バイコムスターターキットの評判と使い方【使ったら神商品シリーズ】
バイコムは水槽の立ち上げを即座に行える添加型のバクテリア剤。使用すると水の透明度が上がり、苔の発生の抑制なども行える優れもの。使用方法も簡単で初心者でも使いやすいのが特徴。本記事ではバイコムスターターキットを実際に使ってみた感想や使用者の割合、使い方などを紹介しています。また、バイコムをコスパ良く初めてみる方向けにおすすめの組み合わせをまとめているので参考にご覧ください。
バイコムスターターキットの評判
使用しているアクアリストは多い
バイコムってなんだろう?と思うユーザーも一定数いますよね。筆者もSNSでよく見かける言葉でしたが水槽の立ち上げから管理まで一通りできるし、アンモニア、亜硝酸、硝酸除去剤は必要ないかなと思っていました。
今回はそんなバイコムのレビュー記事ですが、バイコムを実際に使用している人は何人いるくらいいるのかTwitterで簡易的にアンケートを実施してみました。
全部で94票集まりました。約2人に1人はバイコムを使ったことがあるという回答になりました。結構多くね?
バイコムスターターキットはコスパが悪い
バイコムスターターキットはピンクのバイコム(21PD)と青いバイコム(78)、硝化菌10mlが同封されています。水槽に入れる際は青いバイコムがピンクのバイコムの5倍の量を入れる必要があり著しい偏りが生まれます。
そのため、大きい水槽を管理している人ほど青いバイコムが必要となり、買い足しをし続ける構図が生まれます。「水換え毎に入れる」か、「1週間に1回入れる」が理想なので使用を続ける場合コスパはかなり悪いです。
幅60×奥行30×高さ23の水槽 | |
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1週間に1回水換えをする場合 | 水量約30L |
バイコム78使用量 | 60ml |
バイコム21PD使用量 | 12ml |
1か月の消費量と金額 | |
バイコム78 | 240ml |
955円〜3497円 | |
バイコム21PD | 48ml |
297円〜1680円 | |
合計 | 1252円〜5177円 |
バイコムの購入サイズによって金額が異なるため幅が広いですが、1番大きい容量を購入したとしても1ヶ月で1200円ほどかかるので使い続けるのにコスト高であることは明白。
というかバイコム21PDは商品として250mlまでしか販売しないあたり、商売上手というか、いやらしいですよね。スターターキットの21PDの量も比率を合わせて容量を減らし金額も抑えてくれたら良いのにと思います。
バイコムスターターキットのおすすめの組み合わせ
バイコムスターターキッドは先述したようにピンクと青で比率が異なります。そのため、「1ヶ月試してみたい!」など期間を設けて試す方はスターターキットと青いバイコムを単体で購入した方が良いです。例えば先述した60cm規格の水槽なら
1か月の消費量 | |
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バイコム78使用量 | 240ml |
バイコム21PD使用量 | 48ml |
上記の量が必要になるため50mlのバイコムスターターキットと青いバイコム110mlを2つ購入した方がお得です。(販売店によっては250mlの方が安い場合がある)
バイコムスターターキットの効果は?
コケ防止にも役立つ
立ち上げ時は硝酸塩が出るタイミングで茶ゴケが発生しやすいですが、バイコムを使用して立ち上げた場合、茶ゴケが出ませんでした。普段立ち上げ後の茶ゴケに悩んでいる人は試してみる価値ありです。
また、普段からコケに悩んでいる人も使用をおすすめ。オキシドールやAPTといったコケ除去剤を使用し苔の撲滅を図るも、水草へのダメージが強く断念した水槽でもバイコムを使用することを前提に3週間ほど換水などの管理を行ったところ、糸状コケを除去することに成功しました。(上記の写真はバイコム添加に加えてトリミングによるリセットも実施)
水替えの頻度が落ちるくらい安定
バイコム使用時と未使用時では水槽の透明度を維持する期間に明らかな差がありました。特に茶ゴケが発生しやすい水槽では水質が安定するのかガラス拭きをしなくても良いほどに。水草水槽では1週間に1度で良い水槽もうっかり2週間放置しても苔の生えるスピードが遅く感じます。
バイコムスターターキットの使い方
振って混ぜ合わせる
バイコムは購入時だいたい内容物が沈下している状態です。説明書によると30分で沈下するようです。(確かに沈下は早い)振って混ぜ合わせて使うのが効果的なのでシェイクシェイク!
シリンジで正確に入れよう
バイコムスターターキットの使い方は簡単です。自身の水槽の水量に合わせて入れるだけ。10Lに対して青は20ml、ピンクは4mlを覚えましょう。蓋で計りよりシリンジを100均やアクアショップで購入して活用した方がサイズ別に入れやすくておすすめです。
バイコムスターターキットの評価まとめ
意外と利用している人は50%台と高めな印象を受けました。カルキ抜き以外でも水槽に何か入れるという考えがある人がこれだけ居るという事にもなります。
ランニングコストは高いので学生やお小遣い制の方はちょっと厳しいかもしれません。ですが、水質の安定などを考慮するとやはり試す価値はあるので、世界水草レイアウトコンテストに出す水槽や数ある水槽の中でも特段力を入れている水槽に使用するといった制限付きで使用してみては如何でしょうか?