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テトラオーロの飼育|混泳と繁殖・寿命について

テトラオーロの育成

テトラオーロはカラシン科で体長が2cm前後にしかならない小型の熱帯魚になります。テトラオーロは臆病な性格なため、単独飼育はおすすめしません。6〜8匹からの飼育が理想とされ、温厚な魚同士での混泳が望ましいとされます。この記事ではテトラオーロの育て方、寿命や餌、混泳相性などを紹介しています。

目次

テトラオーロの特徴や寿命

テトラオーロの育成
テトラオーロの情報
分類カラシン目
カラシン科
学名Hyphessobrycon elachys
分布南アメリカ:パラグアイ川流域
別名ベールフィン・テトラ
大きさ2.5cm
寿命3~5年
育成難易度
温度24〜28度
水質6.0〜7.5
硬度2〜15
繁殖ばら撒き
参考価格250円〜

テトラオーロはどんな魚?

テトラオーロは3cmに満たない小型のカラシンで群れで泳ぐことを好む魚です。小型魚を食べてしまうような魚との混泳は絶対にできません。黒ぶちに飴色に輝くラインが特徴的でネオンテトラなどの色の主張が強い魚を避けたい人には向いているかもしません。

テトラオーロの飼育と繁殖

テトラオーロを購入したら

テトラオーロを購入した場合、ショップからの持ち帰りでも通販でも、まずは水合わせが必要です。水合わせとは飼育環境とショップなどでの管理環境における水質をできるだけ合わせることを指します。

水合わせの一例
  1. 購入してきた袋を水槽に浮かべる。もしくは同じ温度の水が入ったバケツに袋ごと入れて30分放置。
  2. 袋に2〜3ヶ所穴を開けて導入する水槽に浮かべてさらに30分。(穴の空いた面を水中に)
  3. 袋にハサミを入れて先程よりも水が混ざるようにする。さらに30分放置。
  4. 最後に個体を水槽にうつし、袋の水は袋ごと取り除く。(気にならなければ水も入れて良い)

上記は水合わせの簡易的な一例になります。PHをより正確に慎重に合わせストレスを軽減させたい場合は点滴法とってエアチューブを使って飼育水槽から購入した袋へ一滴ずつ水を送り込んで調和せる方法がおすすめです。

水槽への導入は最低6~8匹編成が望ましい

テトラオーロは臆病かつグループで過ごすことを好む魚のため、6~8匹はいないとストレスなどにより綺麗な体色に上が離ません。30cmキューブなら10匹以上で編成し安心した環境にするのが望ましいです。

飛び出し防止は必須

テトラオーロは中層〜上層を泳ぐ魚なため、急な物音や明かりでびっくり、その拍子で水槽から飛び出してしまう事故もあります。蓋をすることはもちろん、アクアフランジなどで蓋と水槽の隙間を無くす工夫も必要です。

テトラオーロの餌

  • ブラインシュリンプ
  • フレーク
  • 顆粒
  • 冷凍アカムシ

テトラオーロは基本的に雑食で餌選びに困ることはありません。1日に数回、食べ切れる量の餌を与えるのが理想ですが、給餌の頻度が上がるほど水槽の水が汚れるスピードが上がるため、管理が非常に大変なものになります。1日に1回でも育成上問題はありません。(たとえ1日1回の給餌でも3分程度で食べ切れる量にして下さい。)

テトラオーロは2cm前後の大きさなため、大きすぎる餌は食べたくても食べれない場合があります。フレーク系もすりつぶして細かくしてあげる事で全体に餌が行き渡りやすいです。

テトラオーロの繁殖とオスメス判定

テトラオーロのオスはメスよりも背鰭が長く、腹鰭も広く大きい姿となります。色合いもメスよりもオスの方が色濃くなる傾向にあります。照明を少し落とし目にし、水温もいつもより高めに設定することで繁殖が促進されると言われています。

テトラオーロと混泳しやすい生体

下層を泳ぐ魚との相性が良い

下層を泳ぐコリドラスなどは相性が良いです。壁に張り付くプレコ系もテトラオーロの脅威とはならないので混泳しても大丈夫です。

4cm以上の魚との混泳は注意

バジスバジスといった4cm以上の体長にもなる魚との混泳は危険です。1.5cm程度の成魚になっていないテトラオーロは最悪食べられる可能性もあります。また、サイアミーズフライングフォックスなどの中型で縄張り意識の強い魚とは驚異に感じストレスになる場合があります。

エビとの混泳は可

テトラオーロは雑食性でフレークやアカムシといった物をすすんで食べます。チェリーシュリンプでも生まれたてでない限りは捕食されることは滅多にありません。

テトラオーロの死ぬ原因と病気

テトラオーロの体色が白くなったら?

テトラオーロは購入時の輸送によるストレス、新環境で落ち着かないストレスによって体色が薄くなる場合があります。体色が薄くなる現象はテトラオーロに限ったことではなく、他の魚でも起こる現象です。早ければ30分程度で色が戻る場合もあれば、数時間経たないと色が戻らない場合もあります。

導入時以外で体が白い場合は体調不良や何かの病気のシグナルの可能性があります。注視し、泳ぎ方がおかしかったり鰭に異常がある場合は塩浴や薬浴をするために隔離をしましょう。

テトラオーロの死ぬ原因

テトラオーロはストレスによる急死や病気による弱体化による死が発生することがあります。以下の病気は熱帯魚が罹りやすい病気なので参考にご覧ください。

白点病

見た目は身体に白い点が増えていく病気です。寄生虫が原因で水槽内の魚への繁殖力は強いです。導入時に合わせて水槽内に唐辛子を入れておくと初期治療や予防ができ、水草にも影響がないためおすすめ。気になる場合はヒコサンZやアグテン、メチレンブルーで1週間別水槽で薬浴してから水槽に加えるのが最も安全。

尾ぐされ病

ヒレがバサバサとボロボロになっていく病気。魚の風邪とも言われるくらい発症しやすい病気でもあります。塩浴をすると悪化するので注意。適度な水換えをしつつ放置しておいても治りますが、気になるようなら隔離水槽でヒコサンZなどを使って薬浴しましょう。

初心者でもできるテトラオーロ飼育の流れ

STEP
飼育環境を用意する

ブラックネオンテトラの飼育に適した水槽や道具を準備します。その後、カルキ抜きした水を水槽にセットします。水温やレイアウトにも気をつけると良いでしょう。

STEP
水合わせをおこなう

購入したばかりのブラックネオンテトラをすぐに飼育水槽へ入れるとPHショックを起こす可能性があるので、必ず水合わせをおこなうようにしましょう。

STEP
餌を与える

ブラックネオンテトラには顆粒やフレーク、赤虫などを与えます。餌を与えすぎると水質が悪化して病気や死亡のリスクを抱えるので注意が必要です。

STEP
水換えをおこなう

1週間に1回は水換えをおこなうようにしましょう。水換えをしないでおくと病気になるリスクが上がり、尾ぐされ病や白点病になる可能性があります。

テトラオーロの育成まとめ

テトラオーロはネオンテトラといったメジャーカラシンと比べると落ちる気のある色合いが特徴。黒ぶちが一番目立ちますが、飼い混むほど体色が飴色に輝く姿から人気の高い魚です。大きさも小さいので小型水槽からもでも飼育が可能、初心者でも育てやすい品種なので水槽に導入してみては如何でしょうか。

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