない人は幅と奥行が20cm以内なら合わせて購入するのも良いでしょう。
結論:GEXリーフグローEXを買うべきか?
GEXリーフグローEXは値段は高いものの、ボトル水槽向けLEDライトの中では高光量なのでボトルアクアを楽しんでいる人には良いかもしれません。ただ、四角い小型水槽なら普通に横長のLEDライトを購入した方がコストや水草育成の面で無難と言えます。ボトルアクアをやらない人は買う必要はないでしょう。
動画でも評価を見る
GEXクリアLEDリーフグローEX(エクストリーム)使用例
旧リーフグローとリーフグローEXの違い
全体的にサイズアップ
光量が倍になったこともあり、ライト部分のサイズは体積が約3倍にアップ。サイズアップに合わせて発熱量も上がっています。また、スタンドパーツも一回り大きくなり転倒対策がされています。
アームの長さも5cmアップ
フレキシブルアームも5cmほど長くなっています。ライト本体が大きくなったから少し伸ばしたといったところでしょうか。
光量は2倍に向上
旧リーフグローは300lmが最大に対してリーフグローEXは600lm。さらに色温度が6500Kしか選べなかったところが、3500K、7000K、10000Kと選べるようになっています。完全に上位互換と考えて良いでしょう。スタンド一体型のライトの中ではトップクラスの光量ではないでしょうか。
他のLEDライトとの比較
NICREW水槽ライト
LEDのスペック | |||
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ルーメン | 600lm | ケルビン | 10,000K |
LEDの価格 | |||
参考価格 | 3,350円〜 |
幅30cm水槽ならこちらの方がバランスよく設置することができます。NICREW水槽ライトは海外メーカーのライトですが、Amazonで安く購入ができるライトです。GEXクリアLEDパワーⅢの完全上位互換なので普通の水槽ならこちらの方がコスパが良いでしょう。
ジェントスそだつライト
LEDのスペック | |||
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ルーメン | -lm | ケルビン | -K |
LEDの価格 | |||
参考価格 | 3,980円〜 |
ホームセンターでも見かける流通量の多いLEDライト。アームの範囲などの調整は高さと左右の向き程度しか変えられないですが、ボトル水槽なら問題なく照射できます。また、ライトの光量は3段階に調節でき、なおかつ調光フィルターを設置できるので、観葉植物などの葉焼けも防止できるといった繊細な使い方もできます。
アクアリウム、テラリウム、多肉植物の育成など多岐にわたって利用できるので育てる種類が多い人はこちらもおすすめ。ただし、最大光量比較はリーフグローの方が上。上記でリーフグローと比較したようにリーフグローEXの方がスペックは高いので高光量かつスタンド式ライトが欲しいならリーフグローEXが良いでしょう。
AMATERAS LED 10W
LEDのスペック | |||
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ルーメン | 914lm | ケルビン | 5,400K |
LEDの価格 | |||
参考価格 | 9,500円〜 |
「アマテラス」と調べれば検索結果の予測変換に「ライト」と出るほど、植物育成界隈では有名なLEDライトになります。10Wタイプもあれば20Wタイプの物もあり、複数個買って大型水槽に照らす人もいます。圧倒的な光量と調光で水草も色鮮やかに成長します。アマテラスだけでは使えないので通電できるスタンドと台座も用意する必要があります。GEXクリアLEDリーフグローEXよりも光量は高いですが、小型水槽にはオーバースペック感が否めません。
GEXクリアLEDリーフグローEXまとめ
自身のスタイルに合わせて買うべし
ボトル水槽を立ち上げる場合は、GEXクリアLEDリーフグローEXのようなスタンド一体型のライトで始めるのが良いでしょう。(デスクに使うようなライトではあまり育たないので要注意です。)
一方で四角い水槽を置くならその横幅にあったライトを選ぶのが良いですが、20cm以下の水槽は横長のLEDライトの種類が少ないのでリーフグローEXを選ぶのもありでしょう。
画像提供:緋作-Hisaku-