クリプトコリネウェンティーリアルグリーンの育て方や特徴を紹介!その他のウェンティーグリーンとの違いは?
クリプトコリネウェンティーリアルグリーンは初心者からでも水草レイアウトに用いられることが多いサトイモ科の植物です。環境が整えば仏炎苞という水中花を咲かすのでコレクション性も高い水草となっています。また、co2なし、光量少なめでも育つ水草なので育成は容易。この記事ではクリプトコリネ・ウェンティーンリアルグリーンの活着方法やレイアウト、トリミングの仕方などの育て方全般を紹介しています。
クリプトコリネウェンティーリアルグリーンの特徴
クリプトコリネウェンティーリアルグリーンの情報 | |
分類 | サトイモ科 クリプトコリネ属 |
学名 | Cryptocoryne wendtii realgreen |
別名 | ウェンティーハイブリット |
大きさ | 5〜20cm |
育成難易度 | ★★・・・ |
成長速度 | 普通 |
レイアウト配置 | 中景 |
水温 | 20〜26度 |
水質(pH) | 6〜7.0 |
硬度(GH) | 0〜3 |
二酸化炭素(CO2) | なくても育つ |
光量/照明 | 弱くても良い |
増やし方 | ランナー 差し戻し/株分け |
参考価格 | 800円〜 |
ウェンティーリアルグリーンは初心者でも育てやすい
クリプトコリネ・ウェンティーリアルグリーンは強い光量を求める水草でなく、co2もなくても現状キープが可能な初心者でも育てやすい陰性水草です。食べられにくい水草なので金魚がいる水槽にも入れやすいです。(無加温飼育とは相性が悪い)
ウェンティーグリーンとの違い
クリプトコリネ・ウェンティーグリーンとウェンティーリアルグリーンは葉の色と葉の大きさに違いがあります。リアルグリーンの方が明るい緑をしており、茶色になることもあまりありません。
ウェンティーグリーンゲッコーとの違い
ウェンティーグリーンゲッコーの方がやや小さめで前景で使えるかそうでないかという違いが現れ始めます。また、グリーンゲッコーも茶色が出やすいのに対しリアルグリーンは鮮やかな緑のままのことの方が多いです。
丈夫でco2なしでも育つ
クリプトコリネ自体は陰性水草の代表格。クリプトコリネウェンティーリアルグリーンもco2なしでも維持することは容易です。ただ、増やしたい、綺麗な状態に仕上げたい場合はco2があった方が良いです。
クリプトコリネ・ウェンティーリアルグリーンの育て方
クリプトコリネ・ウェンティーリアルグリーンは活着しません
クリプトコリネ・ウェンティーリアルグリーンは活着根がないので活着はしません。流木や石に巻き付けて植えることはできますが、調子を崩してしまう可能性が高いのでおすすめはしません。
クリプトコリネ・ウェンティーリアルグリーンの必要光量
水槽規格 | まぁまぁ育つ | 十分育つ |
30cm | 300〜500lm | 588〜1,176lm |
45cm | 750lm〜1000lm | 1,500〜2,000lm |
60cm | 1000lm〜2,000lm | 2,550〜3,000lm |
主な基準参考商品:リーフグロー、suisaku300~、KOTOBUKIツイン、GEXパワーⅢ、アクロtriangle
クリプトコリネ・ウェンティーリアルグリーンは陰性水草のため高い光量は必要ありません。ただ、極端に暗すぎるとせっかくのライトグリーンが苔に覆われて汚くなってしまったりします。
クリプトコリネ・ウェンティーリアルグリーンに二酸化炭素(co2)は必要?
co2がある方が成長は促進されるため、比較的早くランナーを伸ばしてくれます。冒頭で書いたように綺麗に見せる、増やす、どちらの側面で見てもco2はあった方が良いでしょう。
クリプトコリネ・ウェンティーリアルグリーンの床底、肥料
クリプトコリネ・ウェンティーリアルグリーンは成長が緩やかな品種がほとんどです。したがって大磯砂でも十分育ちます。肥料は液肥よりか固形肥料の方がコントロールはしやすいでしょう。
クリプトコリネ・ウェンティーリアルグリーンの増やし方
クリプトコリネ・ウェンティーリアルグリーンはランナーで増えていく水草です。放っておいても増えていきますが、増殖を促進させたいなら葉2枚ほどある部分のランナーを切断しましょう。もっさりし過ぎたら一度抜いてから根の部分を切り離して植え直すのが良いでしょう。
クリプトコリネ・ウェンティーリアルグリーンのトリミング
茂ってくるとどこから切ったら良いか分からなくなるものですが、優先すべきは古い痛んだ葉から根元を目印に切り落としましょう。痛んで穴が空いていたり、かけてしまっている、溶け始めている葉も落としていきましょう。放っておくと全体が枯れてしまいます。