熱帯魚が死んだらどうする?土に埋めない方が良い理由やみんながしている処分方法
熱帯魚はペットジャンルの中でも死ぬ確率が高いものです。水中管理だからという理由もありますが、超小型である、外来種である場合がほとんどなど様々な要因が絡みます。
そんな飼育している熱帯魚が死んだら、みなさんはどうしますか?小さい頃に生き物が死んだら土に埋めるなど、学校や家庭で教わったかもしれません。しかし、全てがそれに当てはまるとは限りません。今回この記事では熱帯魚が死んだらどうする?問題について解説していきます。
熱帯魚はそもそも何なのか
観賞魚は基本的に外来種
熱帯魚はインドネシアなど暖かい国から輸入されていることが多い外来種。国内で繁殖された個体も売られているのが普通になっていますが、元々日本には存在しない品種なため、外来種となります。
外来種の放出は環境破壊になる
近年、「池の水を全部抜いてみた」のような番組で外来生物が釣り上げられて問題視されています。問題視されている背景には国内の在来種が駆逐されてしまうからです。
小さな生き物でも繁殖していけば、それよりも小さな微生物を駆逐したり、環境を汚したりすることで結果的にその周りにいる大小関係なく種に深刻なダメージが及んでしまうのです。したがって、どんな外来種も一般家庭外に放出するのを禁じているのです。
外来種の死骸も放出してはいけない
環境省によると外来生物は輸入の際に空港、または港で特定の病原体が混入しないように緻密な検査が行われているため、土に埋めたからと言って生態系への大きな影響はないと判断しているそうです。
しかし、大小限らず、本来日本にはいない生物の死骸にある成分から埋めた周辺の草花が変色したり、上手く育たなくなった事例は少なからずあるようです。
自宅の庭なら良いですが、マンションの共同敷地や公園、土手などには極力埋めないようにしましょう。大型生物の埋葬となると、野良猫や野鳥などに掘り起こされてしまう場合があるそうです。
以上のことから外来種の死体、つまり熱帯魚の死骸も安易に埋葬することは避けた方が良さそうです。
熱帯魚が死んだらどう対応する?
結局のところ熱帯魚が死んだらどうするべきか?解決案をご紹介していきます。
他の生き物に食べさせる
残酷と受け取る方もいれば、自然の摂理に任せると捉える方もいれば…という感じです。水槽内にエビがいれば、死んだ熱帯魚は率先して食べられてしまいます。
「気づいたらネオンテトラが1匹減っていた」という場合は、あなたが知らぬ間に死んでしまい、エビが食べてしまったなんてこともよくある話です。エビが食べて害はないので、放置して餌にしてしまうのも一つの手でしょう。
敷地内の庭に埋める
古くから死骸などの有機物は肥料になると言われていますが、草木と相性が悪いと変色したり枯れてしまう場合があります。埋める場所はできるだけ家庭菜園をしている所は避けた方が良さそうです。ちなみに大型熱帯魚になると30年以上、土に還らないケースもあるので要注意。
燃えるゴミに出す
ペットをゴミに出すのは非常に心苦しいと思います。しかし、他の魚やエビに食べて貰うことができず、敷地内に埋めることも出来ないのであれば、燃えるゴミとして出すしかありません。
敷地外への処分は犯罪になるかも
廃棄物処理法では「動物の死体」も含まれており、動物の死体は適切に処分するよう言われています。(病害虫や感染症の発生を避ける目的があるため。)
また、公共の利益に反する形で死体を捨てた場合、軽犯罪法に触れる可能性があります。(川に死体を流したり、公園に埋めたり、公園のゴミ箱に捨てたりすること。)
以上のことから熱帯魚が死んだ場合の処分は家庭内で完結させるようにしましょう。
熱帯魚が死んだらどうする?まとめ
— ゆう🌱Aqua (@YhAqua) December 22, 2020
熱帯魚が死んだらどうする?実際に70人にアンケートを取ってみました。ほとんどのユーザーが敷地内に埋めるか、ゴミ箱行きのようです。
筆者も基本的に放置してエビに食べさせてしまいますが、エビが食べてくれない場合は病変があると考察してゴミ箱へ捨ててしまいます。(埋めてあげれる場所があれば埋めてあげたいですが…)