メダカの卵が白い理由と白くなる原因や白い膜/白いもやもやの正体
メダカの卵が白い理由には無精卵であるか、死んでしまったか、水カビが付着してしまったか、色素として白いのかの4つに振り分けて考えることができます。
メダカの卵が不自然に白いと感じたときは触ってみて、すぐに潰れるならダメになった卵なので水槽から除去しないと他の卵にも悪影響を与えます。
無精卵の卵は元からダメな卵ですが、生きている卵でも途中で死んでしまうことがあります。少しでも生存率を上げるには白カビから守る方法や死んでしまう原因を減らす方法を知るべきです。
メダカの卵が白い理由と原因
メダカの卵が白い理由と原因にはネガティブな理由とポジティブな理由があります。
メダカの卵が無精卵
メダカの卵が白い理由の1つとして代表的なのが「無精卵だから」という理由が挙げられます。
しかし、白いと言っても無精卵は白く濁った卵であって、透明感のある白い卵は有精卵である可能性が残されています。
メダカの卵が死んだ
最初は透明、黄色、オレンジ色、黄金色であってもメダカの卵は死んでしまうと白く濁っていきます。
メダカの卵を死なせたくない人は、水質、水温、日照時間に注意が必要です。また、特に注意しなければならないのがカビの付着です。
メダカの卵にカビが生えた
メダカの卵はカビが生えやすいことで有名です。
メダカの卵にカビが生える原因は、メダカの卵が死んでる場合や、メダカの卵がカビの繁殖力に負けてしまうという事が挙げられます。
他にはメダカの卵を別の容器に移した時にカルキ抜きだけしてバクテリアが繁殖していない環境では、水カビが発生しやすく、メダカの卵がカビ被害にあいやすいです。
メダカの卵を水カビから守るにはカルキ抜きをしていない水を使用するか、薄めたメチレンブルー水溶液に漬ける必要があります。
メダカの色素が白寄りだから
メダカには4種類の色素細胞があり、白、黒、黄、虹色に分けられます。卵の色は健康な個体(色素細胞)から影響を受けるため、有精卵なら透明色、黄色、オレンジ色、黄金色になります。
メダカの品種が白を軸としているなら色素細胞の関係で透明寄りの卵になります。卵を見て黒いポツポツ(目玉)が確認できれば成長を見守りましょう。
触ってみて固ければ生きていますし、すぐ潰れるなら死んでる証拠です。死んでる卵は飼育容器から取り除いて水質悪化しないようにしましょう。
メダカの卵が白く変化していく原因
メダカの卵が透明や色がついている卵だったのに白くなってしまった原因は、死んでしまったことが挙げられます。
死んでしまう原因としては水質環境によってカビが生えてしまったことや、単純に個体として生き延びることができなかったことが挙げられます。
死んでしまう原因と対策
発見した時に白く濁っている卵は無精卵と判断することができます。しかし、時間経過で有精卵と思われる卵が死んでしまうと白く濁ってしまいます。
死んでしまう原因には以下のことが考えられます。
- カビが生えて死んでしまったケース
- 個体としての生存力が低かったケース
- 酸欠で死んでしまったケース
- 水温が低すぎて死んでしまったケース
- 水温が高すぎて死んでしまったケース
白く濁った卵が元の状態に戻ることはないため、破棄するしかありません。白く濁ってしまったメダカの卵を取り出して破棄しないと水質が悪化して他の卵もダメになる可能性があります。
メダカの卵を死なせないための対策
メダカの卵をできるだけ死なせないために飼育者ができることは、カビが生えない水質に整える、酸欠にならないようにエアレーションをする、水温は25度〜26度を一定に保つといったことが挙げられます。
カビが生えてしまったから
先述したようにメダカの卵は死んでしまうと白く変化します。
しかし、メダカの卵にカビが生える原因は死んでしまったからカビが生えるパターンとメダカの卵が弱ることでカビが生えてパターンがあると考えられます。
カビが生えないようにする対策
メダカの卵が死んでしまわないようにエアレーションをしたり、水温を25度程度に整えることは大切ですが、カビが生えない環境を作ってあげることも大切です。
カビが生えない環境を用意するのは簡単で、メチレンブルー水溶液を希釈した水を使用するか、カルキ抜きをしない水道水を使用するかになります。この2つはすぐに実践しやすいのでメダカの卵を隔離した時から取り入れるべきです。
また、メダカの卵には「付着糸」がついています。付着糸を放置するとカビがつきやすくなってしまうので、メダカの卵を一度水中から取り出し、ティッシュや手のひらの上で転がすことで簡単に取ることができます。
卵を転がした時に簡単に潰れてしまう卵も無精卵なので、この時に分別してあげると水質の悪化を防ぐことができます。
メダカの卵についた白い膜やもやもやの正体
菌(サプロレグニア)が原因
メダカの卵についた白い膜やもやもやの正体は水カビです。水槽内で発生する水カビの原因はサプロレグニアといったミズカビ科の菌が原因で発症します。この菌は水槽内に常に存在するものです。
魚の生きられる環境では、根絶することは叶いませんが、メダカの卵の状態の時はメチレンブルー水溶液やカルキが残っている水道水を使うことでカビが生えることを防止できます。
水カビ病は治らない?
水カビは植物のように宿主の体へ根を張って生き、栄養を吸収して死に追いやります。魚の浸透圧を調節する機能も破壊していくため、結果として途中で宿主である魚が死んでしまうという流れになります。
つまり、メダカの卵の場合、一度水カビがついてしまうと治すことはできないと思って良いでしょう。
メダカの卵が白いで検索する人によくある質問
- メダカの卵が白い原因は?
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メダカの卵が白く濁っている場合は死んでしまっている、カビが生えている、無精卵の3つのパターンが考えます。白く濁った卵は潰れやすい特徴もあります。ダメになった卵は水槽から取り除き捨てましょう。白く濁る対策は「」をご覧ください。
- 透明なメダカの卵は?
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メダカには4種類の色素細胞があり、白、黒、黄、虹色に分けられます。卵の色は健康な個体(色素細胞)から影響を受けるため、有精卵なら透明色、黄色、オレンジ色、黄金色になります。メダカの品種が白を軸としているなら色素細胞の関係で透明寄りの卵になります。卵を見て黒いポツポツ(目玉)が確認できれば成長を見守りましょう。詳しくは「メダカの卵が白い理由と原因」をご覧ください。