30cm水槽を立ち上げてみた!初心者おすすめレイアウト
水草水槽を30cm水槽で立ち上げた時の必要な道具や水草、初心者でも簡単にできるレイアウトについてまとめています。この記事の手順通りに必要な材料や水草を揃えて配置、植え方を真似すれば似たようなレイアウトが簡単に出来てしまいます。参考にご覧ください。
30cm水槽完成時のレイアウト
基本情報 | |
水槽スペック | GEX 30cm×20cm×25cm |
ソイルなど砂底 | JUNプラチナソイル |
フィルター | GEXメガパワー2045 |
照明器具 | JOOCII |
二酸化炭素 | あり(1滴/2秒) |
点灯時間 | 7時間 |
水換え | 立ち上げ時:2日に1回25% 1か月~ :1週/2回20% |
30cm水槽を立ち上げる前に
事前に準備する物
準備した道具 | |
ニューラージパールグラス | アヌビアスナナ 2株 |
プラチナソイル4L (スーパーパウダー) |
ラプラタサンド (化粧砂) |
黄孔石(Sサイズ)9個 | 使い古した流木 |
30×20×27cm 水槽 | 30cmのLEDライト |
co2添加装置 | エアーレーション |
今回使用した水槽はGEXの30cm水槽です。(奥行20cm)価格はアクアショップで税込約2600円ほど。
フィルターについて
今回採用したフィルターはGEXのメガパワー2045です。奥行17cm水槽だと狭さを感じるかもしれませんが20cmなら違和感なく設置できます。
LEDライトについて
LEDライトはJOOCIIというメーカーの物を使用しています。2000円で購入できる上に、しっかり3色灯を採用とかなりクオリティが高いです。※30cmのLEDライトで最も安い商品です。光量はGEXパワーⅢと比べれば若干落ちますが、アヌビスナナが十分育った経験があるので今回も採用しました。
水換えについて
立ち上げから2週間の間は、2日に1回の頻度で25%程の水換えを行います。この時、ガラスも軽く拭き取ります。2週間目にもなると肉眼では確認できない苔もメラニンスポンジにはついている事があります。
大きい水槽であれば水草が成長し始めた時期で水換え頻度を落としますが、今回は規模が小さいので水換え頻度はあまり落としません。ガラスについた苔、水の色を伺いながら1週間に2回を目安に20%程度の水換えを行っていきます
絨毯をメインにした水槽に
水槽はそこまで大きくないので、あまり色々な物を入れると維持が厳しくなります。
▲雑なラフ画…
今回は凹レイアウトを考慮しつつ、水草絨毯が映えるレイアウトにしていきます。
ソイルを濡らしながら敷いていく
本来仕切り板があれば良いですが、今回は面倒なので、濡らしながら敷き詰めて行きます。都度、敷くことによってソイルによる崩れを防ぐことができます。まずは以前に使用していた砂利を敷き詰めて底上げを行います。その後、ソイルを入れていきます。
▲使い回した砂利はバクテリアの定着として使える
化粧砂も手前につめる
化粧砂はあくまで見た目として使用するので、ソイルの崩れ防止として少しだけ注入します。その後は、再び使い回した砂利を敷き詰め、底上げを行います。敷いたソイルが5cm以上になったところで、最後に化粧砂を上からもう一度敷き詰め、土台は完了です。
石組みを配置してから水草を植える
石組写真を撮り忘れました。
事前に石や大きい水草、流木を配置してからでないと、前景水草の光がどのように当たるか想像しづらいです。
の順に配置していくのが理想です。
今回植える前景水草はニューラージパールグラスです。培養カップのものを植えるので、寒天を取り除いて植える準備をします。
水草は全体の9割を埋め込む
前景水草の共通点とも言えますが、思い切って全体の9割を埋め込みます。想像以上に埋め込むのがポイントで、葉が少し見える程度でOK。
▲割と大きい塊を埋め込みます。
▲先ほどの画像の量を埋め込んだ様子。
エビやプレコがいじってもなかなか抜けることはなく、2週間ほどで全体に伸びわたっていきます。逆に根っこの部分だけ植えた形だと、抜かれやすく、根付きも良くありません。
注水後のエアレは必須
エアーレーションは立ち上げ初日には大事です。初日から二酸化炭素を付与を行うとバクテリアが死滅し油膜発生などの水質悪化を生みます。
2日くらいはやっても問題ないかと思います。人によって差はありますが、私は2日目あたりから昼夜のスイッチに切り替え、二酸化炭素添加を行います。
生体を入れるタイミングについて
立ち上げから1週間は入れない
私の場合、立ち上げから1週間の間はエビだろうが、貝だろうが入れません。水草のみにし、しっかり育つ環境を整えてあげます。生体が入ることで水草が摘まれてしまったりダメージを受ける事が発生しがちです。そういったことの回避もそうですが、エビや貝などの生き物が過ごしやすい環境下に整えてあげる意味も含まれています。
立ち上げ2〜3週間目に観賞魚を入れる
立ち上げから2週間もすれば水草は光合成を始めるくらいになっていることと思います。また、水質が非常に良ければ水が輝いてるように見えるはずです。
水質状態の目安
非常に良い | 水が輝いてる |
良い | 透明感がある |
普通 | 濁りもなく普通 |
あまり良くない | 少し黄色味がかかる |
悪い | 苔だらけ、油膜が発生 |
1ヶ月は入れないという方もいますが、2週間目から観賞魚を入れても問題はないと感じます。
30cm水槽立ち上げから様子
立ち上げから1週間
立ち上げから1週間経過した様子です。深く植え込んだニューラージパールグラスがソイルに馴染み、自力で葉を出す様子が見て取れます。ストック水槽がない関係でエビとラミノーズテトラを入れていますが、本当は2週間程度経ってからの方が水草がしっかり根づきます。
立ち上げから3週間目
立ち上げから3週間後の様子です。ニューラージパールグラスが完全に根づき徐々に広がりを見せ始めたところです。アヌビアスナナも新芽が出始め全体的にかなり良好です。ガラス面にはまだ苔は付着していません。
立ち上げから1ヶ月 ねすこん参加
立ち上げから1ヶ月後の様子です。ニューラージパールグラスの絨毯化が始まっています。また、アヌビアスナナの成長が活発化になり新芽がかなり多く生えました。
絨毯化を促進させるためにニューラージパールグラスを真上からハサミを入れ、ランナー(根)増加を狙います。
Twitter上で展開される30cm水槽を対象にしたレイアウトコンテストにエントリーしました。「ねすこん」に関しては下記の記事を参照してください。
立ち上げから1ヶ月1週間
さらに1週間立つと驚異的なスピードで絨毯化に。先週に行ったハサミ入れが功を奏したようです。ソイルの栄養を一気に使い始めるので、イニシャルスティックなどの埋め込み方肥料を投入します。
立ち上げから1ヶ月2週間
立ち上げから1ヶ月2週目の様子です。水槽両サイドのニューラージパールグラスの厚みもかなり出てきました。まだ厚みを出すために、トリミングではなく、真上からのハサミ入れでランナー増加を図ります。