ミクロソリウムの活着に接着剤はいる?ミクロソリウムの種類や育て方
ミクロソリウムは中景に用いられることが多いシダ系の水草です。いくつか種類がありレイアウトのよって種類を分けて選ぶことができます。co2なしでも育つ水草としても有名で初心者でも育てやすい一面があります。この記事ではミクロソリウムの増やし方や活着・トリミングの仕方などの育て方を紹介しています。
ミクロソリウムについて
ミクロソリウムの共通情報 | |
分類 | ウラボシ科 ヌカボシクリハラン属 |
学名 | Microsorum〜品種 |
別名 | ミクロソラム ミクロソリム |
育成難易度 | ★★・・・ |
成長速度 | 普通 |
レイアウト配置 | 中景 |
水温 | 20〜26度 |
硬度(GH) | 0〜6 |
二酸化炭素(CO2) | なくても育つ |
光量/照明 | 弱くても良い |
増やし方 | 株分け 葉に着いた子株の切り分け |
参考価格 | 種類による |
ミクロソリウムは葉の裏から子株が出る
ミクロソリウムはウラボシ科の水草でシダの系統である植物です。ウラボシというのは葉の裏に胞子のう郡ができる姿を星に見立ててウラボシ科と呼ばれるそうです。そう、ミクロソリウムは葉の裏に胞子のうをつけ子株を増やしていくタイプで増やすのは容易なのです。
丈夫でco2なしでも育つ
ミクロソリウムは陰性水草の代表格。高い光量もいらず、co2もなくたって比較的キレイに維持することができます。水槽に水草を入れてみたいと思う方に導入としておすすめできます。
小さい水槽にも入る
さすがに大株のミクロソリウムは小さい水槽に入れることはできませんが、小株なら小さい水槽に入れることも可能です。初めて作るボトリウム(ボトルで作る水景)にもおすすめできます。
ミクロソリウムの活着方法は?
ミクロソリウムは活着しやすい水草
ミクロソリウムは活着しやすい水草ですが、緩やかに成長するタイプなので接着剤を使ってしまった方が立ち上げ時や後のメンテは楽だったりします。アクアメーカーから出している接着剤を使用することをおすすめします。
テグスで活着させても良い
立ち上げに面倒なだけであってテグスで活着を狙ったって問題ありません。しっかり巻き付けないとミクロソリウムのコケを取っている時や活着物ごと水槽から取り出してメンテナンスする時等に解けてバラバラになる事があるので注意。モスコットンはちぎれやすくエビにも食べられやすいのでおすすめしません。
ミクロソリウムの種類
ミクロソリウム・プテロプス(ソードリーフ)
ミクロソリウム・ウィンディロフ
ミクロソリウムsp・トライデント
ミクロソリウム・ナローリーフ
ミクロソリウム・セミナロー
ミクロソリウムの育て方
ミクロソリウムの必要光量
水槽規格 | まぁまぁ育つ | 十分育つ |
30cm | 300〜500lm | 588〜1,176lm |
45cm | 750lm〜1000lm | 1,500〜2,000lm |
60cm | 1000lm〜2,000lm | 2,550〜3,000lm |
主な基準参考商品:リーフグロー、suisaku300~、KOTOBUKIツイン、GEXパワーⅢ、アクロtriangle
冒頭でも紹介しましたが、陰性水草のため高い光量は必要ありません。ただ、極端に暗すぎると葉が溶け始めたり、苔が着きまくるなどの弊害が起きる場合があります。
ミクロソリウムに二酸化炭素(co2)は必要?
現状維持を目的とするなら二酸化炭素(co2)はなくても問題ありません。ただ、成長速度が遅いため、活着や株分けを目的に見据えるならあった方が良いでしょう。
ミクロソリウムの増やし方
ミクロソリウムは放って置いても葉の裏に黒いブツブツをつけ始めます。黒いブツブツは時間が経つと根が出てきて小さな芽もつけます。このブツブツは葉からブチッと取れます。これで株分け完了です。他には親株の根元を素手やハサミで両断しても株分けできます。
ミクロソリウムのトリミング
基本は根元から切る
ミクロソリウムの葉を途中から切れば平らな状態(切り口)が目立ちますね。ミクロソリウム・ナローリーフのように茂っているタイプであれば目立ちませんが、ミクロソリウム・プテロプスのような葉の幅が厚いタイプは目立ちます。したがって葉の途中から切るのではなく、根元から切るのが無難と言えます。
切ったところが溶け始めたら
ミクロソリウムの切り口から溶け始め(透明になり始める)たら根元から切り落としましょう。そのまま溶けて言って株自体がダメになる場合があります。切ったところでなく、単純に透明になり始めた箇所がある場合は広がらないように切ってしまいましょう。
ミクロソリウムまとめ
ミクロソリウムはビニール袋に少量入って株売りされていることが多々あります。初心者におすすめ!として販売されていることも多く最初の水草として選んだこともある人もいるのではないでしょうか?ミクロソリウムはレイアウトのワンポイントとしても用いやすいので、その点では初心者上級者問わずに指示があります。
ミクロソリウムと見た目が似ている水草としてボルビティスヒュディロティがあります。そちらも茂ったレイアウトを作りたい人におすすめです。